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2018.08.26

ウクレレの弦交換

今日は生徒さんと一緒にウクレレの弦交換をしました。

ウクレレの弦交換はギターよりも弦が少ないのとボディーが小さいので比較的ラクなのですがそうは言ってもある程度のコツはあります。はじめての方だとかなり手こずるかも知れません。

ちなみにウクレレの弦交換の話をすると生徒さんの何割かは「えっ?ウクレレの弦って交換必要なんですか??」と聞かれる始末。
買ってから交換したことない生徒さんの割合超高いです。半数以上かと。

でもこれってクラシックギターの生徒さんも多いんですよね。逆にエレキギターやフォークギターの生徒さんにはあまり見受けられません。結局ナイロン弦という弦の素材が影響しているようです。エレキとフォークギターは鉄弦ですからそのうちに錆びます。最近はフッ素加工やら錆びない加工が施された弦も多数見受けられますが、それでも半年もすれば錆びます。生徒さんの中ではナイロン弦だと錆びないので「劣化していない」と捉えてしまっているようです。

さて、弦ですがいろいろなメーカーからいろいろな弦が販売されています。ただ金属弦ではないので錆などに対する対策が必要ないこともあり、金属弦ほど種類は豊富ではありません。ナイロン弦は元々ガット弦と言われ、羊の腸で出来ていました。ただガット弦は価格も高価でそれほど丈夫ではなかったため戦後、ナイロン素材の弦に取って代わられました。最近はほとんど本物のガット弦が見られなくなりました。代わりに最近見られるのはフロロカーボンなる素材でできたフロロカーボン弦、従来のナイロン弦よりも劣化が遅く、ナイロン弦の弱点である「音が落ち着くまでに時間がかかる」という問題も克服した弦です。ただし音の印象はナイロン弦とは違うので好みがわかれると思います。僕の印象だとフロロカーボン弦よりもナイロン弦の方が温もりを感じます。逆にフロロカーボン弦は立ち上がりが速く切れの良いカッティングなどには向いている印象を持ちました。

次回はウクレレの弦を実際に替える工程を説明したいと思います。

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