TAB譜の歴史

スタジオブログ

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2019.09.29

タブ譜のお話②

こんにちは!名古屋のウクレレ、ボーカル、ギター教室「ポワンポワンスタジオ」です。

今日のテーマは「タブ譜のお話②」です。

もともと楽譜というものは楽曲を記録しておくため生み出されたものです。
紀元前より譜面はあったようですが、文字譜と呼ばれる文字の間に音程を表す記号等があるといったものでした。おそらく普通にみても古代の文字としか思えないでしょう。

それが9世紀ごろにネウマ譜と呼ばれる線と曲線の時間軸と音程を表す譜面の原型とも言えるものが出来ます。そのネウマ譜がその後数百年の月日を経て五線譜になっていくのですが、その中で利便性を考えてTAB譜が考案されたのだと思います。TAB譜は元々リュートというギターの先祖の楽器のために作られた記譜法です。
リュートとは日本の琵琶とも先祖をともにする楽器で木を意味するアラビア語「アル・ウード」にその名の由来があります。(ちなみにギターやウクレレなどの製作者のことをルシアー(luthier)といいますがこれはリュート(Lute)を作る人からきています)

(リュートのタブ譜はギターのタブ譜とは若干違い、ギターではフレットを数字で表すのに対し、リュートは1フレットが「a」、2フレットが「b」、3フレットが「c」といった具合にアルファベットで表されています。)

このリュートがルネサンス時代に作られ「ルネサンスリュート」と呼ばれるのですが同じくルネサンスの時代にルネサンスギター呼ばれるギターが出てきます。


この時はまだ弦が4本で、他にも5本のバロックギターもありました。



リュートから派生した楽器なので当然リュートで使われたタブ譜も用いられ、それが現在に至っているのだと思いますが、どのような経緯で生き残っているのかは調べましたがよくわかりませんでした。もしかしたらその後一度は五線譜で弾く形式が主流になったがその後タブ譜が教本等で使われるようになったのかもしれません。

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