スタジオブログ

Blog
2018.08.20

フレットのすり合わせ④

さて前回トランスロッドの調整まできました。

もちろんネックが歪んでなければ特にトランスロッドの調整は必要ありません。
ではさっそくフレットのすり合わせを行っていきます。

まず、ネックの指板にマスキングテープを貼っていきます。この作業によりフレットのすり合わせで出来た鉄粉がフレットに着くことを防ぎます。

マスキングテープを貼り終えたらまずはフレットレベラーで凹んだフレットの高さまで他のフレットを削っていく、このときにマジックペンとかで凹んだ部分に色を着けておくとどれくらい削れたかがわかるので良いと思います。

凹んだ部分の周りのフレットだけでなく全体的に均一に削っていくようにすると良いと思います。凹みの深さによってかかる時間は違いますが、僕の場合は2台すり合わせしましたが、30分くらいだったような気がします。

次に凹みの部分が目立たなくなったらフレットレベラーはおしまい。紙やすりにチェンジします。紙やすりは#400、#1000、#1500の順にかけました。実際はもっと丁寧に作業を進めたいなら細かく変えていくことも多いようです。個人的にはここの作業があとで弾いている感触に大きく関わっていくので結構丁寧に時間をかけて行ったほうが良いように感じました。

紙やすりを#1500番までかけ終えたらフレット磨き用プレートをつけてコンパウンドで磨いていきます。コンパウンドで磨くとピカピカにフレットが輝くのでとても気持ちがいいです。ここも多少時間をかけたほうがいいように感じます。

1フレットから最後尾まで磨き終わったら、マスキングテープを外して再度弦を張ってみます。そして実際にチューニングして弾いてみます。ここでなんの違和感も無ければそれで終了です。・・・・・が僕の場合2回ほど調整しなおしました。違和感を感じたり、フレットにわずかなざらつきを感じたからです。チョーキングしたりするとわかります。またトラン

スロッドの調整も一度弦を外さなくてはいけないので3回弦を外したり着けたりしました。

最終的には演奏してある程度納得いくまで調整を続けます。「ある程度」というのは完全に納得行く状態というのは判断しにくいからです。フレットのすり合わせをした段階で元々の状態ではありませんから、そういう意味での違和感は残るかもしれません。

僕の場合は教室の備品なので他の先生にフレットのすり合わせをしたことを告げず、「このギター、状態、どう思いますか?」と聞いたところ、「良いと思う」との答えが返ってきたので良しとしました。自分の感覚よりも人の感覚を信じたほうがこのケースでは良いかもしれません。

本当はフレットの打ち直しもやってみたところですが・・・・大変そう・・・

free trial

まずは無料体験レッスンを受けて、ポワンポワンスタジオの雰囲気や楽器の楽しさを感じてみませんか?

無料体験レッスンについて詳しくみる

今すぐWEBから申し込む!

ポワンポワンスタジオ各系列校の
総合受付につながります