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2017.09.24

速弾きが速くなる方法:自分のスピードを知ろう

今回は「速弾きが速くなる方法:自分のスピードを知ろう」

前回はゆっくりと練習することの大切さを書いていきました。

自分のスピードとは2点
・物理的なスピード
・聴覚的なスピード
ということで今回は自分のスピードを知る方法を書いていきます。

※前回らの続きとなりますのでこの回から読み出すと話が繋がらなくなりますので前々回からお読み下さい。


最初に「右手」から始めます。任意の音を押さえて(例:3弦の5フレット上のド)メトロノームを鳴らします。

みなさんがどのくらいのレベルかわからないのでまずは4分(音符)から始めましょう。

メトロノームを80で鳴らして「ピッ」となるたびに1回弾きます。
おそらくここから始めれば余程大丈夫かと思います。30秒くらいずれずに弾けたらメトロノームを10あげます。
この調子で80から120まであげていきます。もし120になるまでのどこかで遅れ始めたら遅れ始める前のテンポがあなたの右手の最大スピードです。

次に120まで行けた方は半分の60にして今度は8分で弾いていきます。8分なので1回「ピッ」となるたびに表と裏で2回弾くことになります。

——————
ピッ   ピッ   ピッ   ピッ
↓  ↑ ↓  ↑ ↓  ↑ ↓  ↑
——————

といった具合です。

これでまた60から120まで10単位であげていきます。
危うくなったら5単位でもいいです。
120まで行った方は中級者レベルです。
今度はまた60にテンポを落として今度は16分で弾いていきます。
——————
ピッ        ピッ
↓  ↑ ↓  ↑ ↓  ↑ ↓  ↑
——————
といった具合で「ピッ」と1回なるたびに4回弾いていきます。

そしてまた60からあげていきます。今度は120までではなくどこまでもあげていって大丈夫です。
150くらいで弾けるなら中級者~上級者の間くらいですし170以上で弾けるなら上級者と言えるでしょう。

弾けなくなったら一歩前のテンポが右手の最大スピードです。
「弾けなくなる」とは少しでも音が詰まったり、遅れたり、速くなったりする状態のことを言います。

これで右手のスピードは判明したはずです。

右手のスピードがあなたが弾ける最高のスピードです。どれだけ左手が動くとしてもこれ以上のスピードでは今は弾けません。
逆に現在速弾きに取り組んでいて測ったスピードよりも速いスピードで弾いているのであれば実際は今まで弾けていないのに弾いていたということになります。

—————————
次は左手も足していきます。

今度は
クロマチックアプローチ
——————–1234321——————-
—————-1234——-4321—————-
————1234—————4321————
——–1234———————–4321——–
—-1234——————————-4321—-
1234—————————————4321

と弾いて下さい。
必ずオルタネイトピックング(交互)で左手は
1・・・人差し指
2・・・中指
3・・・薬指
4・・・小指
の順です。

これで右手のときと一緒でテンポ60の4分からはじめて120まで行ったら、60に戻して8分で120まで、出来たらまた60に戻して・・・
といった具合で自分の弾けるテンポを探して下さい。

大体100の8分が弾けて中級者、140の16分が弾けたら上級者程度だと考えてもらえれば結構です。

これで左手のスピードもわかりました。この確認できたスピードがあなたのスピードです。

次回は「聴覚的なスピード」のことなどを書いていきます。

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