スタジオブログ

Blog
2017.09.17

楽器シリーズ(パンデイロ)

今回は「パンデイロとは」

打楽器です。

前回「カホン」をやりましたが、それならば・・・と続けて「パンデイロ」もやることにしました。

僕個人としてはパンデイロはコンパクトな割りにかなりの役割を担うことができるのでカホンよりもパンデイロを押します(笑)

パンデイロはこんな楽器。

タンバリンみたいでしょ。タンバリンは今まで何度か叩いたことがあると思います。カラオケにも置いてあったりします。おそらくほとんどの方はこのタンバリンに心惹かれた経験はないと思います。そんなに魅力がありそうに見えませんから・・・

でもこのパンデイロはタンバリンに似て非なる楽器です。全然別物です。

こんな楽器で何ができるって?

こちらをご覧ください。
おそらくほとんどの方のイメージが変わるはずです。

これなんて最高!!

山崎まさよしも叩いてます。

タンバリンではこれは出来ません。先生

なにが違うかというと。まずはこの金属の円盤が付いてますよね。これが絶妙にチューニングされていて手首を返したりすることでグルーブのあるリズムを作り上げることができます。

また皮の張力が中心部分と外側とで違うので低音、中音、高音を使いわけることができます。

もともとカーニバルパレードなどで使用されていたのが1920年発明のスルドなどの低音打楽器などの出現によって段々とカーニバルでの存在意義を失っていき、

その後マラバリストと呼ばれるジャグラー(曲芸師)などのパフォーマンスに使用されるようになったそうです。

まぁブラジルと言えばカーニバルとサンバですよね。あの大音量の中だとパンデイロだと少し厳しいかもしれません。

——————————————

クラウス・シュライナー著『ブラジル音楽のすばらしい世界』には、こう記されています。

「パンデイロは北アフリカからイベリア半島に入り、 そこですっかり根をおろしてから、ブラジルにもたらされ、アフリカから来た黒人たちがブラジルでパンデイロを新たなアフロ=ブラジリアン的な楽器として消化したのである」

———————————————–

もともと黒人の人たちが奴隷としてアメリカ大陸につれてこられたときは当然ながら楽器などは持ち込めないわけで、ポルトガルからもたらされたものを自分たちの楽器にしてしまったというところではないでしょうか?

ちなみに余談にはなりますが、サンバ・ボサノヴァ演歌の関係って知ってますか?

全然関係ないように思われますが、意外にサンバ・ボサノヴァ系のミュージシャンって演歌や昭和歌謡のレコーディングに参加してます。

演歌の巨匠「古賀政男」も昭和26年にブラジルに渡り、ブラジル音楽の巨匠とレコーディングをしています。

もともと日本からブラジルには明治時代から移民が多く入植していましたので当然の成り行きかもしれません。

僕の大好きなボサノヴァギターの神様、バーデンパウエルも日本の演歌を弾いてます・・・・・

こちらがバーデンパウエル、これには衝撃を受けました。かっこいい!!

・・・で演歌の演奏がこちら・・・五木の子守唄・・・なぜ・・・

ちょっと横道にそれましたね。しょんぼり

パンデイロ、これから買うならお勧めですよ。

値段は5000円前後~20000円しないくらいですかね。
打面が革になると1万以上に値段が跳ね上がりますがそうでなければ数千円で買えます。

専門でやっているような良いお店だと調整もきちんとしてくれますし、多少レクチャーしてくれたりもします。

free trial

まずは無料体験レッスンを受けて、ポワンポワンスタジオの雰囲気や楽器の楽しさを感じてみませんか?

無料体験レッスンについて詳しくみる

今すぐWEBから申し込む!

ポワンポワンスタジオ各系列校の
総合受付につながります