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2018.08.16

盆踊りの話

毎年この時期になると盆踊りが各地で開かれます。

最近は30年ほど前に流行った荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」がよくかかっている印象があります。もはや市民権を獲得したと行っても過言ではないでしょう。

昔からの盆踊りといえば有名なのは「月がぁ~出た出た~月がぁでたぁ~あ よいよい」という曲ではないでしょうか。僕も昔からこの曲は聞いたことがありましたが、一体いつの時代の曲なのか気になって調べてみました。

この曲はそもそも「ダンシング・ヒーロー」と同じく盆踊りでもなんでもありません。盆踊りとはもともとその名の通り、お盆に死者を供養するための踊りのことで宗教的意味合いを持ったものでしたが、現在の盆踊りにその名残はありません。室町時代からあり、平安時代に始まった「踊り念仏」が地方の民間の習慣として「念仏踊り」と名を変え段々と宗教的な意味合いは薄れてきたようです。それでも今日の盆踊りにもどこかしら仏教的な匂いは感じますので昔はもう少し宗教的な色があるイベントだったのかもしれません。

冒頭の「月がぁ~出た出た~・・・」の曲は炭坑節と呼ばれるののでもともと明治時代~大正時代に炭鉱で有名な福岡で炭鉱労働者たちによって歌われていたそうです。労働者階級による労働者の曲という意味ではアメリカでいうブルースみたいなものでしょう。

戦後に全国的に流行したこの曲はもともと盆踊りの曲でもなんでもなかったのですが、先の「ダンシング・ヒーロー」と同じく盆踊りで取り上げられるようになり、またたくまに盆踊りの曲として全国に定着しました。内容としてはよく曲を聞くとわかりますが男女の関係に関して歌った歌です。若干下世話な匂いもします。

こうやって普段何気なく聴く音楽のことでも調べるといろいろな時代背景などが見えて面白いですね。

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