今回はミュージシャンが聞く音楽の話をしていきたいと思います。
正直自分が知っている範囲での話なので多少偏った話になるかも知れませんが・・・
生徒さんの立場から考えるに講師やミュージシャンは耳が肥えていてきっと良質な音楽ばかりきいているだろうと思うのかも知れません。まぁそれに関しては傾向としてはそうなのかもしれません。
講師やミュージシャンが音楽を聞く時、一般の人と音楽の聞き方が違う時があります。
聞きたい音楽を聞いているだけではないからです。例えば仕事上聞いて置かなければいけない曲を聞いている時、勉強のために聞いている時があります。
仕事上は例えばレコーディングに参加するのであればレコーディングする曲のプリプロなどを聞くこともありますし、演奏の仕事であれば曲を覚えるために少なくとも1回は聞いておいたほうが安心です。曲の展開が読めるときなどは早送りしながらざっと耳を通すだけの時もあります。勉強のためとは例えばいろいろな音の引き出しを増やすために聞いておいたほうが良さそうなミュージシャンの音源などを聞いたりもします。音楽としてきくというよりも例えば「ここのソロの2-5-1のギターソロのフレーズがカッコよかったから耳コピしよう」とか「ここのコード進行が新鮮だったからアナライズするために聞いてみよう」とかです。
そんなふうにしてミュージシャンは耳で勉強しているのです。
では聞きたいものを聞くときは何を聞くのでしょうか?
正直十人十色ですが、やはり傾向はあります。ロックの人はロックよりになりますし、ジャズの人はジャズやポピュラーミュージック、クラシックを聞きがちです。意外にクラシックの人はポピュラーなものを聞く印象があります。
僕はというとソウル、ジャズ、ボサが多いですね。。。。ブラジルものとか好きです。アーティストで言うとやはりギタリストになります。「chico pinheiro」とか「ROMERO LUBAMBO」とかでしょうか。都会のインテリな匂いがするブラジルの匂いがするジャズやボサが好きなので。
でもロックも日本のポップスも聞きます。昔はビートルズもCD全部持ってましたし。秦基博とか好きです。クラブ音楽も聞きます。ハウスとか。
他の人を見ているといろいろですけどあんまり流行りものは聞いてませんね。
落語とか多いですよ。やっぱりいつも音が溢れた世界にいるので耳を休ませたいのかもしれません。
例えば1曲通して聞いた時の情報量ってミュージシャンの場合、一般の人の10倍くらいの情報量があるので一般の人がヘビーローテーションで100回くらい聞くのとミュージシャンが10回くらい聞くのとでは同じくらいなのかもしれません。
ロックの人は昔のロックを聞いているイメージがあります。ハードロック系の人は好きなバンドが決まっているのでそればっかり聞いている印象があります。でもあまりヒットチャートに入ってくるような曲は聞かないのかもしれません。理由としては変わった音楽や新しい音楽が好きなのでどうしても若干マイナーな方向に行くのだと思います。
ミュージシャンの生態。少しは分かっていただけたでしょうか?(笑〉
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