今回は前回の続き「練習脳を作る話②」「短期的、長期的な視野をもって練習すること」をやります。
前回の復習も兼ねて・・・・
「練習脳」って?
・・・・僕の勝手に作った造語です。
「効率よく実になる練習への考え方」と考えていただければ結構です。
もうすでにすべて実践出来てる人はスルーしてください。元々自然に出来ている人もいます。
今回の話も特に音楽だけに役立つ話というわけではありません。
他の勉強でも役に立つはずです。
なので書くことは当たり前のことしか書きません。でも僕が知る限り生徒さんの大部分はこれができていないように感じます。
今回は前回の続きなので
「短期的、長期的な視野をもって練習すること」
について書きたいと思います。
何度も言いますが当たり前のことです。
・・・なんで何度も言うかというと「目から鱗」的なものを想像させて、皆さんを失望させたくないからです(笑)
では質問ですが自分の能力と加齢の影響を真剣に考えたことはありますか?
これは「長期的な目標」ととても関係あります。
「短期的な目標」は比較的立てている人も多いです。
僕はプロ志望の生徒さんによく
「1年後の抽象的目標と具体的目標を立ててください」
と言ってます。
ここの
「抽象的目標」
「具体的目標」
と分けるのがまずコツです。
この2つを間違えると自分のたてた目標を達成できずに落胆したり、失望したりします。
「抽象的目標」とは自分1人の力ではなく、運や環境によって左右される目標
「具体的目標」とは自分1人の力で達成可能な目標です。
たとえば
良くありがちな「メジャーデビューしたい」というのは「抽象的目標」です。
「~~という曲のソロが弾けるようになりたい」というのは「具体的目標」です。
「具体的目標」はかならず達成しなければなりませんし、「努力すれば達成できるレベルの目標にする」のが大事です。逆に「抽象的目標」はいろんな環境や状況によって変化するのでその確率をあげる様に考えることになります。
人は目標設定の仕方で上達速度がかわります。目標が高すぎると「無謀」と言われますし、低すぎると「志が低い」と言われます。
個人個人の環境、状況にあった目標を立てないといけません。
こんなことを書くと
「お前はどうなんだ?」
と言われそうですが、一応音楽でも、プライベートでもこれは若いときから実践していますよ。えへん。
・・・まぁすべて達成しているわけではありませんが・・・・・
※この「努力すれば達成できるレベルの目標」を見定め方は次回話します。
次に「長期的な目標」です。
ここでいう長期的な目標はずばり60歳、70歳になったときの音楽生活に関してです。
では一つ質問をします。
みなさんは音楽人生のピークを何歳と捉えていますか?(「人生のピーク」でもOK。)
・・・・・
さて何人の人が答えられるでしょうか?
答えられる方、ぜひコメントしてください!(個人的に興味があります)
僕は自分より年上の生徒さんにレッスンしている際によくこのことについて考え、生徒さんを観察しています。
でも運動選手であればおそらく普通に考えることなんですよね。
音楽家は定年がないのでここらへんはないがしろにされがちです。
(ただこれはかなり真剣に音楽の勉強(学習)をされている方以外の方にとってはあまり重要ではないのかもしれませんが。。。。)
僕がお勧めするのは「人生のピークを65歳に設定すること」です。
(ここで誤解のないように言っておきますが、別に65歳以上になったら駄目とかそういうわけではありません。
目標設定として無理がない年齢を設定した場合ここに落ち着いたと考えてください。)
30歳、40歳で「音楽人生のピーク」または「人生のピーク」を迎えたらつまらないじゃないですか。
ただ、これはまた今後「加齢と学習能力」というテーマでおそらく書くかと思いますが、やはりミュージシャンも年をとりますし、学習能力はおいておいても、身体的能力は確実に衰えます。
なのでこれが75歳だと平均寿命にかなり近づいてしまうので現実的な目標とはいえないと思うんですよね。
なので65歳になったときに自分がどの程度のスキルを保有していて、どんな音楽環境にいるかという目標はたてておいたほうが良いと個人的には思います。
今回は結構僕の私見満載でしたね。。。「勝手なことばかり」言ってといわれるかも知れませね。
続きは次回練習脳を作る話③で。
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