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2017.09.09

練習脳を作る話③「上手くなる具体的なイメージをもつ」

今回は「練習脳を作る話③」をやります。

今回は「上手くなる具体的なイメージをもつ」

これは僕の中ではとても大切な作業として位置づけているものです。

前回の「具体的な目標の立て方」にも通じてきます。

前回の復習ですが。。。

前回は目標をたてて学習することの勧めを「長期」、「短期」、「抽象的」、「具体的」でわけてやりましたね。

「抽象的目標」とは自分1人の力ではなく、運や環境によって左右される目標

「具体的目標」とは自分1人の力で達成可能な目標です。

たとえば

女「バンドを組みたい」

というのは「抽象的目標」です。自力だけでは達成不可能なので。

子供「~~という曲のソロが弾けるようになりたい」

というのは「具体的目標」です。個人の努力で達成可能なので。

ここで問題になるのが「具体的な目標の設定の仕方」です。

あまりにも難しい目標をたてると達成できず、自己嫌悪に陥ります。

たとえば「1年で3650km走る走る」という目標を立てたとします。

毎日走っても1日10km必要です。

もし最初の1ヶ月で50kmしか走れなかったとしたら、これは本人の目標設定が甘かったという事になります。

なので目標は

「現実的に実現可能だがそれなりに努力しないと達成できないライン」

がちょうど良いと言えるでしょう。

先程あげたような走る距離など数値目標は設定しやすいです。

1週間でがんばって走れる距離が30kmだとすれば30÷7*365=1564kmですから、これに調整分を加味して1500kmと設定できます。自信がなければ1300kmくらいでもいいでしょう。

数値目標というのは成果が判断しやすいので比較的設定しやすいです。(達成しやすいかどうかは別ですが・・・)

ただ具体的な目標の中でも抽象的な目標はどうでしょう?

(??すでに矛盾しているようなたらーっ・・・そんなことはないですよ(笑)楽しい

たとえば

「アドリブ(即興)でソロが弾けるようになる。」

「スキャットが出来るようになる。」

これは一見具体化している目標ですが、どの状態を「弾けている」「歌えている」と捉えるかは人それぞれです。

ということは「抽象的」ということになります。

そういった相対的(人それぞれ)な目標を設定するときに

今回のテーマ「上手くなる具体的なイメージをもつ」

というところが非常に重要になってきます。


これは僕が20代中ごろに気づいたことなのですが

「人って具体的なイメージが出来た事に関してはいつか現実にできるんじゃないか?」

と思ったんです。

たとえば空を飛ぶことをイメージして飛行機を作ったり、自動的に道案内をしてくれる機械をイメージしてカーナビができたりします。

僕が小学生のころ、「発明コンテスト」みたいなものが雑誌に載っていて僕も一生懸命考えて、超小型のCDをイヤフォンの中にいれて聴く機械を発案しました。

まだCDが発売されて1~2年くらいのときでしたので先見の明があった気がしませんか?(聞き耳を立てる勝手な自慢ですみません・・・)

結局、応募が遅れて締め切りに間に合わず応募には至りませんでしたが、現在MP3ウォークマンなど同じようなものが出てます。


ちょっと脱線しましたが・・・・

同じようにイメージを具体化させれば抽象的な目標も比較的具体化されます。

再ほどの例で言うと

「アドリブ(即興)でソロが弾けるようになる。」

ではなく

「○○という曲のこの部分で○○というアーティストみたいな、~~という技法や△△というスケールを使って人に聴かせる事が出来るレベルのアドリブソロが弾ける。」

というように具体化するのです。

しかも1年後に自分が演奏している様子をイメージして、そのときの心理的状態心の余裕などもシュミレーションしてみます。

こうすれば1年後に自分が目標を達成しているかはかなりの精度で判断できることになります。

ここで「イメージができない場合」の話もします。

先程の

「人は具体的なイメージが出来た事に関してはいつか現実にできる」

の反対の言葉は

「人は具体的にイメージできないものは達成できないorつくれない」になります。

「具体的にイメージできない」ということは「一年以内に達成できるレベルに自分が達していない」と考えてイメージできるラインまで目標を下げなければいけない・・・と僕は思います

長期的目標としては抽象的な目標も有益ですが、短期的には中途半端になりがちです。

これは音楽にかかわらず、経営や仕事などあらゆることで言えることだと思います。

よく会社でプレゼンするときにできるだけ具体化してみんながイメージしやすいようにして説明しますよね?

そうすることでみんなが同じイメージを持って目標に取り組めます。

今回はここまで。みなさんも「1年後の具体的な目標設定」を立ててみてくださいね。楽しい

次回は「効率よく学習するための環境考察」というテーマでいきます。

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