その他の楽器

質より量の話

量

今日はネットで見た興味深い話。

あるアメリカの美術大学で行われた社会実験の話なのですが、
クラスを2グループに分け、

一方は「作品の質は問わない。数を出せば評価する」
他方は「作品は一点だけ出せ。その質で評価する」

という内容で作品を出させたそうです。

通常は僕たちの感覚としては「質」を求めたほうが良いものができると考えがちです。
作品の数だとテキトーにたくさん作ろうとするはずなので質も悪くなるに違いない・・・と僕も思います。

ところが結果は

「作品の質は問わない。数を出せば評価する」としたグループは質の良い作品がちらほら見られたそうですが、「作品は一点だけ出せ。その質で評価する」は質の良いものはほとんどなく、未提出者も出たそうで、「作品の質は問わない。数を出せば評価する」の方が質が良い作品が多かったという結果になりました。

一見これは私達のイメージとは違う結果です。でも経験則で考えると確かに質より量を求めたほうが結果が出ることが多いです。

顕著にその法則がでるのは作曲です。良い曲を作ろうと思うと大抵良いものは出来ません。どんどん作って駄目だったら捨てるというやり方が一番効率よく良い作品を生み出す方法なのです。よくドラマや漫画などで画家や作曲家が上手く作品ができないと紙をクシャクシャにして捨ててしまうというシーンが見られますが、あれなんかはまさにそうで、どんどん作ろうとする過程でできの悪いものは捨てていくというプロセスが垣間見えます。

楽器の練習もそう。デッサンのように最初はラフにそのあとで緻密に技術力をつけていきます。例えばギターのコードを押さえるのでも初心者だと全部は鳴らないことも多いですが、丁寧に弾くよりもどんどんコードを弾いていく方が上手くなります。これは指がいろいろなパターンを押さえることにより、より柔軟性がでるようになりますし指先も固くなりやすいからです。逆に1つのコードの質を追い求めていると結果的に上達のスピードが鈍る結果になります。

もちろん中級者以降は質も大事ですが、練習する際に質より量。気にしてみてください。正しく言うなら質を気にしながらも量をこなすことに重きを置く感じでしょうか。

脳を騙せ②

脳

昨日は脳の記憶の仕組みを練習に活かす話をしましたが、今日はさらにその仕組をわかりやすく書いていこうと思います。(ただ、僕は脳の権威ではなくネット等の情報で書いているので「ふーん、そうなんだぁ」くらいの軽い気持ちでお読みください)

脳の特性を活かすと練習法も変わります。昨日ギターなど楽器の練習をする際は、10時間ぶっ続けで練習するよりも、1日1時間を10日練習したほうが効率が良いと書きました。

1日で10時間の練習も脳にとっては反復練習なので当然記憶されやすくなります。でも1時間を10日練習すると脳は「こんなに長期間毎日やるのだから重要な情報にちがいない」と判断してより重要な場所に記憶することになります。要は練習した時間ではなく、練習した回数、期間、継続の方を優先するということです。

たとえばみなさんがある一日10時間くらい見ず知らずの人と一緒に過ごしたとします。当然話もするでしょうし打ち解けるかもしれません。記憶にも残るでしょう。

では10日間毎日1時間会ったらどうでしょう。10日目にはもう会うのが習慣化し、その人との会話も身近な人のようになるかもしれません。さらに何日かたつと例えば「昨日はあのあと何してたの?」とか会話のパターンも10時間一緒に過ごした場合とは違ってくるでしょう。

脳はある一定の期間で自分の記憶を整理します。整理の仕方が悪いと時間や場所などがあやふやになって想い出の場所に来たのが今の彼女だったか、前の彼女だったかわからなくなるような状況がうまれます。

整理した後に再び記憶を追加するとよりその記憶は強固なものになっていきます。

10時間連続で練習していても記憶の追加は行われません。
(そもそも10時間同じ練習だといろいろと無理が出てきますが・・・)

これが毎日1時間だと整理しながら追加が行われ、改善があります。また、集中力も違うため最終的にはずいぶん「記憶の質」に違いが出てくると思います。

皆さんも練習するときには自分の脳がどのように理解しているのか考えて練習に取り組みと効率が違ってくるのではないでしょうか。

加齢との戦い

年齢とギター

少し前のことになるがブログで「年齢と上達スピードにはみなさんが思っているような比例関係はない」といった記事を書きました。

その事自体は本当なのですが残念ながら年齢によっておこる問題もあります。

数ヶ月前の話になりますが、MLBのイチローが今季は選手としてはプレイしないことになったという記事を見ました。「やっぱりね・・・」という気持ちと「残念・・・」という気持ちが半々くらいの複雑な心境になったのを覚えています。

僕の中の持論としては「技術は年齢に関係なく伸ばすことができる。」という考え方があります。その反面「身体的には30~40前後から確実に衰える」という事実もあります。

この2つは一見相反するもののように感じるかもしれません。身体的に衰えるなら技術的にも衰えるんじゃないの??という意見も聞こえてきそうです。

ただ、僕の持論としては「もう歳だから・・・」とネガティブに物事をみる人の殆どが

「身体的には衰える」=「上手くならない」というロジックで動いているのだと思いますがこれは間違いです。

音楽はスポーツではありません。よって「速く弾ける=良い」ではありません。テクニカルなのが音楽の良し悪しの全部を決めるわけではないのです。これが速弾きだったら先に書いた「身体的には衰える」=「上手くならない」はまかり通るかもしれません。

ギターをはじめ楽器の演奏を「朗読」に例えてみるとわかりやすいかと思います。

朗読はもちろんテクニックも存在しますし、滑舌など基礎も存在します。

ただ、歳とはあまり関係ありません。もちろん歳をとればそれによる変化は生まれます。それは避けられません。声優さんでも俳優さんでも歳とともに出来なくなる役があると思います。ただしその代りとしてあらたに出来ることが増えるのです。

実際のところ楽器を弾くのには正しいフォームをしていれば、それほどの身体的負担はありませんし、プロの演奏家も体力は使いますが上手くなってこれば、歩くのと同じくらいの身体的負担しかありませんので年齢にかかわらずある程度の演奏は出来るようになります。

ただ、テーマに書いたように年齢とともに関節等の怪我は増えます。若い時は無理できたような練習量もこなせなくなります。そういう意味においては年齢と楽器の練習法自体は関連性は当然あります。ただし、それを「身体的には衰える」=「上手くならない」と捉えないようにだけしていただきたいと思います。

楽器は何歳からでもできる。

age

音楽教室にいただくお問い合わせの中で結構多いのが、年配の方からの「歳ですけどだいじょうぶでしょうか?」のお問い合わせ。中には「どれくらいで弾けるようになりますかね?」といった具体的な質問も多いです。

ポワンポワンスタジオには3歳から80歳以上の方まで様々な年齢の方が通っています。

僕の持論ではある程度指が動いて、教室に通える方であれば誰でも習うことは出来ると思います。問題はどれくらいの期間でどれくらい上手くなるかですが、これはなかなか難しい質問です。なぜならこの質問自体が結構相対的な質問で、その方が弾けるというのをどのレベルで求めているかがわからないからです。

例えばクラシックギターで「禁じられた遊び(ロマンス)」を弾けるようになりたいと来られる方がいますがノーミスで弾くのと多少グダグダでもいいかどうかで難易度が格段に違います。耳が良い生徒さんだと自分の音に妥協できない人が多いので求めるレベルが高くなる傾向にあります。

ただ、これらは年齢や楽器には関係なく、何歳から始めても難しいのはみな一緒です。逆に言えば諦めなければいろんな可能性があります。発表会など人前で弾くことを目標に頑張ってもらえればきっと成果はでます。
いろんな生徒さんを教えてきてわかったのは年齢よりも練習量です。基本的には練習量と上達のスピードは比例します。もちろん同じ練習時間でも効率が良い練習法による練習の方が練習量は多くなります。また、練習法だけでなく集中力も効率化を考える上ではとても大事です。ダラダラしている3時間よりも、集中した1時間の方が効率は良くなります。

正直年齢による上達スピードの低下をレッスンで感じたことはありません。アスリートと同じですが、そうとう上手くなってくると年齢によるものは出てきますが上級者程度では気にする必要はないと思います。

ブルースを弾いてみよう!!

ray

昨日はボサノヴァに関して、一昨日はジャズに関して書きましたが、初心者でも手を出しやすいのがブルースです。

名古屋のセッションバーでもブルースは「初心者向け」と銘打ったセッションの日まで用意されていたりします。
一度行った生徒さんの話では最初にセッションの仕方のワークショップがあるので比較的参加しやすいらしいのですが、流石にギター初心者だと難しいかもしれません。

ブルースのセッションに行くのにはひとまず「ペンタトニック・スケール」が弾けること。バレーの7thコードが押えることが出来ることが条件になってきます。

ギターやベース、ドラム、キーボードなどの方は音楽専門学校に入ると大抵ブルースはレッスンで行いますが、バンドマンでもブルースがよくわかっていない方はたくさんいます。そもそもロックも遡ればブルースにたどり着くのですが、形式もずいぶん違いますのでロックの流れでブルースを弾くのは難しいかもしれません。

あとロックと違うのはセッションは基本エフェクターを使いません。「エフェクターがないとソロなんて弾けない!!」という人は苦労するかもしれません。

ただ、ブルースは現在のミュージックシーンの音楽の根底にある音楽です。ソロの表現力をあげたい方は是非挑戦してもらいたいと思います。
ブルースの曲で日本人が知っている曲と言われても思い浮かばないかもしれません。それもそのはず日本人の半数以上が知っているという曲がないからです・・・

有名なのは「ルート66」などですが、おそらく日本人の半分の人も知らないでしょう。泥臭い音楽ジャンルなので好みが分かれるのもありますし、コード進行がある程度決まっているのでいろいろ聞いてもみんな同じような曲に聞こえると言われるのも原因にあるかもしれません。

ギタリストであればエリック・クラプトンのギターと言われるとなんとなくイメージは湧くかもしれません。ただ、エリック・クラプトンはブルースの人からするとブルースではなくロックだと言う人が多いですが。。。古典的なブルースを聞くよりはスティービー・レイ・ヴォーンのような白人ブルースの方が今のロック系ギタリストは理解しやすいかもしれません。

話を最初に戻しますが、「ペンタトニック・スケール」が弾けて、バレーの7thコードが押えることが出来れば一応初心者向けのセッションには参加できます。
興味があれば「名古屋 ブルースセッション」などで検索してみると良いと思います。

ボサノヴァ(ボサノバ)は難しい?

Baden_powell

ここ10年ほどでカフェなどでジャズやボサノバがよく耳にするようになりました。
CDショップに行くとその手のコンピレーションアルバムがこれでもかって位並んでますし、ジョアンジルベルト、カルロスジョビン、ナラ・レオンといった往年の名曲のコンピレーションアルバムからジブリやJ-popなどをボサノバにアレンジしたものまで多種多様な音楽が聞くことができます。

教本でも一緒でここ10年くらいでボサノヴァの教本もよく見受けられるようになりました。

僕がボサノヴァに最初に出会ったのは20年ほど前、まだそれほど流行ってなかったときです。その当時フレンチポップ系のコード進行に興味をいだいていた僕はそれがテンションコードによるものだと言うことに気づき、また、ボサノヴァとフレンチポップはコードの色が近いことにも気づいたのがそのころでした。

フレンチポップはフランス、ボサノヴァはブラジルですからちっとも関係ないように思えますが、その後1970年代に出来たボサノヴァが市民権を得たきっかけがフランス映画への採用だったことがわかり、裏付けを得たような気持ちになりました。
(ボサノバはボサノヴァとも書かれ、まぁどっちでも良いのですが本当はボサノヴァの方が発音には近いと思います。)

ボサノヴァはジャズと同軸で捉えられることが多いですが、実際は生まれた場所も歴史も特徴も違います。ただ親和性が高く、それに気づいたアーティストがアメリカに持ち込み演奏をしたので現在はボサノヴァの曲をジャズのライブで聞いても違和感はなくなっています。

ボサノヴァは僕もたまに生徒さんに教えますが実はそれほど難しくありません。もっといえば初心者でも中級者でも難易度にそれほど差が出ないのが特徴とも言えます。
理由は簡単でバレーコードを押えなくていいコードが多いのと中級者でも初心者でもはじめて押さえる形なので同じくらいの努力で押さえることができます。

また指弾きですが、リズムが1パターン覚えれば事足りるのも大きいです。ジャズなどに比べてスウィング(ノリ)がそれほどなく、弾けた気になれます。
でも簡単と言ってもその日に弾けるほどは甘くはありません。テクニカルなプレイがあまりなくリズムも穏やかな曲が多く、ソロもジャズのようなアドリブソロもありますが、事前にコードソロなどを考えたりしても大丈夫ですので入りやすくある程度先まで進めます。

もちろん難しくなると速いスピードもありますし、倍速にしてグルーブをつけてサンバ調にしていくとゴーストノートを入れたりとそれなりに難しくなります。

ジョアン・ジルベルトっぽいプレイスタイルは比較的難易度が低いですが、バーデン・パウエル系だとぐっと難しくなりますね。

ジョアン・ジルベルト

バーデン・パウエル

ジャズは難しいか?②

jazz2

昨日は意外にジャズは初心者でも手を出せるという話をしました。
ではその後はどうなんでしょうか?

ジャズをはじめて伴奏とメロディーを弾くところまでは充分だれでも練習で出来るようになります。
問題はそこからです。アドリブソロです。

アドリブソロは自由にソロパートを演奏するということです。

最初は誰もが「自由」というより「なんとなく」という方が似つかわしい演奏になります。

本来ならばイメージした演奏ができれば良いのですが、基本的にイメージすることが難しいのです。
またイメージしても再現出来なければ演奏出来ません。なので「とりあえずここらへんを弾いておけば大丈夫」という場所をレッスンで教えてもらい、そこをなんとなく弾くところから始まります。人は大なり小なり相対音感を持っていますので自分が弾いた音がおかしければ比較的「あれ??」という感じで気づきます。そういったところを修正したり、他の人のソロの真似をしたりしていくうちになんとなくソロっぽいフレーズが弾けるようになっていきます。

通常のアドリブソロの場合、そこまで行ければひとまずOKなのですが、ジャズの場合は更に続きがあります。ビバップと言って、コードの構成音を使用してソロを弾くという手法を勉強することになります。チャーリーパーカーから始まった手法なのですが、現在はこれがジャズの基本のようになっています。これが出来てはじめてジャズっぽいフレーズが弾けようになります。

さらにこれで終わりかというとそうでもなく、アベイラブルノートと呼ばれるそのコードに対して「使用できる音」を知らなければいけませんし、更に上級になってくると、コードの代理コードを想定してソロを組み立てるなど、どんどん複雑になっていきます。

なので勉強しても勉強してもどんどん複雑になっていき、学ぶことも多くなってくるので「難しい」と言われるわけです。

バッキングに関しても同じで、4和音で4ビートを刻んでいるうちはいいのですが、実際はゴーストノートと呼ばれる耳をすませないと聞こえないくらいの音などでノリを出していいたり、コードもテンションコードを始め、代理コード、コードトーンなどを使用するようになりますので結果アドリブソロと同じような理論で展開していったりします。

ジャズは更に上のレベルになると個々に自分たちの理論を構築し始め、マイナーコンバージョンやリディアンクロマチックコンセプトなど数え切れないほど細分化していくので、そうなると手がつけられません。

まぁでも昨日のブログで書いたように初心者でもメロディと伴奏は弾けるので上手い人に合わせてもらえればジャズが弾けます。思っているようりは難しくありませんし、奥へ進むと思ったよりも難しい。そんなイメージをジャズに関しては持ってもらうと良いと思います。

明日はボサノヴァ(ボサノバ)について書いていきます。

ジャズは難しいか?

jazz

ジャズって難しい印象があります。昨日も書きましたがそれはジャズには読譜や理論が不可欠だと思われているからです。

ギターの専門学校生や、ギター上級者に聞いても「難しい」と返ってくると思います。
でも「初心者はジャズの演奏に参加できないの?」と聞かれると答えは「参加できます」という答えになります。

どのジャンルも入り口は広く取られてますのでジャズも楽器をまだ触ったこともない人でも今日からでも習うことが出来ます。

それは楽器にかかわらず、ギターでもピアノ(キーボード)でもウクレレ、ベース、ドラムどれでも大丈夫です。

ジャズはジャンルの一つで、リズムや形式等でジャズと認識されます。

リズムや形式等でジャズと認識されるので、映画音楽やポピュラー・ミュージックなどもジャズになります。最近はジブリやディズニーなどの音楽のジャズアレンジはよく聴きますし、CDなども多数でてます。またビートルズなどもかなり多くの曲がジャズミュージシャンがカバーされています。

では初心者がどうやってジャズに参加するかですが、まずリズムですが、ジャズは基本は4ビートです。
なので4分で、ジャン♪ジャン♪ジャン♪ジャン♪と1拍につき1回弾ければそれでいいです。
※ジャンの後が♪8分音符になってますが本当は4分音符です。

おそらくリズムだけでみれば初心者の方が最初に学ぶくらいのリズムでも演奏出来るということです。

次にジャズの特徴的なのはコードです。ジャズは基本が4和音になっています。

たとえばCというコードは「ドミソ」で出来ていますが、ジャズは4和音なので「ドミソシ」というCM7というコードになります。

「ドミソ」と「ドミソシ」がどう違うかですが、弾いてもらうとわかりますが4和音の方が少し複雑で繊細な音の響きに感じられます。
色で言えば「ドミソ」が原色、「ドミソシ」がパステルカラーといったところでしょうか?

フォークソングなどだと3和音が多いのですが、繊細な音楽だと4和音が基本になることが多いです。
ちなみに3和音でジャズをやろうとするとなんか雰囲気が変わってしまいます。「ニセモノ!!」といった感じのジャズになります。

あとはジャズは基本ローコードをあまり押えません。弾き語りなどの人だと最初にCやGやAmなどを学ぶと思います。4和音であるCM7やAm7やG7、Dm7なども初期に習うと思いますが、1~3フレットを主に使うタイプのローコードはあまり押えません。もっと言えば開放弦をあまり使いません。

理由としては4ビートが刻みにくいからとコードのハーモニーの問題が大きいかと思います。

さっき「で4分で、ジャン♪ジャン♪ジャン♪ジャン♪」みたいなことを書きましたが、ある程度の上級者の方は音を適度に切ってノリ(スウィング)を出します。なのでできれば開放弦を使わないタイプのコードで押さえると良いと思います。

例をあげると
C →CM7→ローコードでないCM7
-0—-0—–(3)—
-1—-0——5—-
-0—-0——4—-
-2—-2——5—-
-3—-3——3—-
-X—-X——X—-

Am →Am7→ローコードでないAm7
-0—-0—–(5)—
-1—-1——5—-
-2—-0——5—-
-2—-2——5—-
-0—-0—–(7)—
-X—-X——5—-

G →G7→ローコードでないG7
-3—-1—–(3)—
-0—-0——3—-
-0—-0——4—-
-0—-0——3—-
-2—-2—–(5)—
-3—-3——3—-

といった感じです。

最初に弾くといいのは「Fly Me To The Moon」でしょうか。

コード進行はいろいろなサイトにあるのでこちらでは割愛しますが
ここでも見れます。
https://www.e-chords.com/chords/frank-sinatra/fly-me-to-the-moon

どうでしょうか?これくらいならなんとかなりそうですね。一度挑戦してみてはどうでしょうか?明日は一転ジャズの難しさを書いていきます。

ジャズやボサノバ、ブルースは難しいと思われますが意外とできます。

むずかしい

大人の生徒さんで「ジャズやってみたいけど・・・難しそう」とか「ボサノバ(ボサノヴァ)やりたかったけど自分の実力もないので言うのすらためらってしまう」
「ブルースのセッションとかやっているってよく聞きますけど僕みたいな素人だと無理ですよね??」という声を聞きます。

確かにプロの人達がやっているのをイメージするとそう思われるのも仕方ありません。僕もジャズを習いたてのころはそう思ってました。

ただ、ジャズ、ボサノバ、ブルースは初心者の方でもレッスンはできます。ギターだけでなく、キーボード、最近はウクレレでジャズをする人もいます。街に出るとカフェなどでかかっているのは大抵ジャズかボサノヴァです。曲は知らなくても聞く機会はたくさんあるかと思います。

実際のところでいうと伴奏くらいなら初心者でも弾ける曲はあります。ポップスやロックと違ってジャズ、ボサノバ、ブルースはバレーコードをあまり弾かなくても成立します。特にジャズは必要なところしか弾かないですし、リズムも基本は4ビートが弾ければ成立するので下手なフォークソングよりも簡単です。ボサノバも基本のリズムさえ覚えてしまえば、なんとかなります。ブルースに至っては3つコードが弾ければ弾けます。初心者でも「E、A、B7」くらいが弾ければ大丈夫です。

ではなぜブルースはさておき、ジャズやボサノバが難しいと言われるには理由があります。
難しいと言われる理由は理論だったり、技術だったりします。

ジャズはブルースやマーチなどに起源がありますが、クラシックが数百年かかった道を数十年で歩んできたと言われるほど物凄いスピードで進化を遂げました。その背景にはクラシックと同じく様々な角度から理論的に音楽が解析され、その解析された理論から新たな理論が導き出されるというまさに化学反応とも呼べる進化の過程があり、逆に言えば理論化やシステム化は音楽を複雑化させるため、そういったことを消化しようとするとどんどん音楽が崇高で分かりづらく、難解になって来てしまったともいえます。

わかりやすく言うと入り口は入りやすいけど奥に行けば行くほど難解になると考えてもらえればいいと思います。

明日はジャズについて書いていきます。

良い音の定義

sound

ギタリストの良し悪しは技術ではなく音の善し悪しで決まると言って過言ではありません。
いくらテクニックがあっても聞いた人が悪い印象をその音にもてば意味がありません。

ギター単体で見ても良い音悪い音というものはあります。世界中に何千万とギターはありますし、新品の音程などに全く問題がないギターの音でも不思議なことに良い音悪い音に分けることができます。もちろん人によって好みもありますのでAさんが良いと言う音がBさんにとって悪いと言われる場合もあるので絶対的なものではありませんが・・・・

人の声で考えるとわかりやすいかと思いますが、人の声も好みがあり、タレントさんの声も片方で好きという人もいればもう一方で嫌いという人もいます。その中でも比較的多くの人に好かれる声があるかと思います。
ギターにも比較的多くの人に好かれる音がありますが声の場合と違い、ギターの場合は良い音と悪い音は耳が良ければある程度聞き分けられます。良い音の中での好みの問題はありますが、悪い音はほとんどのケースで耳が良い人の全員が悪い音だと感じます。※ここでいう耳が良い人とは音楽、音響に仕事として関わる人の耳のことを指しています。

では良い音の定義ですが、表現の仕方が難しいですが、「響きの質が良い」ということになるでしょう。
具体的に挙げるなら、調和の取れた倍音成分で出来ていることでしょう。

僕らが聞いている音は実際には思っている以上にいろいろな成分の音が層となって聞こえています。層が厚ければ厚いほど温かみや重厚な感じがしますし、層が全くないと時報やアラームのような耳障りな音になります。

悪い音はその逆です。

「聞いていて不快になる音が倍音成分に含まれている」と言えるでしょう。
もしくは倍音が少なく耳が痛いような音も不快な気分にさせるかもしれません。

先程倍音の話しをしましたが、倍音と言っても耳障りな倍音成分もあります。

嫌な高音の倍音もその一つ、理由としてはギターが問題であるなら、ピックアップや回路の品質が悪いことも考えられますし、ギタリストが問題であればピックの角度が悪くて擦ったような高音が出るのが原因なのかもしれません。その他にもアンプやエフェクターでの音痩せが原因なこともあります。もしかすると僕らの耳には聞こえていない高周波が出ていることもあるかもしれません。

良い音を聞き分けられる耳があると楽器を弾いたりする上では役立ちますのでプロのミュージシャンの音を出来るだけ生で聞きに行くと良いと思います。