今回は音と振動の関係の続きです。
続きといっても前回は前回で完結してますので、ウンチク編のようなものになります。
前回「ラ」の音は440Hz。空気が1秒間に440回振動したときの音の高さという話はしたと思います。
実はこの440Hzの「ラ」の音、赤ちゃんの産声の音程という話があります。
もちろん厳密に440Hzではなく、多少前後するとは思いますが、大体の赤ちゃんが同じような音程の産声で生まれてくるって凄いですよね。
「国際標準ピッチ」と一緒というのも人間の体が感じる基準の何かがあるかもしれません。
でも人種によって体格の差って結構ありますから疑って調べてみたところ、やっぱり東洋人の赤ちゃんは体が小さい分音程も高く「ラ」よりも「シ」に近いそうです。
(十二律という日本や中国で伝統音楽で使用されていた「三分損益法」という調律法を用いて作られた音階の中の「盤渉(ばんしき)」と呼ばれる音階が「シ」のあたりの音だそうですが、
どなたかが個人のHPで「盤は胎盤、渉は(水の中を)歩く」という事を言われてたので、東洋人も赤ちゃんの産声が基準になっているのかもしれませんね。)
ちなみに「ラの音は440Hz。空気が1秒間に440回振動したときの音の高さ」と話しましたが、みなさんがラの音を発声したときも喉の奥では声帯同士が1秒間に440回ぶつかり合っています。夏にセミが鳴いたり、秋になるとコオロギが鳴いたりするときも身体の何かを振動させて音を出しているのです。
ちなみに声の周波数の範囲は100Hz~1000Hzです。
男性の話し声は500Hz
女性の話し声は1000Hz
ソプラノ歌手の歌う声は2000Hz
セミの鳴き声は4000Hz
———————————–
だそうです。
確かに声が低いとガラガラしたような振動を大きく感じますね。高くなるとあまり振動しているようには感じなくなりますが・・・・というかセミって1秒間に4000回も発音膜を動かしているってことですね。。。もっというと超音波と呼ばれる人には聞こえない超高音なんかはもっと速く振動させていると言えますからイルカやコウモリはもっと振動数が多いってことですね。
携帯電話が通す周波数域は300Hz~3500Hz(機種によっても違うので数値は前後すると思いますが。。。)、これは雑音が入りにくく、声が相手に届きやすくするためだそうです。
おそらく情報量の圧縮もあるかと思いますが。
なので「セミの鳴き声は携帯では聞こえないor聞き取りにくい」ということだそうです。
これは面白いウンチクですね。
またテレビやラジオの時報は440Hzと880Hzの音の組み合わせで作られるそうです。
あの「ピッ ピッ ピッ ピーーーーーー」という時報です。最初の3つが低いので440Hz、その後の長いの音が880Hzだと思います。ギターやウクレレ、ベースなどA音で調律できる楽器が多いのでタイミングがあえばチューニングに使えるかもしれません(笑)
あ、そうそう、最後に少し脱線気味のウンチクですが。。。。セミはヘリウムガスを吸うと人間のように声変わりします。(笑)
でんじろうさんが言ってました。ちょっとセミがかわいそうな気もしますが。。。
~ポワンポワンスタジオ 名古屋のギター教室~
まずは無料体験レッスンを受けて、ポワンポワンスタジオの雰囲気や楽器の楽しさを感じてみませんか?
ポワンポワンスタジオ各系列校の
総合受付につながります