こんにちは!名古屋のウクレレ、ボーカル、ギター教室「ポワンポワンスタジオ」です。
今回のテーマは「音楽理論の入門編~理論を学ぶ前に知っておいたほうがいい話④」です。
理論を学ぶ前の話は歴史の勉強における人類の歴史の勉強にも似ているかも知れません。
私達は日本史を学ぶ時、縄文時代くらいからようやく日本史っぽくなってきますがその前の時代のことはそれほどは習いません。でも個人的にはその部分が日本のアイデンティティを知る上では重要なのではないかと考えたりします。
日々私達が聞いている音楽は実はほとんど99%は西洋音楽です。西洋音楽とは安直に言ってしまえばキリスト教の影響を受けた音楽です。キリスト教がなければロックもジャズもブルースもクラシックも存在せず、現在の音楽シーンは随分違ったものになっていたのかもしれません。
もともと紀元前5000年以上前から音楽はあり、紀元前5世紀ごろには音階が発明されていました。その当時の音階は今の音階と違って複音で出すことを意図されていたわけではなかったため和音を奏でることが出来ず、そのため1000年位までは2音までのハーモニー程度の音楽しかありませんでした。それが3音以上のハーモニーを奏でるために調律が見直されます。調律の歴史と音楽の歴史と楽器の歴史は切っても切り離せない関係にあります。
現在何軒かに1台はピアノを所有しています。ピアノの量産化が進んだのも調律が現在の十二平均律になったからです。
バッハの時代の調律ではハーモニーは奏でられても転調は自由には出来ませんでした。今とは違う調律だったため転調をするとハーモニーによっては濁ることもあったのです。
現在の十二平均律は悪い言い方をすれば全ての調で均等に少しだけ濁った音が出る調律です。ある調のあるハーモニーが極端に濁ったりするのを避けるため1オクターブをただただ12に分けたのです。このある意味強引な手法によって調律されているため、それに異議を唱える人たちもいます。ただ良し悪しはさておきこの調律が現在の音楽の根底を支えていると言えるでしょう。
次回は「理論を学ぶ前に知っておいたほうがいい話⑤」を書いていきます。
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