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2017.10.03

コードってなぁに?②「3和音」

今回はコードってなぁに?の2回目

前回は起源や歴史的な背景を書いていったので今回はいよいよ理論的な話になっていきます。
前回を読んでなくてもお楽しみいただけます。

できるだけ誰にでもわかるように書きたいところですがところどころ専門的な言葉が出てきますのでご容赦ください。

前回も書きましたがコードとは五線譜の各小節の左上に書かれている「Cm」とか「B♭」とか「G7sus4」とかいった記号のことです。ポップス、ロック、ジャズ等のミュージシャンはコードを頼りにフレーズを作ったり、ソロを考えたり、アレンジをしたりします。逆に言えばコードがなければこれらの音楽は機能しないと言っても過言ではないでしょう。

初級者~中級者のミュージシャンのほとんどがこのコードを「コードフォーム」として丸暗記しています。教本などを見ても、ギター、ウクレレ、ベースなどコードをベースとして書かれていることに気づくでしょう。このコード。深く知ると何十倍も速くコードを覚えることが出来るのでその説明をしたいと思います。

コードはA~Gまでのアルファベットと度数を表す数字から構成されます。
アルファベットは基準音である「ラ」がAとなり、「ラシドレミファソラ」が「ABCDEFG」と表記されます。
※ドレミファソラシドはイタリア語の読み方、日本だと「いろはにほへと」、アメリカだと「ABCDEFG」
つまりこのアルファベットはアメリカの音階の読み方ということになります。

この音階は和音の一番ベースとなる音となります。

コードは基本3和音、3つの音で構成されています。3つの音ならなんでもいいかというとそうではなく、一番ベースとなる「根音(root)」と呼ばれる音、「根音」から数えて3番目にあたり「3度」の音、「根音」から数えて5番目にあたる「5度」の音、この3つが基本の3和音になります。この3つが欠けることはありません。例えば根音がドであれば3度はミ、5度はソ、ということになります。なので例えばコードが「C」の場合、ドミソで「C」というコードは成り立ってますので伴奏者はこの3和音を軸として使ってコードを弾くことになります。ただし、「C」と書いてあるからと言って3つともいっぺんに鳴らさなければいけないわけではありませんし、他の音を入れてはいけないと言うわけではありません。あくまでこの3和音が指定されている間はこの3和音を中心にして伴奏が作られていくということです。

ここで1つ問題が出てきます。例えばドミソでも「ミ♭」も3番目になります。その場合はどう表記すればいいのでしょうか?
そこで出てくるのは「m」です。この「m」は3番目の音が「根音」から短3度の音程の時に表記されます。短3度とは「ミ」が長3度という扱いなのに対し「ミ♭」に対してついている「度数」と言うもので、根音からの鍵盤上の距離を表していて、ピアノの鍵盤でいうと根音から半音3つ分上だと短3度、半音4つ分上だと長3度と表記されます。

だんだん難しくなってきましたね・・・ちょっとここまでにしておきます。
もう一度まとめると
「C」は「ドミソ」、「Cm」は「ドミ♭ソ」です。
「D」だと「レファ#ラ」、「Dm」だと「レファラ」ということになります。

「ん?なんで「D」の時はファに#がついてるの?」
と思うかもしれません。そんな時は鍵盤で数えてみます。
レから半音4つ上が長3度だったと思うので・・・

レ、レ#、ミ、ミ#・・・・ん?

・・・ミ#は無いですねミの#はファです。

もう一度
レ、レ#、ミ、ファ、ファ# ということでファ#が長3度の音です。

ちょっと音楽理論はじめての方には難しいかもしれませんが何度か読み直してもらえれば分かる(?)と思います・・・

次回は5度やテンションコードについて書いていきます。

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