こんにちは!名古屋のギター、ボーカル、ウクレレ等の音楽教室「ポワンポワンスタジオ」です。
先日ある音楽教室を経営されている方から本をいただきました。
あまり人から本をもらうことはないのですが鈴木 鎮一といういわゆるスズキメソードの創始者の方の本でしたので家に帰って読みました。
その本で「鈴木 鎮一」と「鈴木メソード」に興味を持ったのでそのことについて書いていきたいと思います。
鈴木 鎮一は1898年生まれ、今から120年も前に生まれた人です。
鈴木バイオリンの創業者である鈴木政吉を父に持ちます。
すごいですよね。日本で初期にバイオリンを製作し日本を代表するバイオリン制作会社になった鈴木バイオリンの息子がスズキメソードの創始者ですから。。。。
もっと遡るともう少し面白いことがわかります。
鈴木政吉の父、鈴木正春は江戸から大正明治にかけての人で武士から三味線職人になった人です。三味線職人の息子がバイオリンを作り、その息子がスズキメソードという音楽教育法を作ったということです。
この鈴木メソードですが、鈴木鎮一が本の中で何度も言っているのが才能は生まれ持ったものではなく、生まれたあとの教育によるものだということです。
この才能が「生まれ持ったもの」なのか「生まれたあとにつくもの」なのかについては今でもいろんな意見があるかと思いますが、昭和のはじめにそういったことを言っていたということは素晴らしいと思います。本では戦前戦後にかけての大変な時期に音楽に携わるものがどのように戦時中を生き抜き、どうやって音楽を再開したかなどが書かれています。当然僕は鈴木鎮一ご本人にお会いしたわけではないのでこの本に書かれていることからしか本人の人格を知ることは出来ないのですが、大変な人格者だということは伝わってきます。
現在バイオリンの教育に鈴木メソードを用いる人はとても多く、有名所を列挙すると
・葉加瀬太郎
・久石譲
・ヨーヨー・マ
も鈴木メソードの経験者です。久石譲も元はバイオリン科だったんですね。
変わりどころだと
さだまさしも鈴木メソードの経験者みたいです。たしかにバイオリン弾いてますもんね。
本の内容としては今だからこそ普通のことが書いてあるように感じてしまいますが、昭和のはじめから戦後にかけての話だと思うと先進的な内容だったのだと思います。
次回はお父さんの鈴木政吉の「鈴木バイオリン」について書いていきたいと思います。
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