西洋音楽の特徴

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2020.03.03

音楽理論の入門編~理論を学ぶ前に知っておいたほうがいい話⑤

こんにちは!名古屋のウクレレ、ボーカル、ギター教室「ポワンポワンスタジオ」です。

今回のテーマは「音楽理論の入門編~理論を学ぶ前に知っておいたほうがいい話⑤」です。

音楽理論は西洋音楽の理論と同義語と言えます。西洋以外の音楽はインド音楽や雅楽や各種の宗教的な音楽がありますがこれらは西洋音楽と比較され論じられることはありますが、音楽理論の範疇には入らないことが多いです。
なので音楽理論を学ぶということは西洋音楽を学ぶということだということを頭に入れて置くと良いと思います。

では西洋音楽の特徴とはなんでしょうか?
①西洋音楽とはまず十二平均律で構成されています。
最近は西洋音楽以外の音楽も十二平均律に当てはめて演奏されることも多くなっていてその境界線が曖昧になってきています。
例えば三味線や琴を使った演奏などは明治時代に西洋の音階が入る前と入ったあとでは少し様相が変わっています。
一番の理由としては演者が西洋の音階(十二平均律)を音楽教育の過程で習得するようになったためそれまであった楽器の音階も自然と十二平均律に寄せられるようになったということがあるでしょう。

わたしたちは小学校就学前から中学校卒業まで様々な形で音楽教育を受けています。
知らずしらずのうちに十二平均律に馴染んでしまっているのです。

もちろんこれは別に悪いことではありません西洋音楽を学ぶ上では必要なことです。ただそれが本来当たり前のことではなく明治時代以降に音楽教育が変わったため日本の音楽シーンに絶大な影響を与えたことは知っておいてもらうと良いと思います。

②西洋音楽は不安定→安定とハーモニーの鳴り方を機能として捉えることとその移り変わりで構成されることが多いです。
もちろん現代音楽の中にはそういった部分をとりはらった音楽もありますが音楽理論を学ぶ上でこの「不安定なコード」と「安定したコード」をある程度知っておくと解釈が楽になります。

③西洋音楽には調や拍子がありますが、西洋音楽以外の音楽にはそういった概念がない音楽が多いです。もちろん実際には拍子がついている音楽も多いのですがリズムの概念が違っています。西洋音楽においては4分の4拍子の次に4分の5拍子がこればそれは「拍子が変わる」と認識されますし、4分の4拍子と4分の5拍子が繰り返されたりすると「変拍子」と呼ばれたりしますが、西洋音楽以外の音楽にはそういった概念があまりありません。

・・・と、とりあえずいくつか上げてみましたがどうでしょうか?普段当たり前だと思っていることが実は西洋音楽の範疇の中だけでの話だということがわかっていただければと思います。

次回は「理論を学ぶ前に知っておいたほうがいい話⑥」を書いていきます。

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