こんにちは!名古屋のウクレレ、ボーカル、ギター教室「ポワンポワンスタジオ」です。
今日のテーマは「楽器博物館行ってきましたので楽器の話を⑩」
今回は「太鼓」の話。
前回は鼓の話をしました。「そもそも太鼓と鼓ってなにが違うの?」と言われると元々はどちらも「鼓」だったようですが、現在は鼓は砂時計のような形をしているものを鼓、そうでない胴に貼った革を打って音を鳴らすものを「太鼓」と呼ぶそうです。
太鼓と言えば有名なのは和太鼓ですね。
僕も以前、長唄を聞きに行った際に和太鼓の演者さんと知り合い少し話をさせていただきましたが、なかなか食べていくのが大変な世界なようです。最近は海外にも人気の和太鼓グループがあって認知度は高まってきているようですが一部の人気にとどまっているようです。和太鼓教室なども行っているようですが生徒数はそれほどでもという状態とのこと。
和太鼓は縄文時代からすでにあったそうで、そもそも人類が最初に演奏した楽器が太鼓ではないかと言われるほど原始的な楽器でもあるので和太鼓は伝来したのではなく、古来からあったものなのかも知れません。
和太鼓には樹齢100年以上の欅を使います。理由は太さが60センチ以上必要なのでそれくらいの樹齢になるとのこと。切ってから1年くらい寝かします。
楽器に使用する木材は寝かすことが多いです。水分を持っているとコンディションも音も安定しないので乾燥させるのです。
和太鼓の作り方は至ってシンプル。乱暴に言えば中をくり抜いて外に革を貼るだけです。
・・・とは言えよく響くようにくり抜いたり、外も中も真ん中が膨らむように形を整えるのは容易ではありません。革だって人が入るほどの大きさの赤牛の革を張っているのですべての作業が大掛かりになります。
和太鼓はチューニングが出来ません。太鼓の革の近くにある鋲で打ってしまっているからです。チューニングが出来ないということは西洋の音楽との親和性が低いということに他なりません。逆に言えばアジアのチューニングの曖昧さは西洋音楽にはないアジア音楽の魅力の一部とも言えるでしょう。
テレビなどでもたまに見かける和太鼓。見ることがあったらこの記事を思い出してくださいね。
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