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2018.07.27

簡単なコードばかりを教えない理由

今日、生徒さんから「先生、この前教えてもらったコード、上手く音が鳴らないんですがもっと楽に鳴らせる押え方ないでしょうか?」と聞かれました。

そのコードはGm7

—3—–人
—3—–人
—3—–人
—3—–人
—5—–薬
—3—–人

こんな押え方のコードです。大体ギターをはじめて3ヶ月以降のFコードを押えれるようになった人が挑戦するくらいが、ちょうどよいコードです。

確かにこのコード、4弦が鳴りにくいんです。
人差し指の関節で上手く押えれなかったり、薬指のお腹の部分が触ってしまったりと一番障害が多いのでバレーコードの4弦は上級者でも結構注意が必要です。

で、楽な押え方を教えてあげたのかというと・・・・教えませんでした。

実は楽な押え方はいくつかあるんです。正直バレーコードの全ては楽な押え方に変換できます。

ジャズ系のギタリストは結構バレーコード押えずにこの楽なタイプの押え方を利用しているケースが見受けられます。
(※楽したいだけではないです。ジャズ特有のいろいろな理由がありますがここでは割愛します)

ではなぜ教えなかったかというとギター講師は先を見通してレッスンをしていかないといけないからです。

例えばGm7という押え方はいくつもありますが、そうすると講師が生徒に教えるコードとして優先するのは
一番有用性が高いコードが最優先になります。
理由としては一般的に使われるコードには理由があります。難しいとか簡単とかではなく、いろんなシュチュエーションで使えるコードを講師は最初に教えたいのです。

ただ、もし有用性が高いという理由で教えたコードが難しすぎて生徒さんのモチベーションの低下につながったりするケースがあります。半年かかっても全く音が出なかったら・・・・有用性もへったくれもないですよね。

講師はいろんな状況を見ながら生徒さんにどの押え方を教えるかの選択をします。最初の壁として有名なFコードもFM7というCに似た押え方に変える場合もあります。

今回の場合は
・一番有用性が高いの押え方
・生徒さんはやる気があり、モチベーションの低下にはならない
・難しいかもしれないが今後のレッスンで難しいものなどはたくさん出てくるのでいちいち避けないほうが最終的に生徒さんのためになる

という3点から上記のコードを選択したというわけです。

講師も実は(!?)いろいろ考えながらレッスンを組み立てているというわけです。

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