今日の生徒さんはギターで作曲をしている方で最近曲をつくると毎回似たような曲になってしまうとのこと。
大体作曲をはじめて10曲~20曲目くらいででる症状です。
最初につくる曲はどちらかというとなんとか曲としての体裁を保っている程度の状態が多いのですが、5曲目くらいともなると曲を作るコツもだいぶ分かってくるのですが10曲前後くらいから、スランプになる方が出てきます。
理由は簡単で引き出しがないのです。
例えばどんなにおしゃれな人がいても洋服ダンスに服が上を下が各2~3着くらいしか無ければどれだけ他のアイテムなどを使いまわしてもせいぜい6~10パターンしか着回せないでしょう。
これは服が足りないからです。一般的な言い方をすれば「引き出しがない」ということになります。
それも踏まえてその生徒さんの今までの曲を分析しました。
この「分析」という行為は壁にあたった時にとても大切です。これにより今までの曲のパターンが見えてきます。
分析の結果、生徒さんの曲は
・主に8分だけで作られている
・表に休符がくることはない
・リズムパターンが数通りしかない
・メロディーラインもパターン化している
ということがわかりました。
こんな場合はまずは作曲よりも何よりもリズムパターンの引き出しを増やすトレーニングをしなくてはいけません。
「◯◯さん、今からドレミファソラシドという音階を順番を変えずにリズムだけでCのコードで歌ってもらっていいですか?」
生徒さん:「あっはい。。。じゃあ・・・ドーレーミーファードーラーシード」
僕:「それだと全部4分の等間隔なのでワンパターんになりますよね。」
他に考えてもらいますがやはり分析どおりのパターンしか出てきません。
そこでいろいろなパターンをこちらでレッスンして歌ってもらったところ・・・やはり歌えません・・・
引き出しにないので出てこないのです。
ということで歌えるようにレッスンをしていきました。
引き出しを増やすのは大変ですけど一度入ってしまえば一生ものですからね。
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