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2018.08.09

4000ものコードの覚え方

昨日のブログでギターのコードが4000個、ウクレレのコードが1500個程度あるという話を書きました。でもそんなにたくさんのコード覚えられないですよね?

そうです。プロでもそんなに覚えてません。もっというと覚える必要すら感じてないのです。

コードの表記には意味があります。6や9などの数字にもMやmなどのアルファベットにも意味があります。それらの意味がわかっていれば瞬時にコードが探せます。さらにテンションコードも相対的な位置関係で導き出せるのでコードを覚えていなくても自分の必要な場所に必要なトップノートを持ったコードを作り出せるのです。

こう書いてもあまりピンと来ないかも知れないのでもう少し具体的に書きます。
※ここから話が結構専門的になります。頭でテンションがイメージ出来る人以外はギターをもってじっくりついてきてください。。。。。それか流して読んでもらってもいいです。またコードはギターで使用する押え方を表記させてもらます。

たとえばD♭7(♭13・♭9)という中級者までの人からすると意味不明な記号のようなコードを押さえるとします。(通常は前後のコードのポジションによって押さえるポジションなどが変わるのですが、今回はこのコードのみを押さえると仮定します。)

そもそもすでに上級者であれば◯7(♭13)程度であればすっと出てきます。今回はこれに(♭9)がくっついています。まず、◯7というコードがイメージ出来るのと同時に(♭13)(♭9)が相対的な位置関係ですっと出てきます。

D♭7だと

ーXー
ー2ー
ー4ー
ー3ー
ー4ー
ーXー

ー4ー
6
4
6
4
Xー

が真っ先に出てきます。

どっちを選択するかはそのプレイヤーの気持ち次第です。あと手癖もあるのでそれによってもどちらを軸にコードを作るかは変わるかと思います。

たとえば①の場合、

D♭7(♭9)

ーXー
(3)
4
3
4
Xー

と()の場所が変化します。次に(♭13)の場所ですが、実はこれ、問題があって、無理やりこれを適用させようとすると

ー5ー
3
4
3
4
Xー

となります。これはちょっと押さえるのが難しいですね・・・

仮に(♭13)の音を1オクターブ下げた音にすると

ーXー
3
(2)
3
4
Xー

となります。これもかなり響きが使えるか微妙です。

(・・・・難しくてすみません・・・ついてこれてますかね・・・・・)

 

では②の方だとどうなるかというと


D♭7(♭13)

ー5ー
6
4
6
4
Xー

これに(♭9)をつけるという話になります。

そうすると

ー5ー
6
7
6
4
Xー

こうなります。

・・・・・これは押さえるのが不可能ですね・・・・

さぁ困りました。①も②も結構押えづらい。こういう時はどうするかというと


ー5ー
3
4
3
X
Xー


ー5ー
6
7
6
X
Xー

というようにルート(ベース音)を使わないことにします。

 

・・・・それじゃあコードと言えないのでは??

という声が聞こえそうですがこれでいいのです。

実際バンドで使う場合(あまりなさそうですが・・・・)、ベースがいますよね?

要はルート(ベース音)はベースなど他の楽器に弾いてもらえばいいんです。

という流れになります。コードと言うとどうしても全部押えなくてはいけないと思いがちですが、プロの人々は必要がある音だけ弾けばいいと考えています。その方がサウンドもスッキリしますしね。

続きはまた明日で・・・

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