その他の楽器

調律の話④

今回は「調律の話④」

18世紀になると有名なバッハが出てきます。

バッハは平均律クラヴィーア曲集という曲集を書いてます。なので平均律がまるでこの時代からあってバッハが使ってたように感じるかもしれません。実際はこの時代には平均律自体はありましたが、バッハは使用はしてません。これは「良音律」を「平均律」と誤訳された結果だそうです。
本来は「良く調整されたクラビーアのための曲集」という解釈だそうです。

この時代は平均律は認知はされていたようですが、まだ積極的に使用されてはいませんでした。どちらかと言うと否定的な意見のほうが多かったようです。
バッハも平均律に

実際今まで純正律や中全音律を使ってた人たちが平均律を試すとおそらく濁って聞こえたのだと考えられます。特にオーケストラなどではかなり耳障りに感じただろうと推測されます。

平均律が広く使われるようになったのは18世紀の終わり頃です。そもそもそれまで平均律が使われなかったのは聴感的な問題ばかりではありません。たしかに音楽界からも非難の的になることは多かったのですが、実際1オクターブを12に平均的に分けることが難しかったのです。

当時は現代と違ってコンピュータもありません。例えばラの音は基準音ですのですべての調律において440HZですが、ミの音は純正律だと660HZというわかりやすい振動数ですが、平均律だと

659.2551138257

というちょっとコンピュターでもないと判断がつかなさそうな数値になってしまいます。
1秒間に「659.2551138257」の振動数を計るってことですからね・・・それは難しいですね。

実際にこういった研究に勤しんだのは音楽家ではなく数学者たちでした。シモン・ステヴィンという数学者が1600年頃に平均律を数値化することには成功してますがこれを調律に利用しようとする人はいませんでした。

この平均律による調律を可能にしたのはやはり科学の進歩でした。1500年ごろになるとレオナルド・ダ・ビンチなどがネジなどを使用して時代とともに精密な機械が作られるようになります。

1800年になるとヘンリー・モーズリーが精密な金属旋盤を制作できるようになりその結果ピアノを平均律で調律できるピンが完成したそうです。

1840年代になるとロンドンのジョン・ブロードウッド社がピアノを平均律で調律することになります。
音楽家ではドビュッシーのように平均律の調律を前提に曲が作られたのもとても大きな時代の流れとも言えますし、平均律のピアノが大量生産されるようになったりと時代が平均律を求めていたようにも感じます。

そもそも音楽理論もどんどん複雑になり、転調が当たり前になってくるに従って旧来の純正律や中全音律では適応できなくなったのです。
このようにして20世紀になると西洋音楽は平均律がポピュラーになり、その結果前衛音楽の台頭や無拍子の音楽、ジャズなど平均律と相性が良い音楽の出現などにも関係してきます。

しかし近年、逆に古典調律で演奏する演奏会なども増えてきているようです。確かにその当時の調律で聞いたほうが曲本来の響きを味わうという点では良いのかもしれませんね。

調律についてどうでしたか?知ってないことがたくさんあったのではないでしょうか?

調律の話③

今回は「調律の話③」

前回は8世紀頃までの調律の話を書きましたがその続きです。

9~10世紀くらいからポリフォニーのもととなるオルガヌムという二声による合唱法が登場する。第一声は決まっており譜面にも残っているようですが、第一声に合わせる第二声はその場で耳で合わせていたようです。

このオルガヌムが11世紀前後から二声ではなく三声、四声と重ねられるようになり、またそれまでは一音につきひとつの音を重ねていたのが細かな音や第一声の中でいくつか音が変わるなどメリスマ的オルガヌムの形式が見られるようになりました。また16世紀頃になるとさらに複雑化していき、多声や和声といった表現が似つかわしくなってきます。

よく音楽の3要素として
・リズム
・メロディー
・ハーモニー
と言われます。

このハーモニーという概念が出てきたのがこの頃かと思われます。

よく似たような言葉で「シンフォニー」という言葉がありますが、これは「平行オルガヌム」のこと。
第一声に対し平行に4度や5度でつけられるハーモニーのことです。シンフォニーは訳すと「ある響きを合成したもの」となります。

このように10世紀から16世紀にかけてどんどん多声化していくと現行のピタゴラス音律では対応できなくなってきます。
そこで出てくるのが純正律です。

純正律とはピタゴラス音律と違って基準の音からの他の音を導き出します。
例えば「ド」から周波数の比が9:8の音を「レ」、5:4の音を「ミ」 4:3の音を「ファ」 3:2の音を「ソ」 5:3の音を「ラ」 15:8の音を「シ」というようにです。

ピタゴラス音律は「ド」から3:2の音が「ソ」、「ソ」から3:2の音が「レ」と元の音がどんどん変わっていくため段々とズレが生じて和音にした時に響きが不快な時が多くでました。「響きが不快」というのは周波数の比が複雑な整数比になるということです。純正律を使うと周波数の比が単純な整数比になるためとても綺麗な響きになります。

そばにピアノなどの鍵盤楽器がある方は白鍵で適当な和音を弾いてみるとわかりますが、響きが揺れるのがわかるでしょうか?
これに対して純正律で調律したピアノは音が揺れずそのまま減衰していきます。基本的なキーボードはすべて平均律で調律されているのでこれらで純正律の和音を確認することはできません。ただし、ごく一部のキーボードには合唱などの指導用として純正律に近い和音を出せるものもあるそうです。

オルガヌムが多声化していくに従ってこの純正律や中全音律と呼ばれる純正律を改良した調律が使われるようになります。

純正律はバルトロメオ・ラモス・デ・パレーハが1482年に理論的にまとめましたが純正律は転調に対応できないのでいろんな作曲家がそれを転調に対応できるようにずらして調律しました。これが中全音律です。

実はこの時代にはピアノがまだ登場してませんのでピアノ調律師という職業がまだありませんでした。
他の楽器はと言うと基本的には自分で調律出来たようです。

例えばピアノの祖先のチェンバロは形はピアノに似てますが、中に張ってある弦は毎回調律をし直さなければいけませんでした。逆に言えば演奏者が調律できたのです。調律が厳密になってきたのはここ100年ほどの間のこと、それ以前は「ラ」の音がどれくらいの高さかということですら各国でばらつきがありましたのでバッハの時代はもっと大雑把だったのだと推測されます。

話を戻しますが、これ以後19世紀になって平均律が主流になるまではこの中全音律や純正律から派生する調律で西洋音楽は作られていたようです。

続きは調律の話④で。

調律の話②

今回は「調律の話②」

数学者と音楽はすぐには頭の中では結びつかないかもしれませんが、音=振動と考えると数学的なイメージを持ちやすいと思います。

以前どこかで書きましたが皆さんが聞いている音階は実は振動数により音程が決まります。例えば1秒間に440回振動することでラの音がでたり、1秒間に660回振動することでミの音が出たりします。

逸話によるとある日鍛冶屋の前をピタゴラスが通った時に鍵屋の打つハンマーの音が心地の良い協和音を出していることに気づきます。そこで興味を持ったピタゴラスがそのハンマーを調べると5本あったハンマーのうち4本の重量が12:9:8:6という数比の関係にあることに気づいたそうで、弦楽器や笛などでも実験してみると弦の長さの比率が振動数と比例し、その結果振動=音程なので弦の長さを調整することで音程を調整できることを発見します。

この理論により導き出された調律法は「ピタゴラス音律」と呼ばれ現在の調律法の礎となりました。

【ピタゴラス音律】
ピタゴラス音律を説明すると周波数比を3:2にすると完全5度という音程が生まれます。例えば先程660回の振動がミで440回の振動がラだと言いましたが660:440=3:2となります。

これで「ラ・シ・ド・レ・ミ」とラを1度とするとミが5度になるいう関係が生まれます。

ここからは普通に説明すると複雑な話になるので簡潔に説明しますが、
次にミから完全5度上を作ると「シ」が出来ます。同じように「シ」からは「ファ#」が「ファ#」からは「ド#」というように「ド#」→「ソ#」→「レ#」→「ラ#」→「ファ」→「ド」→「ソ」→「レ」→「ラ」というよに一巡します。

「ラ」→「ミ」→「シ」→「ファ#」→「ド#」→「ソ#」→「レ#」→「ラ#」→「ファ」→「ド」→「ソ」→「レ」→「ラ」

という具合です。これをまとめると
「ド ド# レ レ# ミ ファ ファ# ソ ソ# ラ ラ# シ ド」
という12に音程を分けることができます。

※尚これらの音階は現在の音程とは異なります。現在の平均律の音階とは音の高さが違います。

ピタゴラス音階がその後実際に使われたかというとそれほど厳密ではなかったのだと思います。

11世紀ごろになるまでは音を重ねても2音でハーモニーを奏でる程度だったようです。
現在の音楽を語る上で欠かせないのが「キリスト教の登場」です。

紀元前6~4年頃キリストが誕生し、その後ヨーロッパ中に広がります。

キリスト教といえば聖歌や賛美歌を思い浮かべる方も多いかと思いますが、最初のうちは単一の旋律(モノフォニー)で歌うことがほとんどだったと考えられますがそのうち段々それが4度や5度でハーモニーを奏でるようになりました。

実はこのハーモニーを奏でるという事はキリスト教音楽だけに見られるのではなく、日本の雅楽やガムランなど西洋音楽の影響を受けてないと思われる音楽にもあるため調和のとれた音を認識する感覚というのはどの民族にもあるのだと思います。

8世紀前後から教会音楽は形式がだんだんと確率されていきます。
それまではビザンツ聖歌や古ローマ聖歌、ガリア聖歌といったようにその地方の言葉で聖歌を歌っていたようですがフランク王国のカール大帝が800年に西ローマ帝国の皇帝になってからこれらを統一する方針を打ち出しました。

続きは調律の話③で。

調律の話①

今回は【調律の話】

楽器を演奏している方で楽器に調律が必要な方は大勢います。
ギターやベース、ウクレレ、バイオリン、ピアノ、フルートなどなど・・・・

ギターなど自分で調律(チューニング)できる楽器は良いのですが、ピアノとなるとそうはいきません。ポワンポワンスタジオでも日進校はピアノコースがありますのでピアノが3台、ほぼ毎日稼働しています。定期的に調律はしてもらうんですが、調律師さんと話しているとその奥深さがわかります。

ピアノは鍵盤楽器ではありますが構造からすると弦楽器とも言えます。中に200本以上の弦が張られており、チューニングピンをまわして音を調整します。ギターは6本、ウクレレは4本ですから200本チューニングってすごいですよね。

一つの鍵盤に2~3本の弦が張られているので3本で音程をわずかにずらしたりすると音が厚くなったりといろいろな工夫があるようです。電子チューナーで合わせることも出来るらしいのですが良い調律師さんだとアーティストの望んでいる音にチューニング出来たり、その日の温度や湿度、音の響き方などで微妙に出る音を調整するらしいです。

昔、「もののけ姫」が映画化された際に久石譲さんがインタビューでピアノの調律について、「腐る一歩手前の調律」と希望されたような話を読んだ記憶があります。

現在の調律法は十二平均律というすべての音階を平均化した調律法が取られていますがドビュッシーが登場した前後までは別の調律法でした。※ドビュッシーははじめて平均律を使用した作曲家と言われています。

調律の話をするにはまず調律の歴史の話をしなければいけません。
逆に調律の歴史を知れば調律についてかなり理解できるようになると言っても過言ではないでしょう。

私たちは現在当たり前のように音楽を聞いてますが、ドレミファソラシドは人類が生まれたときから存在していたわけではありません。そもそも大正より前には日本にはドレミファソラシドの概念はなかったのです。僕らが大昔のものと認識している童謡や民謡などもほとんどはそれ以降に出来たものです。

逆にドレミファソラシドが日本に入ってくる前の音楽を聞く機会はほとんどありません。みなさんのスマホにも当然入ってないでしょう。せいぜい、祭りのお囃子やTVでごくたまに聞かれる雅楽程度かと思います。

例えば正月なると様々な場所で聴かれる「春の海」という箏と尺八の曲があります。
この曲なんかはもしかすると何百年も前の曲と思っている人もいるかもしれませんが昭和4年の曲です。

この世界にドレミファソラシドがいつうまれたかという議論はなかなかいろいろな見方ができるので難しいのですが1オクターブを12に分けられたのは紀元前6世紀頃と言われています。

ではそれまではどうしていたかというとみなさんがお風呂で鼻歌を歌うように単音で適当な音程で歌が歌われ口伝により伝わっていたのだと思います。一応3400年ほど前の石版から楽譜的なものは見つかっていますし紀元前2000年ほど前にも演奏方法を記したものが見つかっています。ただしその頃のものは全音階で出来ていたそうです。

音程を12にわけることを発見したのはピタゴラスだと言われています。
ピタゴラスは言わずと知れた三平方の定理を発見した数学者です。
※実は発見していないという説が有力ですが・・・・

続きは次回調律の話②で。

ボサノヴァの歴史~まずはショーロから~

ショーロ

今回は「ボサノヴァの歴史~まずはショーロから~」

今回から2回に分けてボサノヴァの歴史に向き合っていこうと思います。

僕はよくボサノヴァ(ボサノバ)は弾きますし、聴きます。

ボサノヴァって昨今は日本でもカフェで流れるイメージがあると思いますし、オシャレなイメージでだいぶ市民権を得て来た感じがします。よく知っている人は「ボサ」と言います。

でも意外にボサノヴァがジャズの一派みたいな扱いを受けることが良くあります。

まぁでもボサノヴァが市民権を得て来た理由のひとつにジャズとの親和性があるとは考えられるのでそれほど気にはしてませんが。。。

ボサノヴァがブラジル音楽だって知らない人も結構いるかもしれません。ボサノヴァはジャズと一緒に捉えている方もいるかもしれません。でもボサノヴァとジャズは全く別物です。ジャズはアメリカでうまれ、ボサノヴァはブラジルで生まれています。今日この2つを同じカテゴリーと考える人がいるのもその歴史を振り返ると理解できます。ボサノヴァはジャズの歴史と比べると歴史が浅く、突然生まれたくらいに完成された状態で生まれた稀有なジャンルです。

そんなこんなでボサノヴァを愛する1演奏家としてボサノヴァの話をしていこうと思います。

音楽の歴史を振り返ると必ず、そこには宗教やカルチャー、その国の歴史的変遷を見ることが出来ます。

いきなりボサノヴァの話をしていくとなかなか理解するのが大変かと思いますのでボサノヴァの祖先のひとつ、ショーロの歴史を今回は振り返ります。
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まずはブラジルの歴史を少し話さなければいけません。

音楽の歴史とその国の歴史はとても深いつながりがあります。

最初はポルトガルの植民地でした。

ブラジルにいる人たちは白人、黒人、メスティーソといわれる白人とインディオとの混血の人々などが主にいます。

日本からも1888年の奴隷解放に伴い、労働力確保のために移民が多数ブラジルに渡ります。

アメリカとブラジル、両方ともに植民地からのスタートだったのは一緒ですがその後大きく違う点がひとつあります。

ブラジルは19世紀初頭にナポレオン一味に追われ、ポルトガル王朝が1807年から15年間ブラジルに避難していたという点です。都会化が進むわけです。

そのおかげでブラジルでは19世紀に宮廷音楽などヨーロッパから持ち込まれたものとアフリカから持ち込まれたものの融合が上流階級にまで浸透し、都会的な音楽であるショーロが生まれます。

ショーロの父「ジョアキム・カラッド」は楽団指揮者の息子として生まれ、フルート奏者として「Choro Carioca」というバンドで活躍しました。

ショーロは、フルート、ギター、カヴァキーニョという編成で演奏されます。

カヴァキーニョはこんな楽器。

カヴァキーニョは4弦の楽器でウクレレと祖先が一緒と言われています。

ショーロはこんな音楽です。

ボサノヴァに近いのわかりますか?

ベースの動き方、ウタータ・ウタータというリズム、ボサの源流だったのがわかります。

ボサノヴァのミュージシャンはショーロもよく演奏します。

次回はそんなショーロからボサノヴァが生まれ、世界中の人々に認識されるようになった経緯を書いていきたいと思います。

お勧めコピー曲:イーグルス:ホテルカルフォルニア

ホテル・カルフォルニア

今回はお勧めコピー曲シリーズ「イーグルス:ホテルカルフォルニア」です。

前回のONE OK ROCKからだいぶ知っている年齢層があがりましたね。
お勧めと言ってもいろいろな好みと年代、ジャンルがあるので選曲が難しいですよね・・・

なので比較的幅広い方の参考になるように選んでいます。

ホテルカルフォルニア(Hotel California)は1976年シンガーソングライター&ギタリストのドン・フェルダーが作詞作曲をしています。ちなみにホテルカルフォルニアは架空のホテルだそうです。メキシコのホテルが勝手にホテル・カルフォルニアのモデルのように宣伝してたのをイーグルスから商標権侵害で訴えられたと先日ニュースになってましたね。

今回は初心者向けではなく中級~上級者向けです。

パート別難易度(5点満点)
ギター   3
ギターソロ 3・5
ベース   3
ドラム   3
ボーカル  3.5
総合    3

この曲はなんとなく弾くだけならそれほど難しくありませんが、良い演奏をしようとすると細かなニュアンスがとても勉強になります。専門学校でも教材として取り上げたことがあるくらいです。

ギター:ギターは2本、12弦ギターも出てきますがなかなか12弦ギターを持っている人はいないと思いますので通常のアルペジオで構いません。一人で2役こなそうとすると途中ソロになった際にカポを外さなくてはいけないのでなかなか1人で弾くのは難しいですが、練習であれば是非、伴奏とソロ両方ともコピーしてもらいたいと思います。

アルペジオですがそれほど難しくはありませんが何度か弾かないと慣れないかと思います。個人的には指弾きの方が簡単なのですが、ピックで弾いた方が練習としてはいいでしょう。
ソロはギターに必要なテクニックがたくさんでてきます。チョーキング、スライド、ハンマリング、プリングなど、チョーキングもハーフチョーキング、クォーターチョーキングも出てきますので音程には気をつけて原曲の音の高さを気にしながら弾きましょう。ちなみにギターはレスポールとテレキャスターなどが使われ、イントロのフレーズは13本ものギターの多重録音となっています。

ベース:休符が多く、日本のロックなどではあまり聞かれないフレーズが多いのとノリがとても重要になってきます。休符の長さなどに注意して弾くと良いと思います。ピックでも弾けますが、実際の音源は指弾きなので指で弾いたほうが雰囲気は出やすいです。

ドラム:歌いながら叩いているので歌わなければそれほど難しいフレーズではありませんが、おかずや抑揚の付け方、雰囲気の出し方などは勉強になるかと思います。ちなみにこの曲は最初は作曲者であるドン・フェルダーが歌っていたそうですが、シンガー&ドラマーのドン・ヘンリーの歌のほうがマッチしたためドン・ヘンリーが歌うことになったそうです。

ボーカル:日本人がこの歌を歌いこなすのはなかなか難しくそういった意味で言えば難易度は「5」なのかもしれません・・・特に男性ボーカルが同じような雰囲気を出すことは至難の技でしょう。ただ、自分らしく歌うというのでよければ英語の発音を除けばキーも普通ですし、歌うこと自体は問題なく出来ると思います。またコーラスも大きな意味を持ちますので、バンドでやるのであればボーカル意外にも歌えるメンバーが1人は必要です。コーラスにもある程度の技量が求められると言えるでしょう。

 

全体的にはこの曲はソロがとても長く、盛り上がる曲です。歌のサビの部分んとギターソロの部分と2ヶ所盛り上がりがあります。また原曲では最後がフェードアウトになってますので実際にバンドで演奏する際は終わり方にも気をつけましょう。

コードってなぁに?⑥ピアノ・キーボード編

CM7

今回はコードってなぁに?の6回目
(ピアノ&キーボード編)

今回は2~4回目までにやったコード理論を使って今までよりも効率よくコードを覚えていく方法を書いていきます。
まだ2~4回目を読んで無ければ先に2~4回目を読んでからこちらを読んで下さい。


ピアノ&キーボードの方でもクラシックを2~3年以上やっていた人は指や耳が覚えている可能性が高いです。
また度数も鍵盤の数で数えられるので理解が他の楽器よりも容易かと思います。
まずは単純にC(ドミソ)を押さえます。その後CM7(ドミソシ)、Cm7(ドミ♭ソシ♭)、C7(ドミソシ♭)、CM7(6)(ドミソラシ)などを押さえ、コードの響きと指の間隔を覚えるように弾いていきます。そうするとコードを展開することで元の「C」の何が変化したかを理解出来るようになります。

例えば「C」から「Cm」。「C」のドミソを親指、人差し指、薬指で押さえていたのであれば、「Cm」は人差し指3度にあたり、半音下がる。といった具合です。

鍵盤なので目で見て指の開きなどでも確認出来るので
「C」→「Cm」→「Cm7」→「CM7」→「C7」→「C7-5」→「Cm7-5」
と指が一本づつ移動したり、増えたりして音が変化するのを聞くことができます。

これをどんどん繰り返していくと指の間隔と度数の変化などがだんだん飲み込めてきます。
そして「C」ではなく「D」、「E」「F」・・・といろいろなコードを増やしていきましょう。 続きを読む

お勧めコピー曲:ONE OK ROCK:The Beginning

oneokrock

お勧めコピー曲:ONE OK ROCK:The Beginning

今回はお勧めコピー曲シリーズ「ONE OK ROCK:The Beginning」です。

ギターやベース、ドラム、ボーカル、こう聞くと「バンド」を思い浮かべます。

これらの楽器の練習をする際に基礎練習とは別にコピーをするのが一般的です。
中には基礎練習なしてコピーに明け暮れている人もいるかもしれません。

上手くなるためには基礎練習が必要ですが、楽しむためには、はじめはコピーが一番です。

ただ初心者~中級者だと何の曲がどれくらいのレベルなのかわからないことも多々あります。
やりたい曲が自分のレベルにあっているかもバンドスコアだけ見ていてもわかりません。

そこで今回はバンドでやるのにお勧めな曲を難易度と共にあげていこうと思います。


続きを読む

楽器シリーズ(カホン)

カホン

今回は「カホンについて」

まぁ最近可愛いカホンを見たからなんですけどね。。。

カホン。ここ10年ほどでかなりメジャーになってきている打楽器ですね。その他にも最近はローランドが電子音がなるカホンを作ったりとデジタル系のカホンも出たりしてます。

僕が見たカホンは信州産らしいんですけど。岡谷市のカホンメーカー”Chaany”(チャーニー)というところのカホンです。カホンの中に何故か模型が入ってるんです。写真のがそうです。

どうやら通常のカホンの中に可愛い模型を入れているだけらしいのですが、それを楽器屋で見て欲しくなってしまったのでカホンのことについて書こうと思います。

実は以前カホンを自作してみたことがあります。
意外にもカホンは自作できる楽器としても有名です。

構造もかなり楽ですし、電気も使わないので必ず音はなります。
ただ、上手く作らないと響きが悪く木の箱を叩いているのと変わらなくなってしまいます。

構造としては厚み5mm程度のシナベニアの箱を作り、打面だけ響く材に換え、打面に当たるようにスナッピーを切ったものを配置します。スナッピーはドラムのスネアの裏についている細かなチェーンが何本も付いているような部品です。

実際に慣れると半日で作れます。材料費も全部で4000円くらいでしょうか。
ただ、打面の材は通常のホームセンターで入手するのはきついのでネットで買います。カホン用の打面だけ1500円くらいで売っているところがあります。僕はゼブラウッドという材にしました。ネットで調べると何人もの方が自作仕方をUPしてくれています。


昔は「カホーン」と呼んでた気がするんですけど最近は「カホン」と呼ばれるようになっています。

カホンは写真の通り四角く中が空洞になっている打楽器です。これに座ってかがむようにして両手でボディを叩きます。真ん中付近だと低音が縁を叩くと高音が出る仕様になっています。

カホン(cajon)はスペイン語でタンスとか引き出しなどの意味だそうです。

ペルー発祥の打楽器で、座って叩くということや、誰でも入りやすく、値段も手ごろ、場所をとらず、カスタマイズもできることからだんだんと人気がでてきました。

ギターとの相性も良いためアコースティック系に効果を発揮します。

足で踏むペダルもあり、ドラムにかなり近いことも出来ますのでカフェなどを中心に活動するバンドでの使用頻度がとても高いです。

ライブハウスはともかくとして通常のレストランやカフェだとドラムは場所もとるし、音も大きいので基本的にはNGです。そこでカホンの出番です。場所も取りませんし、音も他の楽器とそれほど変わりません。パーカッションの一種なのでライブが出来るカフェであればほとんどの場所で使えます。


カホンは元々ペルーの黒人音楽であるムシカ・アフロペルアーナで使われていました。

ムシカ=musica=music=音楽ですね。

アフロ=アフリカという意味のラテン語

ペルアーナ=ペルーの

なので

ムシカ・アフロペルアーナ=ペルーのアフリカ人の音楽

ってとこでしょうか。

ペルーの黒人音楽は19世紀末の戦争や黒人の人口減少などで段々と衰退していました。
それを20世紀に入って復興させようという運動が始まり、1949年にファステホ(FESTEJO)という音楽を復活させます。

1970年代にフラメンコギターの至宝「パコデルシア」がカイトロ・ソトからカホンをプレゼントされそれ以降フラメンコにも取り入れられるようになった。

パコデルシアはフラメンコギターの神様です。ガットギター(クラシックギター)に確かに合いそうですね。

そういえばペルーといえば昔スペイン領でしたから、スペインのフラメンコと相性が良くて当然かもしれませんね。


カホンは楽器屋なら大抵いろんな種類が置いてあるのでみたい一度叩いてみて下さい。

プレシジョンベースとジャズベース

ベース

ベース初心者の方必見!!

今回はベースの種類「ジャズベース(通称:ジャズベ)」「プレシジョンベース(通称:プレベ)」について書いていきたいと思います。

ベースをはじめて買う時にこの2種類の存在にはじめて気づきます。
もしくは勝った後に気づいたりするかも知れません。

この2種の違い、正直初心者ではあまり違いがわからないかもしれません。
どちらの種類を買ったからと言ってしばらく困ることは無いと思います。

ただ、ベースをするならこの2種類の違いくらいは知っておいても良いのではないでしょうか?

せっかくなのでベースの歴史っぽいところから話を始めましょう。


もともとベースの直近の先祖はコントラバスです。ウッドベースとも呼ばれます。ジャズでよく弾かれている大きな楽器です。コントラバスはクラシックの低音部を担う楽器で見たことがあると思いますがバイオリンやヴィオラなどのように弓で弾きます。

後にこの楽器をポップスやジャズなどでも使用するようになったのですが、弓だとリズムがつけにくいのでピチカート奏法という指で弾く方法に変わりました。普段ジャズのライブなどでウッドベースの人が指で弾いているかと思いますが、あれがピチカート奏法です。

戦後間もなくエレキギターが普及しだします。特に以前書いたようにフェンダー社はソリッドボディという空洞がなく、共鳴部分がないためハウリングが起きにくい構造を作り出しました。エレキ化される前は音を大きくするために共鳴部分を大きく取る必要があり、内部を空洞にし、響きを大きくする構造になっていました。ただ、エレキ化される際は音量は後から調整できますので逆に音量を大きくした際のハウリングを起こさせないために共鳴部をなくす発想に至ったのだと思います。

エレキギターが普及するようになると同じ方法でエレキベースも作られるようになります。ただし、初期はエレキギターに比べるとかなり高価だったようです。エレキギターよりも張力が強く、数も少なかったためでしょうか??

最初に作られたのは1951年い作られたプレシジョンベースの方でした。もともとフェンダー社が制作していたエレキギターのテレキャス(テレキャスター)を基本にして作られましたが、一番影響が大きかったのはプレシジョンベースになってはじめてベースにフレットが導入されたことです。

それまではコントラバスを見るとわかりますがフレットはもとより目盛りなどもなかったので音程は曖昧でした。低音は高音よりも音程のズレが聞き取りにくいのでポップスやジャズで使用しても特に不便は感じなかったのだと思います。

プレシジョンベースの「プレシジョン」は「正確な」という意味です。フレットが出来ることで正しい音程が容易に出せるようになったのです。

その後10年後プレシジョンベースのサウンドの幅を広げるべく1960年に開発されたのがジャズベースです。それまでと違いジャズベースではピックアップがフロントとリアに1つづつ配置され、ツマミで調整することでより高音、低音などのコントロールが出来るようになり自分のサウンドを作ることができるようになりました。

ちなみにジャズベースはジャズを弾くためのベースではなく、プレシジョンベースにジャズベーシストたちがあまり興味を示さなかったため興味を弾くために命名されたという説など諸説あるようです。実際現在でもジャズのベースの筆頭はもともとあったウッドベースでジャズベースはフュージョン系のベーシストなど幅広いジャンルにおいて幅広いサウンドを求めているミュージシャン達に愛用されています。


プレシジョンベースとジャズベースの違いでした。今後ベースを買って始めようとしている方。すでにベースを持っているけど2つの違いが何なのかわからなかった方参考になればと思います。