ギターのカッティング
今日の生徒さんはギターのカッティングが上手く来れない生徒さん。
一瞬で切っているつもりが上手く切れず音が長くなってしまいます。
音を切るのは意外に難しいのです。ギター弾いてすぐにおさえていた手を離すのですが、その時のメカニズムを知ると難しい理由がよくわかります。右手のピックがすべての弦を通り過ぎた瞬間(ダウンピッキングであれば1弦を通り過ぎた瞬間)に左手を離すとします。そうすると通り過ぎた瞬間に左手を緩める命令が脳から手に伝達されます。
脳から手に命令が行き、手が離れるまでに0コンマ何秒かの時間が必要です。
こういうのをコンピューターの世界ではレイテンシーと言いますが、まさにそのとおりで右手のピックがすべての弦を通り過ぎた瞬間に命令を出しても遅いのです。
ではどうすれば良いのかと言うと「右手のピックがすべての弦を通り過ぎると思われる時に右手を離す」という命令を出すしかありません。
そんなことが果たして出来るのでしょうか?
でも実際に早く音を切っているギタリストはそれが出来ています。
「右手のピッキングがここらへんに到達したら左手を緩める」という流れが身体でわかっているのです。
よくこの流れを生徒さんから聞かれます。残念ですが僕がたとえ天才的な講師だとしても1日でこれが出来るようにはしてあげれません。毎日の練習の積み重ねによってこの感覚を身に着けて行くのです。
なので僕にしてあげられることはそれを身につけるための練習を生徒さんに教えることです。
万里の道も一歩からですね。
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