こんにちは!名古屋のウクレレ、ボーカル、ギター教室「ポワンポワンスタジオ」です。
今回のテーマは「スピードが上がらない方へ⑦」です。
前回書いた「力み」の続きについて書いていきます。
前回は「力み」とは「本来したい動きに対して働かせていた筋肉の動きを別の筋肉の動きで阻害してしまうこと」ということを書きました。よく言うところの「足を引っ張る」というのと同じです。そんな時によく「肩の力を抜いて」と言われます。
ギターのピッキングの場合は上腕を見ているとわかります。力んでいる時は上腕の本来働かせる必要がない部位の筋肉が稼働している時が多いです。そんなときは当然脱力した方がいいのですがでは力まないようにするにはどうすればいいでしょうか?
一番は「力をいれず動作する」ということですがこれはなかなか無理があります。「気にしなくていい」と言われると余計に気になりますよね?結局「意識しない」ことを意識すると結果的には余計に意識することになりかねません。
なので僕はそういう時には生徒さんに「お腹(丹田)に力を入れてください」と言っています。腹筋に力を入れるとなぜ脱力できるのかということですが、結局脱力したいのは肩から先の部分です。腹筋をあえて意識させることで肩から先への意識をそらしているのです。
「意識するな」ということは出来なくても別の場所を意識させることで、特定の部位への意識をそらしているという訳です。もちろん最初は脱力することを考えてください。それで脱力出来るのであればそれに越したことはありません。それが出来なかった時に別の部位への意識で対策をするといいと思います。
前回も書きましたが、力みが生じると運動の精度が下がります。BPM150などのスピードで16分音符を連続して弾こうと考えると相当な精度が要求される中で力んでしまうとロスが多く出て間に合わなくなってしまいますので注意が必要です。
次回は「⑦身体の使い方に問題がある」について書いていきます。
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