今日は前回の「オルゴール博物館に行ってきた!」の続きです、オルゴールの歴史の話の途中でした。
前回(昨日)はシリンダーで曲の交換ができるタイプのオルゴールの登場まで書いていきましたが。・・・でもこれって今僕らが見かけるオルゴールよりも進化してますよね・・・
僕たちが普段見かけるオルゴールはそういう意味ではかなり初期のオルゴールだと言えると思います。このシリンダーが回転して曲を奏でるタイプですが、大型なものになるとかなり高価なものになります。テーブルくらいの大きさのオルゴールになると富裕層しか買えずしかも1台で家が買えたと言いますから相当制作するのにも時間がかかり、材料にも高級な木材が使われていたのでしょう。
19世紀になると機械の精度が上がり、より緻密な機械が作れるようになります。そんななかでオルゴールもシリンダーではなく円盤に凸凹を作りそこで演奏させる形式がドイツから生まれました。これにより重く高価なシリンダーではなく、レコードのように円盤(ディスク)で曲が持ち運べるようになり、生産コストや収納スペースなども大幅に改善されました。いわばレコードのように演奏する機械とディスクが分けられるようになったのです。これによってオルゴールは比較的安く手に入るようになり、大衆化していきました。
オルゴールは20世紀にはいるとレコードに立場を奪われ衰退していきますが、レコードの登場まではレストランやパブなどでジュークボックスのように扱われ、1枚に何曲もの曲が入ったディスクが10枚以上自動で入れ替わるような仕組みのものも使われていたようです。
全盛期には世界で1億台以上のオルゴールが生産されてきたと言われていますから本当に大衆化していたのだと思います。日本でもサンキョーというメーカーが戦後に出てきて1991年の段階でも1億台ものオルゴールを制作し、世界のシェアの8~9割程度を誇っていたといいます。僕の知らないところでそんなに作られていたんですね・・・・
でも僕がびっくりしたのはこんなんじゃないんです。明日続きを書いていきます。
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