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2018.07.17

歌の話

いつもレッスンのときには生徒さんが何か発見していってもらえると良いなぁと感じながらレッスンを行っています。

今日はボーカルの生徒さんの話、体験レッスンを受けて半年間悩んで入ったという真面目で努力家タイプの生徒さんです。半年前に入った時は腹式呼吸が何なのか、お腹に力を入れるということがどういうことなのかも全くわからない状況で入って来られました。

腹式呼吸は皆さん普段から自然にしているものなのですが、いざ「してください!」と言われても出来ない人は多いです。なぜかというと別に腹式呼吸が出来なくても生活が不自由になることはないため腹式呼吸が何なのかを生活の中で意識することがないからです。意識せずにしていることを意識してするのって意外に難しいんです。

ちなみに腹式ができなくても歌が歌えないことはありません。ただ胸式で歌ってしまう方は、

・なんか声が棒読みっぽい
・のっぺりとした歌しか歌えない

という悩みを持ってしまう方が多いです。

その生徒さんはまさに典型的な胸式タイプでリズムも音程も平均的にはとれるのですが何か気に入らない・・・と悩んでいたようです。

ボーカルはギターやキーボードなどの楽器と違い、もともとある程度は歌えるところからスタートすることになります。
これが楽器だと、まず音を出してみるという基本中の基本から始まるのですが、歌はなまじっか歌えてしまう分、基本をやり直すのが難しいと思われます。特に自分ひとりで何かしようと考えるとかなり難易度があがるかと思います。

ボーカルはそういった意味では「習う」というよりも最初は「修正する」といった概念の方が理解しやすいかもしれません。

知らない外国語を習うのと、慣れ親しんだ日本語の言葉遣いを治すのに近いと考えると難しさのタイプが違うのはわかっていただけると思います。

そんな生徒さんもようやくお腹から声を出すということがどういうことなのかわかるようになってきました。声量も初期に比べると5割ほど増しているように感じます。生徒さんも「カラオケに行くと以前よりも声が出るようになったように感じます」と言って感謝されるのは講師冥利に尽きます。

楽器が弾けないのと違って歌が上手く歌えないのは悩みになりやすいので少しでもお役に立てていれば嬉しいですね。

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