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2017.10.06

コードってなぁに?⑥ピアノ・キーボード編

今回はコードってなぁに?の6回目
(ピアノ&キーボード編)

今回は2~4回目までにやったコード理論を使って今までよりも効率よくコードを覚えていく方法を書いていきます。
まだ2~4回目を読んで無ければ先に2~4回目を読んでからこちらを読んで下さい。


ピアノ&キーボードの方でもクラシックを2~3年以上やっていた人は指や耳が覚えている可能性が高いです。
また度数も鍵盤の数で数えられるので理解が他の楽器よりも容易かと思います。
まずは単純にC(ドミソ)を押さえます。その後CM7(ドミソシ)、Cm7(ドミ♭ソシ♭)、C7(ドミソシ♭)、CM7(6)(ドミソラシ)などを押さえ、コードの響きと指の間隔を覚えるように弾いていきます。そうするとコードを展開することで元の「C」の何が変化したかを理解出来るようになります。

例えば「C」から「Cm」。「C」のドミソを親指、人差し指、薬指で押さえていたのであれば、「Cm」は人差し指3度にあたり、半音下がる。といった具合です。

鍵盤なので目で見て指の開きなどでも確認出来るので
「C」→「Cm」→「Cm7」→「CM7」→「C7」→「C7-5」→「Cm7-5」
と指が一本づつ移動したり、増えたりして音が変化するのを聞くことができます。

これをどんどん繰り返していくと指の間隔と度数の変化などがだんだん飲み込めてきます。
そして「C」ではなく「D」、「E」「F」・・・といろいろなコードを増やしていきましょう。

いきなりテンションコードを混ぜると混乱し易いのでまずは4和音(根音、3度、5度、7度)までにしておきましょう。
何かの曲のコードを弾くのもいいと思います。テンションコードが出てきても省略してもらって構いません。
例えばC7(13)と表記されていても「13」は省いて「C7」だけを弾けば大丈夫です。またオンコードといって「C7onG」とか「C7/G」とか書いてあっても左側のコードのみ活かして「C7」として弾いてもらえればいいです。また別の回で省力出来るコードに関しては書くことにします。

最初は簡単なキーで練習することをお勧めします。簡単なキーとは黒鍵があまり出てこないキーです。調合に#や♭があまりついてないといったほうがわかりやすいでしょうか。極端な話最初はkey=Cでしばらく行ってもらったほうが良いかもしれません。key=Cであれば基本的には白鍵で構成されていますし、度数も数えやすいです。逆に#や♭が多いkey=G♭やkey=Bなどは混乱しやすいのでお勧めしません。

ある程度4和音に慣れてきたら少しづつテンションコードに慣れていくようにしましょう。いきなり難しい曲を弾くと大変なので1曲につき、テンションコードを1つだけ弾くとか、2つだけ弾くとか制限しながらすすめると負担が少ないと思います。

テンションコードでも♭や#がつくテンションコードは最初のうちは避けましょう。たとえばC7(♭13)を弾くのであれば、まずはC7(13)が弾けてからという順序ですすめていくと良いと思います。

つまり少しづつ音数を増やして、複雑にしていくという流れにしていくといいと思います。
曲のコードの難易度は見ればおそらくなんとなく分かるはずです。難しそうに感じる曲は弾いたことのないコードが並んでいたり、弾いたことはあるが難しい印象のコードが並んでいるかどちらかだと思いますので、難しく感じないところから手をつけていくのがいいと思います。また曲の伴奏ですが最初は1コードに1アクションで大丈夫です。要は「ジャーン、ジャーン」と1つコードが出るたびに1回づつ弾くと行った具合です。テクニックではなく、あくまでコードをどれだけ短い時間(一瞬)で手が反応して弾けるのか、コードを見た瞬間に手が反応してコードが出て来るまで練習するといいと思います。

次回はベース、ウクレレのコードの覚え方を書いていきます。

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