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2017.09.14

子供の音感教育

今回は子供の音感教育について書こうと思います。自分が音楽子供の音感教育教室を行っていて、また日進校にはリトミック教室など子供に関わるクラスもあるので子供がどのように音楽的素養を身に着けていくのかはとても興味があるところです。


よく三つ子の魂百までという言葉があります。3歳までに覚えたことは100歳まで覚えているといったことわざです。ピアノやバイオリンなども3歳位から始めたという話は聞いたことが何度かあるかと思います。

個人的な感覚としては大人になっての音楽的感覚(音感・リズム感等)は60%くらいが小学生低学年までに組み立てられると考えています。その後でももちろん身につきますが小学校高学年以上になると少し頑張らないと身につけられません。

このことが先天性的なのか後天性的なのかはなかなか判断が難しいところです。親が習い事などを積極的にさせている場合に音楽的感性がつきやすいのは当然ですが、音楽を習わせる以外にも子供の音楽的感覚に影響していることはたくさんあります。

例えば親の会話の量です。

これはあくまで傾向の話ですが、無口な親よりもよくしゃべる親を持つお子さんの方が音感が良い傾向にあるように感じます。

「よくしゃべる」ということは「よく発声している」ということです。
話すのが速くてしかもきちんと発音出来ているのであれば滑舌は良いはずです。
(話すのは速いけど言葉に詰まるのは速く話せてないのでご注意を・・・)

楽器(歌も含める)の演奏とはいかに楽器を自分の思い通りに扱えるかということが重要です。

強く弾きたい時に強く音をだすことが出来、繊細な音を出したい時は繊細な音を出す。
こういったことは簡単そうですが意外に難しいものです。

喋るという動作は話す言葉を発するために、脳が舌に指令を出して同時に声帯を震わせ、口の形状を変化させはじめて音として発せられます。楽器を弾くときもあるフレーズを弾くために脳が指に指令を出して同時に他の使用する筋肉を刺激しはじめて楽器から音をだす事ができます。

楽器の場合は自分の身体でない道具を用いるので操作が難しいといえますがプロセスとしては基本的には同じです。
あと、音感の良し悪しが一番はっきりとわかるのは「歌」です。「よくしゃべる」=「よく発声している」=「自分の声を確認する機会が多い」
ということになります。人は知らず知らずのうちにイメージしたことを言葉や歌にして発しています。

これは楽器を演奏する上でかなり究極的な状態です。意識せずに思ったまま表現できるのはどんな楽器よりも歌や言葉が優れています。
乱暴に言ってしまうと声を上手く出すことが出来れば楽器も上手くなる傾向にあるといえるでしょう。
(あくまで傾向ですのでそうじゃないケースも多々あるかとは思いますが・・・・)


ただ良くしゃべるから音感が良いとは限りませんよ(笑)

あともう一点、聞いている音楽です。何を聞けば良いのかは賛否両論あるので、ここでは話しませんが、小さいときに聴いていた音楽は大人になったときの音楽的感覚にかなり影響を与えます。

僕の場合ですと家では流行の音楽はほとんどかかっていません。TVもあまり見ないので。

ディズニー映画とかは音楽的にも素晴らしいのでおすすめですよ。

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