だいぶ名古屋も夜は涼しくなってきたように感じます。最近裸足でいることが少なくなりました。
さて、昨日はコードトーンについて書きました。今日はディミニッシュコードについての話。
ディミニッシュコードとは短三度の積み重ねでできるコードのことです。
・・・・・??短三度??
短三度というのは音楽用語で任意の音からもう一方の音までの幅を表します。みなさんが耳にしたことのある言葉でいうと「半音」とか「1音」とかと同じような意味で使います。短三度を説明すると、例えば「ド」から数えると「ミ」って「ド・レ・ミ」と3番目の音ですよね。このミの音が半音低いと「ド・レ・ミ♭」となります。このドからの距離を表すときに「ド」から「ミ」と「ド」から「ミ♭」の距離を区別するために「ド」から「ミ」を長3度、「ド」から「ミ♭」を短3度と分けて表記しています。
ちょっと回りくどくなりましたね・・・でも音楽用語をわかり易く説明するのって結構難しいんです。下手すると説明の説明に説明がいるってことも多いです・・・
音で聞くとわかりやすいですね。例えばCdim(Cディミニッシュコード)を音名でいうと「ド・ミ♭・ソ♭・ラ」となります。ピアノやキーボードの方はこれで確認してもらうと良いと思います。ギターの方は
—X–
—3–
—2–
—4–
—3–
—X–
と押えてもらうといいです。
ウクレレの方は
—3–
—2–
—3–
—2–
となります。
実はこのコード、アレンジなどをする上ではかなり使い勝手がいいんです。
例えば
「Dm→G→C→Am」といったコード進行も
「Dm→G7→C→A7」→「Dm→A♭dim→C→B♭dim」と2つもコードがディミニッシュコードに替えられます。
このディミニッシュコードの特徴として面白いのがCdim=E♭dim=G♭dim=Adimということです。どういうことかというと「ディミニッシュコードとは短三度の積み重ねでできるコード」と書きました。でCdimだと構成音が「ド・ミ♭・ソ♭・ラ」ということも書きました。ここで「あれ?」と思った方は頭が切れる方です。この短三度を積み重ねていくと「ド・ミ♭・ソ♭・ラ・ド・ミ♭・ソ♭・ラ・・・・」となります。このことからミ♭から短三度を積み重ねてもソ♭から短三度を積み重ねてもラから短三度を積み重ねても同じということがわかります。ということは「Cdim=E♭dim=G♭dim=Adim」なんです。
これが何を意味するかというと1つのコードが4つのコード名を持つと言えます。
明日はこれを利用したコードアレンジ法を書いていきたいと思います。
・・・・難しかったらすみません・・・説明するのも難しいんです・・・
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