前回、ギターの歴史を書いてクラシックギターまでたどり着いたので、今回はその続きを書きたいと思います。
これでもまとめているんですが。。。どうも長くなりますね。。。
まずはアコースティックギター、通称アコギと呼ばれるものです。
みなさんフォークギターの事をアコギといいますが、アコースティックなギターがアコギなので、実際のところはフォークギターもクラシックギターもアコギに属します。
クラシックギターとフォークギターの違いは主に弦の違いにあります。
クラシックギターはナイロン弦(ガット弦とも言われます)、フォークギターはスティール弦(鉄弦)が張られています。
それによって音が変わり、クラシックギターは温かみのある音がし、フォークギターは金属的な音がしますので非常に勢いのある音がでます。
かき鳴らすとクラシックギターだとフラメンコ的な音になりますがおそらく耳になじみの深いのはフォークギターの音でしょう。
普段耳にするポップスの弾き語りは大半がフォークギターです(ゆずとかコブクロとか長渕剛とか押尾コータローとか。。)。最近カフェで耳にするボサノバなどはクラシックギターです。
クラシックギターしかなかった19世紀半ばまでは弦はガット弦というものを使用していました。ガットとは羊の腸のことです。
ソーセージの皮が豚や牛、羊の腸で作られていますのでそちらをイメージすると早いかと思います。
ちなみに、これは音楽とは全く関係ないウンチクですが
ウインナーソーセージ→羊の腸
フランクフルトソーセージ→豚の腸
ボロニアソーセージ→牛の腸
だそうです。 へぇ~(笑)
テニスのラケットもガットが張られてます。
今はもちろんテニスのラケットギターも腸は使われておらず人工の合成繊維が使われています。
音もずいぶんよくなったようです。
クラシックギターの歴史は前回の通りですが、フォークギターは1833年にアメリカ、ニューヨークにてクリスチャン・フレデリック・マーチンが発明したといわれています。
ちなみにこのクリスチャン・フレデリック・マーチンは現在のフォークギターの有名な一流ギターメーカー「マーチン」のことです。
マーチンさんはドイツ東部出身でアメリカに渡ったそうです、ウィーンスタイルのクラシックギターのシュタウファーという製作家に師事。今のフォークギターがブリッジピンを使っているのもこのシュタウファーのクラシックギターの影響があるかららしいです。
だんだんギタリストしかわからない深い話になってきた気がします。。。。うーん一般の人向けの説明は難しいですねぇ。。
ではなぜ鉄の弦を張ろうと思ったか?ですが、1800年代にアメリカの黒人奴隷がタバコの箱にワイヤーを張ってリズムを取っていたものが原型にあるようです。
またギター製作のはじめとしてはマンドリンのスティール弦を参考にしたのがはじめみたいですね。
マンドリンはこちら
また19世紀後半にはこれまた有名なギターメーカー「ギブソン」もそれまでマンドリンを主力商品にしていましたが、マンドリンの需要が下がっていくにしたがってギターの製作に力を入れるようになり、アーチトップギターといわれるJAZZによく使われるギターで鉄弦を使用するようになります。
ふぅ(^^; 今回はここまで、次回はいよいよエレキギターに入ります。
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