生徒さんからの質問で「先生、練習するときはエレキギターで練習がいいですか、それともアコギで練習したほうがいいですか?」という質問。
もちろん、これを質問してくる生徒さんはエレキギターもアコギも持っていることが前提なのですが、今までに数回聞かれたことがあります。また似たような質問で「エレキギターをやっていた人がアコギに転向するのと、アコギを弾いていたひとがエレキギターに転向するのってどっちが大変ですか?」と聞かれたこともあります。
エレキギターとアコギは基本的には両立できます。エフェクターの存在を無視すれば(クリーントーンという条件でいうと)どっちも同じようなことはできます。音は細くなりますがエレキで弾き語りもできますし、(多少雰囲気がかわりますが)アコギでロング・トレイン・ランニングのようなカッティングを弾くこともできます。
では練習にはどちらがいいかという質問ですが、極論を言えば当然エレキギターの練習はエレキで、アコギの練習はアコギでという話にはなります。でも例えば「スケール練習」となると話がかわります。単純にクロマチック的なアプローチの指の運動ならばアコギの方が適しているかもしれません。でも指板上のスケールを覚えたいのであればエレキギターの方がフレット数が多いので有利だと言えます。弾き語りの練習はエレキだと弦のテンション的にあまり適していないように感じます。チョーキングなどのエレキ特有の技法が入ったものは当然エレキで練習すべきですし、ペンタトニック・スケールなどの練習もエレキでするべきだと思います。
次に「エレキギターをやっていた人がアコギに転向するのと、アコギを弾いていたひとがエレキギターに転向するのってどっちが大変か」という質問に対する回答ですが、初心者~中級者はエレキギターをやってきた人がアコギに転向する方が大変だと思いますが、これが上級者だとするとアコギをやってきた人がエレキに転向するほうが大変なのではないかと思います。初心者~中級者は弦のテンションの問題でエレキからアコギにいくと押さえることに四苦八苦します。またバンドスコアではなくコードが基本なのでそこでも苦労するかもしれません。逆に上級者になるとコードは覚えているのが当然ですし押さえる力も比較的強いのでエレキからアコギへはなんとかいけると思いますが、アコギ上級者はエレキ特有のソロやアドリブ、速弾き等に対応出来ないのではないかと思います。
でもこの結論を言うと顰蹙を買うかもしれませんが・・・・バランスよく両方やってもらうのが一番いい・・・というのが僕の結論です・・・すみません。どっちつかずで。
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