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2018.07.30

ジャズは難しいか?②

昨日は意外にジャズは初心者でも手を出せるという話をしました。
ではその後はどうなんでしょうか?

ジャズをはじめて伴奏とメロディーを弾くところまでは充分だれでも練習で出来るようになります。
問題はそこからです。アドリブソロです。

アドリブソロは自由にソロパートを演奏するということです。

最初は誰もが「自由」というより「なんとなく」という方が似つかわしい演奏になります。

本来ならばイメージした演奏ができれば良いのですが、基本的にイメージすることが難しいのです。
またイメージしても再現出来なければ演奏出来ません。なので「とりあえずここらへんを弾いておけば大丈夫」という場所をレッスンで教えてもらい、そこをなんとなく弾くところから始まります。人は大なり小なり相対音感を持っていますので自分が弾いた音がおかしければ比較的「あれ??」という感じで気づきます。そういったところを修正したり、他の人のソロの真似をしたりしていくうちになんとなくソロっぽいフレーズが弾けるようになっていきます。

通常のアドリブソロの場合、そこまで行ければひとまずOKなのですが、ジャズの場合は更に続きがあります。ビバップと言って、コードの構成音を使用してソロを弾くという手法を勉強することになります。チャーリーパーカーから始まった手法なのですが、現在はこれがジャズの基本のようになっています。これが出来てはじめてジャズっぽいフレーズが弾けようになります。

さらにこれで終わりかというとそうでもなく、アベイラブルノートと呼ばれるそのコードに対して「使用できる音」を知らなければいけませんし、更に上級になってくると、コードの代理コードを想定してソロを組み立てるなど、どんどん複雑になっていきます。

なので勉強しても勉強してもどんどん複雑になっていき、学ぶことも多くなってくるので「難しい」と言われるわけです。

バッキングに関しても同じで、4和音で4ビートを刻んでいるうちはいいのですが、実際はゴーストノートと呼ばれる耳をすませないと聞こえないくらいの音などでノリを出していいたり、コードもテンションコードを始め、代理コード、コードトーンなどを使用するようになりますので結果アドリブソロと同じような理論で展開していったりします。

ジャズは更に上のレベルになると個々に自分たちの理論を構築し始め、マイナーコンバージョンやリディアンクロマチックコンセプトなど数え切れないほど細分化していくので、そうなると手がつけられません。

まぁでも昨日のブログで書いたように初心者でもメロディと伴奏は弾けるので上手い人に合わせてもらえればジャズが弾けます。思っているようりは難しくありませんし、奥へ進むと思ったよりも難しい。そんなイメージをジャズに関しては持ってもらうと良いと思います。

明日はボサノヴァ(ボサノバ)について書いていきます。

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