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2019.02.28

倍音の話

こんにちは!名古屋ギターボーカルウクレレ等の音楽教室「ポワンポワンスタジオ」です。

今日のテーマは「倍音の話」です。

突然ですが「倍音」って言葉を聞いたことはありますか?

みなさんが普段聞いている音にはほぼ全てに倍音が含まれています。

倍音とはその名の通り「倍の音」なんですけど、何が「倍」なのかというと「振動(数)」が「倍」ということなんです。

例えばここに1本90センチのタコ糸があるとします。これをピンと張って糸を弾くと音がします。この糸を今度は45センチにしてピンと張って糸を弾くとさっきよりも高い音がします。このように糸を短くすれば短くするほど音は高くなります。

ピンと張った時に「ド」の音がでる糸があったとするとその糸を3分の2の長さにすると次に出る音は「ソ」の音です。「ソ」音がでる糸をさらに3分の2の長さにするとこんどは更に高い「レ」の音がなります。そしてこの「レ」の音がでる糸をさらに3分の2の長さにすると「ラ」、「ラ」の音が出る糸を・・・・・というように糸を3分の2の長さにすると元の音よりも5度高い音が出ます。

これは紀元前の数学者、ピタゴラスが発見したと言われています。

糸が短くなると振動数は増えるのですが、振動数が倍になると1オクターブ上の同じ音になります。例えば1秒間に220の振動は「ラ」の音ですが倍の1秒間に440は更にそれよりも1オクターブ高い「ラ」の音になります。

そして例えばギターで「ラ」の音を出していても実はその音には出している「ラ」の音の倍の1オクターブ上の「ラ」の音や、逆に2分の1の「ラ」の音などが含まれています。

まだ楽器などの倍音成分は整数次倍音と呼ばれる聞きやすい倍音成分なので良いのですが自然のものを叩くと非整数次倍音と呼ばれる倍音が含まれることがあります。例えば「銅鑼」と呼ばれる中華料理屋の宣伝の際に「グワーン」という音で叩かれる金属の丸い楽器があるのですが、これなんかは元々ガムランなどで使われる楽器ですが、いろんな音階が混ざってしまっているので「綺麗な音」とは言えません。

逆にフルートなどは比較的倍音成分が少なく澄んだ音が出ます。

次回はもう少し続きを書いていこうと思います。

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