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2018.06.14

上手いギタリストが上手い講師とはいえない話

先日の体験レッスンの生徒さん体験レッスンはじめてわずか10分くらいでもう入校決定するくらいのやる気のある方だったのですが、他の教室に行ってたのですが自分には合わなかったとのこと。

名前をだすとさすがにまずいので出しませんが、専門学校講師経験者ばかりを集めた超有名所の教室。

どうやらハードロック系の先生だったようですが元々カッティングを格好良く弾きたかったそうで、ほぼ初心者だったのですが上手そうな講師陣がいるその教室に通うことにしたそうです。

元専門学校講師の僕がいうのもなんですが、専門学校の講師でも教えるのがうまくない人は結構います。
ギターはたしかに上手いんです。賞とかも取るくらいな人達ばかりですから。

でも演奏が上手いのと教えるのが上手いのは違います。

なまじっか苦労せずに上手くなった人は何となく弾けるようになった人も多いので、例えばバレーコードなどで困っている生徒さんがいても精神論や慣れで片付けてしまう人もいます。

その先生は一応生徒さんが何をしたいのかは探ろうとしたらしく。

「何ができるようになりたいですか」

という話にはなったそうです。

生徒さんがカッティングの話をしたところ、その日から3ヶ月永遠とワンコードで「チャッ」「チャッ」とずっとカッティングのレッスンをしていたそうで最終的には先生も生徒さんも沈黙の中黙々とその作業を続け、レッスンはずっと重苦しい空気になってたようです。

先生の気持ちはよくわかります。でもその順番だとそうなるのは目に見えてたのでそれはその先生の計画ミスだったのだと思います。

カッティングの前にしなくてはいけないことがたくさんあります。順序を間違えると後戻りできない険悪な状況になりかねません。

あまり背伸びをせずに等身大のレッスンを受けられると良いと思います。

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