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2018.07.26

良い音の定義

ギタリストの良し悪しは技術ではなく音の善し悪しで決まると言って過言ではありません。
いくらテクニックがあっても聞いた人が悪い印象をその音にもてば意味がありません。

ギター単体で見ても良い音悪い音というものはあります。世界中に何千万とギターはありますし、新品の音程などに全く問題がないギターの音でも不思議なことに良い音悪い音に分けることができます。もちろん人によって好みもありますのでAさんが良いと言う音がBさんにとって悪いと言われる場合もあるので絶対的なものではありませんが・・・・

人の声で考えるとわかりやすいかと思いますが、人の声も好みがあり、タレントさんの声も片方で好きという人もいればもう一方で嫌いという人もいます。その中でも比較的多くの人に好かれる声があるかと思います。
ギターにも比較的多くの人に好かれる音がありますが声の場合と違い、ギターの場合は良い音と悪い音は耳が良ければある程度聞き分けられます。良い音の中での好みの問題はありますが、悪い音はほとんどのケースで耳が良い人の全員が悪い音だと感じます。※ここでいう耳が良い人とは音楽、音響に仕事として関わる人の耳のことを指しています。

では良い音の定義ですが、表現の仕方が難しいですが、「響きの質が良い」ということになるでしょう。
具体的に挙げるなら、調和の取れた倍音成分で出来ていることでしょう。

僕らが聞いている音は実際には思っている以上にいろいろな成分の音が層となって聞こえています。層が厚ければ厚いほど温かみや重厚な感じがしますし、層が全くないと時報やアラームのような耳障りな音になります。

悪い音はその逆です。

「聞いていて不快になる音が倍音成分に含まれている」と言えるでしょう。
もしくは倍音が少なく耳が痛いような音も不快な気分にさせるかもしれません。

先程倍音の話しをしましたが、倍音と言っても耳障りな倍音成分もあります。

嫌な高音の倍音もその一つ、理由としてはギターが問題であるなら、ピックアップや回路の品質が悪いことも考えられますし、ギタリストが問題であればピックの角度が悪くて擦ったような高音が出るのが原因なのかもしれません。その他にもアンプやエフェクターでの音痩せが原因なこともあります。もしかすると僕らの耳には聞こえていない高周波が出ていることもあるかもしれません。

良い音を聞き分けられる耳があると楽器を弾いたりする上では役立ちますのでプロのミュージシャンの音を出来るだけ生で聞きに行くと良いと思います。

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