バンドマンの分数コード(オンコード)

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2019.08.27

バンドマンの分数コード(オンコード)の考え方

こんにちは!名古屋のウクレレ、ボーカル、ギター教室「ポワンポワンスタジオ」です。

今回はバンドマンの分数コード(オンコード)の考え方です。
前回、前々回と分数コード(オンコード)の弾き方の話をしました。

ただ、これはバンドなどのアンサンブルでは違ってきます。

初心者~中級者の方は
・「C」と書いてあったら「C」を押さえる
・「Em」と書いてあったら「Em」を押さえる
・「Am6」と書いてあったら「Am6」を押さえる

のが常識だと思っているかも知れませんが、上級以降になると「C」と書いてあっても「Am」を押さえたり、「Am6」と書いてあっても「Am」を押さえたりすることはザラにあります。なので分数コード(オンコード)などもその通りは押さえないことのほうが多いです。

これにはもちろん理由があって、初心者~中級者にとってコードとはおそらく「指示されたとおり押さえるもの」であるのに対し、上級者以降の人にとってはコードとは「指示された区域内で指示されたコードの構成音をすべてのパートの内の誰かが弾いていればOK」くらいの認識でいます。なので例えば「C(ドミソ)」のコードがついていてもピアノとベースとギターがいるのであれば、ベースがド、ギターがミ、ピアノがソを弾いていればOKということになります。

ここで前回までの分数コード(オンコード)の復習をすると分数コード(オンコード)とは指定された音階の上にコードが乗っかっている状態を指します。

C/EであればE(ミ)の上にC(ドミソ)のコードが乗っていることになります。

なので通常の場合はバンド編成だとギターは分数コード(オンコード)の分母の部分は無視します。なぜならベースが分母の音階を弾くからです。

先程書いたようにバンドのようにボーカル以外の音階を出せる楽器が2つ以上あるとき(例えばギターとベースがいる際など)はその楽器全体でコードを鳴らせばアンサンブルとしては問題ありませんし、むしろ役割を明確化したほうがオリジナリティーもでるので最終的なクオリティーも高くなります。ギターが2本いるのに両方ともコードをジャカジャカ弾くなんてのは愚の骨頂です。バンドスコアをみるとよくそういうバージョンもありますが、あれは音の厚みを出すためでわざと重ねていると考えていいと思います。

なので前回前々回を見たエレキギターの方は残念ですが、分数コード(オンコード)を見ても分母は無視しても大丈夫なのかもしれませんね。

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