今回は「ギターが上手くなると見える世界」を見ていこうと思います。
世の中にはいろんなプロがいます。プロ中のプロと言われる人もいます。
プロだから凄いというわけではありませんが、見えている世界はあきらかに違います。
プロとそうでない人の一番の違いは手際の良さです。僕はたまに趣味でDIYをすることがあるのですが、大工さんの手際の良さには感動します。速いのと精度が高く、迷いもありません。僕のような素人がやるとやり方は分かってもではどのパーツを使えばいいのか、どの手順で進めればいいのかなど取り掛かる前に時間を食って結局頼んだほうが安くつくなんてこともあります。
音楽の世界にはいろいろなタイプのプロがいます。ストイックな人の割合も高く、プロギタリストの大半は馬鹿が付くくらいのギター好きが多いです。
僕はギタリストなのでギタリストの目線から「ギターが上手くなると見える世界」を書いていこうと思います。
よく「それだけギターが弾けたら楽しいでしょうね」と言われることがあります。
実際に楽しいのは本当です。でも満足したことは一度もありません。
これは僕だけではなく、ミュージシャンの中で現状の技術で満足している人はほとんどいないのではないでしょうか?
ミュージシャン(音楽家)にとって音楽とは「言葉」です。
ミュージシャンにとって「それだけ楽器が弾けたら楽しいでしょうね」
という言葉は日本人にフランス人が「それだけ流暢に日本語が話せたら楽しいでしょうね」
と聞いているようなものです。
みなさんがそう言われたらどう思いますか?
言われてみればそうかも知れないけど、周りのみんなも話せるし、気づいたら話せてた。
というのが本音でしょう。楽しいかどうかは「話す人による」ところが大きいとも思いますし・・・
楽器も一緒です。楽しいかどうかはどういうシュチュエーションで何を弾くかによります。
人はできるようになるとそれが当然になります。日本語を話せても、説明が上手いかは別の話ですし、人の心を動かせるかは日本語のスキルだけではありません。コミュニケーション能力は別ですし、いかに難しい言葉を知っていても人に何かを伝えるのが苦手な人もいます。
少し話がずれました。
せっかく「ギターが上手くなると見える世界」をするのですから一般の人が聞いて「おおっ」という事を書いたほうがいいですね(笑)
今から書くことは僕には当てはまりますが、ミュージシャン全般に当てはまるのでは無いのでそれだけはご承知下さい。
箇条書きにして説明を追加していきます。
【ミュージシャン編】
・初めて聞く曲の続きがわかる
これは作曲やアレンジがそれなりに出来ないと出てこないです。「続きがわかると言っても」断言できるのではありません。
コード進行やメロディーラインはある程度理論や法則、傾向にそって動いています。また作曲する人も0から作曲しているのではなく、あくまで今まで聞いたことがあるフレーズを脳が分解して再構成していることのほうが多いのです。
そうすると曲が流れていた時にその続きもそれなりにはイメージできます。わかりやすいときだとドンピシャの時もありますし、普段であれば何パターンかが浮かびそのどれかに近い場合が多いです。もちろん違う場合もたくさんあります。良い意味で裏切られる時もあり、そういう時はとても楽しい気分になります。逆にドンピシャの時はとてもその曲とアーティストに対して残念な気持ちになってしまいます。。。。
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