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2019.02.22

鈴木バイオリンについて。

こんにちは!名古屋ギター教室ボーカル教室ウクレレ等の音楽教室「ポワンポワンスタジオ」です。

今日のテーマは「鈴木バイオリン」についてです。

僕はクラシックギターも弾くのですがスズキバイオリンはクラシックギターフォークギターも作っているのは知っていました。前回、鈴木メソードについて取り上げた際に鈴木鎮一の父である「鈴木政吉」とその会社「鈴木バイオリン」についても調べましたので、書いていきたいと思います。
僕はあまり良く知らなかったのですが鈴木バイオリンは一時期世界で一番バイオリンを生産していた会社だそうです。明治30年代には世界の8割のシェアを誇っていたと言いますから相当なものです。ヤマハの創業者「山葉寅楠」とも親交が深かったようです。

もともとは楽器を制作したこともない素人だったようですが、はじめてバイオリンを目にしたときに忘れられなくなり、自分で試行錯誤して一流のバイオリンを作り上げたようです。現代ですと楽器屋に行けばバイオリンは手に入りますが当時はおそらく日本でもそれほどバイオリンが流通していたとも思えず仕組みを調べるだけでも大変だったかと思います。

ちなみにアインシュタインもバイオリンを熱心に弾いていたことから、鈴木鎮一や政吉と親交が深かったようです。
その後バイオリンの制作会社が多かったドイツが第一世界大戦で敗戦し、バイオリンの供給が見込めなくなったことから鈴木バイオリンは急激にバイオリン制作会社としてのシェアが高くなっていきます。ただし昭和に入ってからはあまり景気は良くなかったようで1932年に倒産、その後「鈴木バイオリン産業株式会社」や「有限会社鈴木バイオリン社」と名を変えながら存続するも1985年に倒産したそうです。
(鈴木政吉は昭和19年に逝去)

その中でも鈴木政吉は自分の保有する土地を売っては社員に給料を払ったりするなど社員思いの人だったそうです。

あと補足ですがギターで有名なフジゲンの社長「山田健三」は鈴木政吉の甥、ゴダイゴボーカルタケカワユキヒデは玄孫だそうです。

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