ベース初心者の方必見!!
今回はベースの種類「ジャズベース(通称:ジャズベ)」「プレシジョンベース(通称:プレベ)」について書いていきたいと思います。
ベースをはじめて買う時にこの2種類の存在にはじめて気づきます。
もしくは勝った後に気づいたりするかも知れません。
この2種の違い、正直初心者ではあまり違いがわからないかもしれません。
どちらの種類を買ったからと言ってしばらく困ることは無いと思います。
ただ、ベースをするならこの2種類の違いくらいは知っておいても良いのではないでしょうか?
せっかくなのでベースの歴史っぽいところから話を始めましょう。
もともとベースの直近の先祖はコントラバスです。ウッドベースとも呼ばれます。ジャズでよく弾かれている大きな楽器です。コントラバスはクラシックの低音部を担う楽器で見たことがあると思いますがバイオリンやヴィオラなどのように弓で弾きます。
後にこの楽器をポップスやジャズなどでも使用するようになったのですが、弓だとリズムがつけにくいのでピチカート奏法という指で弾く方法に変わりました。普段ジャズのライブなどでウッドベースの人が指で弾いているかと思いますが、あれがピチカート奏法です。
戦後間もなくエレキギターが普及しだします。特に以前書いたようにフェンダー社はソリッドボディという空洞がなく、共鳴部分がないためハウリングが起きにくい構造を作り出しました。エレキ化される前は音を大きくするために共鳴部分を大きく取る必要があり、内部を空洞にし、響きを大きくする構造になっていました。ただ、エレキ化される際は音量は後から調整できますので逆に音量を大きくした際のハウリングを起こさせないために共鳴部をなくす発想に至ったのだと思います。
エレキギターが普及するようになると同じ方法でエレキベースも作られるようになります。ただし、初期はエレキギターに比べるとかなり高価だったようです。エレキギターよりも張力が強く、数も少なかったためでしょうか??
最初に作られたのは1951年い作られたプレシジョンベースの方でした。もともとフェンダー社が制作していたエレキギターのテレキャス(テレキャスター)を基本にして作られましたが、一番影響が大きかったのはプレシジョンベースになってはじめてベースにフレットが導入されたことです。
それまではコントラバスを見るとわかりますがフレットはもとより目盛りなどもなかったので音程は曖昧でした。低音は高音よりも音程のズレが聞き取りにくいのでポップスやジャズで使用しても特に不便は感じなかったのだと思います。
プレシジョンベースの「プレシジョン」は「正確な」という意味です。フレットが出来ることで正しい音程が容易に出せるようになったのです。
その後10年後プレシジョンベースのサウンドの幅を広げるべく1960年に開発されたのがジャズベースです。それまでと違いジャズベースではピックアップがフロントとリアに1つづつ配置され、ツマミで調整することでより高音、低音などのコントロールが出来るようになり自分のサウンドを作ることができるようになりました。
ちなみにジャズベースはジャズを弾くためのベースではなく、プレシジョンベースにジャズベーシストたちがあまり興味を示さなかったため興味を弾くために命名されたという説など諸説あるようです。実際現在でもジャズのベースの筆頭はもともとあったウッドベースでジャズベースはフュージョン系のベーシストなど幅広いジャンルにおいて幅広いサウンドを求めているミュージシャン達に愛用されています。
プレシジョンベースとジャズベースの違いでした。今後ベースを買って始めようとしている方。すでにベースを持っているけど2つの違いが何なのかわからなかった方参考になればと思います。
まずは無料体験レッスンを受けて、ポワンポワンスタジオの雰囲気や楽器の楽しさを感じてみませんか?
ポワンポワンスタジオ各系列校の
総合受付につながります