ギター

フレットのすり合わせ④

フレット

さて前回トランスロッドの調整まできました。

もちろんネックが歪んでなければ特にトランスロッドの調整は必要ありません。
ではさっそくフレットのすり合わせを行っていきます。

まず、ネックの指板にマスキングテープを貼っていきます。この作業によりフレットのすり合わせで出来た鉄粉がフレットに着くことを防ぎます。

マスキングテープを貼り終えたらまずはフレットレベラーで凹んだフレットの高さまで他のフレットを削っていく、このときにマジックペンとかで凹んだ部分に色を着けておくとどれくらい削れたかがわかるので良いと思います。

凹んだ部分の周りのフレットだけでなく全体的に均一に削っていくようにすると良いと思います。凹みの深さによってかかる時間は違いますが、僕の場合は2台すり合わせしましたが、30分くらいだったような気がします。

次に凹みの部分が目立たなくなったらフレットレベラーはおしまい。紙やすりにチェンジします。紙やすりは#400、#1000、#1500の順にかけました。実際はもっと丁寧に作業を進めたいなら細かく変えていくことも多いようです。個人的にはここの作業があとで弾いている感触に大きく関わっていくので結構丁寧に時間をかけて行ったほうが良いように感じました。

紙やすりを#1500番までかけ終えたらフレット磨き用プレートをつけてコンパウンドで磨いていきます。コンパウンドで磨くとピカピカにフレットが輝くのでとても気持ちがいいです。ここも多少時間をかけたほうがいいように感じます。

1フレットから最後尾まで磨き終わったら、マスキングテープを外して再度弦を張ってみます。そして実際にチューニングして弾いてみます。ここでなんの違和感も無ければそれで終了です。・・・・・が僕の場合2回ほど調整しなおしました。違和感を感じたり、フレットにわずかなざらつきを感じたからです。チョーキングしたりするとわかります。またトラン

スロッドの調整も一度弦を外さなくてはいけないので3回弦を外したり着けたりしました。

最終的には演奏してある程度納得いくまで調整を続けます。「ある程度」というのは完全に納得行く状態というのは判断しにくいからです。フレットのすり合わせをした段階で元々の状態ではありませんから、そういう意味での違和感は残るかもしれません。

僕の場合は教室の備品なので他の先生にフレットのすり合わせをしたことを告げず、「このギター、状態、どう思いますか?」と聞いたところ、「良いと思う」との答えが返ってきたので良しとしました。自分の感覚よりも人の感覚を信じたほうがこのケースでは良いかもしれません。

本当はフレットの打ち直しもやってみたところですが・・・・大変そう・・・

フレットのすり合わせ③

トランスロッド

さて前回、前々回で準備するものなどを書きました。今日はいよいよフレットのすり合わせに取り掛かります。

当たり前ですがフレットのすり合わせが必要なギターがあればなので、そういったタイミングがあればこの記事を思い出してもらえればと思います。

まずは作業場を確保します。床でも机でもなんでもいいですが、汚れても良い場所で行ってください。またギターが傷つくといけないのでギターを置く際はクッションになるものを下に敷いてください。僕はダンボールで代用しましたが・・・・(とはいっても日曜大工ほどは汚れません。子供の工作程度です。)

まずは弦が張ってあれば弦を外します。弦がそれほど古くなければ切らずにペグから外して置いてもらっても構いません。何故かと言うとこのフレットのすり合わせは確認作業として弦を張って音を鳴らして・・・という作業を数回繰り返す可能性が高いので弦が古くなければその作業用の弦として利用します。

弦をペグから外したらネックを取ります。アコギの方やネックが取れない方は仕方がないので邪魔に鳴らないようにボディー側に弦をよけておいてください。エレキの方はネックを取り外します。ネックは後ろでネジで止まっているだけなのでドライバーで外せます。

次にネックの反りを確認します。ネックが反っていたらフレットのすり合わせをしても意味がありませんし、そもそもネックの反りを調整するだけでビビらなくなったとしたら元々フレットのすり合わせが必要ない可能性もあります。・・・でもこれだけ道具揃えてネック調整で終わったらそれはそれで凹みますが・・・・先に書くのを忘れてましたが、ビビってるからと言ってすべてフレットのすり合わせが必要というわけではないのでフレットのすり合わせをしてみようと思っている方がいたら、その点だけ確認されたほうが良いかと思います。

フレットは木で出来ているので当然木目があります。経年変化や保存状況によってネックが大なり小なり反ってきます。もちろんギターメーカーもそれは承知しているのであとからでも反りを調整できるようにトランスロッドという金属の棒をネックの中に入れてあります。

この長さを調整することでネックの歪みを調整します。

一言言っておきますが、このトランスロッドの調整もプロの人からすると「素人は手を出さないほうが良い」類のものですので、どうしてもやりたい方は自己責任で行ってください。
詳しくはサウンドハウスさんが動画を公開してますのでそちらを見てもらったほうがいいです。
https://www.soundhouse.co.jp/howto/guitar/neck/

次回はいよいよフレットのすり合わせ開始です。

ギターのフレットのすり合わせ②

フレットすり合わせ道具

昨日から書いているギターのフレットのすり合わせの話、ロクにリペアも出来ない素人がフレットのすり合わせに挑戦する話です。

さて、フレットのすり合わせとは簡単に言えばフレットの凹みをなくせば良いのですが、フレットの凹みを無くすには凹んでない部分を削って凹んだ部分に高さを合わせるという作業が必要となります。ということはフレット全体を削るということです。言うのは簡単ですが均等に削るとなると結構怖い。失敗すると今以上に音がビビって逆効果になります。

ということで念入りにネットで下調べ。きっと同じことをしようとしている人がいるに違いないと思って調べるとゾロゾロでてきました。しかしみなさん若干やり方が違う。一体誰を参考にしたら良いのか迷います。

そんなときはやはり一番丁寧に誰でも出来そうに書いてある人の意見を参考にします。

これをみてお金が勿体無いからフレットのすり合わせをしようと思っている人は残念なお知らせがあります。今回は僕も失敗したくなかったので妥協をせずに道具を集めました。結果道具代だけで9000円弱!!・・・・これならフレットのすり合わせに出したほうが良いかもしれません。

揃えた道具ですがこんな感じ。
フレットすり合わせ道具

左から説明していきます。

・アルミの三角定規
これで隣り合ったフレットと差がないかを確認します。フレットの幅は段々と狭くなるのですが、これなら広い幅から狭い幅までカバーできます。
・アルミ定規
これはフレットのそりを見るためのもの
・大きなドライバー
これは唯一家にあったもの。トランスロッドの調整時に必要。
・六角レンチ
これは百均で買ったもの弦高の調整で必要だけど、通常はギター買ったときに付いてきたりする。結構みんな知らず知らずのうちに持ってたりします。
・マスキングテープ
これがないとフレットのすり合わせは出来ません。
・コンパウンド
研磨剤フレットの最終仕上げに使います。
・コンパウンド用スポンジ
コンパウンドを使用するときにこれにつけてこすります。
・フレット磨きプレート
コンパウンドで磨くときにこれがあると安心してゴシゴシ磨けます。
・フレットレベラー
フレットを均一に削る際にとても重宝します。これがあることであるフレットだけを磨きすぎたりというありがちな事故を最小限にすることができます。
・フレットファイル
フレットの山を丸く整えるためのものです。これもないと必要以上に削りすぎてしまう可能性大!
・紙やすり
フレットレベラーで削った後、紙やすりの粗さを変え、やすりをかけることで徐々に滑らかにしていきます。

さてこれが用意できたらいよいよすり合わせ開始です。

続きは明日。

ギターのフレットのすり合わせ①

フレットすり合わせ

今回は自分でフレットのすり合わせをしたという話。

正直あまり一般の人にはおすすめしません。状態を酷くしてしまうケースもあるからです。

なんでフレットのすり合わせを自分でしようかと思ったかと言うときっかけは簡単で備品のギターのフレットがすり合わせが必要になったからです。

ギターにフレットという金属の棒状のもので仕切られているのはギタリストの方なら皆さんしっているかと思います。このフレット。長年使用しているとだんだんとすり減ってきて凸凹してくるのです。最終的には弾いていると「ジー」といった弦とフレットがぶつかりあう音が不快に感じるようになります。こういったのを「ビビる」というんですが、これを修理しようとすると通常は1万~1万5千円位するんです。

それでも普段使用しているギターであれば問題なく持っていくのですが、備品ともなるとちょっと考えてしまいます。ポワンポワンスタジオはギターの生徒さんが多く、ギターの本数も備品だけで20本近くあるのでもしこれを今後全部フレットすり合わせしたら・・・結構なことになります。

でもそれだけだったらフレットのすり合わせをあえて自分ではしようとは思わなかったかもしれません。フレットのすり合わせをしようと思ったもう一つの理由はギタリストなので1度「フレットのすり合わせを経験してみたい」という欲求が働いたのが大きいです。フレットのすり合わせをするともっとギターのことがわかるに違いない。もし上手くいかなかったらその時はリペアに出せばいいので一度やってみようと思ったのです。

ちなみに僕はそんなにギターのメンテに詳しい方ではありません。むしろプロのギタリストの中で言えば疎いくらいだと思っています。
そんなこともあり、なおさらすり合わせに意欲が湧いたのです。しかも僕は実は大のDIY好き。手を痛めるのでやめましたが一時DIYにハマッていました。
こういった作業はどちらかと言うと好きな方なのです。毎日の掃除は苦手だけど大掃除はがっつりやるってタイプです(笑)

次回はフレットのすり合わせに必要な材料の調達を書いていきます。

ギターカッティングの話

ナイル・ロジャース

今日はギターの話。
ギターを弾く生徒さんも中級者以上になってくると「音」の違いに気づき始めます。

それまでは「弾けるか」「弾けないか」だったのが弾けることが多くなってくると「良い音」や「悪い音」という区別がついてきます。そしてカッティングひとつとっても音のキレなどを気にするようになります。
技術の向上とともに耳も良くなってきます、聴く音楽も変わる場合も多いです。
ギターの専門学校だと入ってくる時はみなさんロック一色なのが卒業すると講師の影響などもあってソウルやジャズ、ブルースなどの影響を受けるようになっていきます。

それまでは速弾きなどの派手なプレイスタイルにあこがれていたのが職人気質のカッティングやジャズのボイシングなど地味な中にあるテクニックに惹かれていきます。

そんな中で中級者の何割かがはまるのが「カッティング」の魅力。
ただコードをチャカチャカ弾いているだけなのになんでそんなに惹かれるのでしょうか?

一番はカッティングは技術がまともに出るという側面があります。
ロックの速弾きなどは音をありったけ歪ませればある程度雑でもそれっぽい音がでます。

それがクリーントーンのカッティングはズルができません。上手い下手がでます。しかも弾けているのに上手い人と音が全く違うのです。最初にみなさんが気づくのが「音のキレ」ではなく「音の切れ」、上手い人は音をとにかくびっくりするほど短く切れます。僕もカッティングを習いたい生徒さんが来ると真っ先にそこを重点的にレッスンします。一見できそうなのですが、弾けば弾くほどまったく出来る気がしなくなります。右手と左手が命令どおり動き、なおかつ弾き手のリズムの解析能力が高くないと短くは切れません。そんなところに魅力を感じるのかもしれません。

興味がある方は「ギター カッティング」などでいろいろyoutubeなどで動画を見てみるといいかもしれません。

ナイル・ロジャースのこのカッティングも結構有名です。

 

質より量の話

量

今日はネットで見た興味深い話。

あるアメリカの美術大学で行われた社会実験の話なのですが、
クラスを2グループに分け、

一方は「作品の質は問わない。数を出せば評価する」
他方は「作品は一点だけ出せ。その質で評価する」

という内容で作品を出させたそうです。

通常は僕たちの感覚としては「質」を求めたほうが良いものができると考えがちです。
作品の数だとテキトーにたくさん作ろうとするはずなので質も悪くなるに違いない・・・と僕も思います。

ところが結果は

「作品の質は問わない。数を出せば評価する」としたグループは質の良い作品がちらほら見られたそうですが、「作品は一点だけ出せ。その質で評価する」は質の良いものはほとんどなく、未提出者も出たそうで、「作品の質は問わない。数を出せば評価する」の方が質が良い作品が多かったという結果になりました。

一見これは私達のイメージとは違う結果です。でも経験則で考えると確かに質より量を求めたほうが結果が出ることが多いです。

顕著にその法則がでるのは作曲です。良い曲を作ろうと思うと大抵良いものは出来ません。どんどん作って駄目だったら捨てるというやり方が一番効率よく良い作品を生み出す方法なのです。よくドラマや漫画などで画家や作曲家が上手く作品ができないと紙をクシャクシャにして捨ててしまうというシーンが見られますが、あれなんかはまさにそうで、どんどん作ろうとする過程でできの悪いものは捨てていくというプロセスが垣間見えます。

楽器の練習もそう。デッサンのように最初はラフにそのあとで緻密に技術力をつけていきます。例えばギターのコードを押さえるのでも初心者だと全部は鳴らないことも多いですが、丁寧に弾くよりもどんどんコードを弾いていく方が上手くなります。これは指がいろいろなパターンを押さえることにより、より柔軟性がでるようになりますし指先も固くなりやすいからです。逆に1つのコードの質を追い求めていると結果的に上達のスピードが鈍る結果になります。

もちろん中級者以降は質も大事ですが、練習する際に質より量。気にしてみてください。正しく言うなら質を気にしながらも量をこなすことに重きを置く感じでしょうか。

脳を騙せ②

脳

昨日は脳の記憶の仕組みを練習に活かす話をしましたが、今日はさらにその仕組をわかりやすく書いていこうと思います。(ただ、僕は脳の権威ではなくネット等の情報で書いているので「ふーん、そうなんだぁ」くらいの軽い気持ちでお読みください)

脳の特性を活かすと練習法も変わります。昨日ギターなど楽器の練習をする際は、10時間ぶっ続けで練習するよりも、1日1時間を10日練習したほうが効率が良いと書きました。

1日で10時間の練習も脳にとっては反復練習なので当然記憶されやすくなります。でも1時間を10日練習すると脳は「こんなに長期間毎日やるのだから重要な情報にちがいない」と判断してより重要な場所に記憶することになります。要は練習した時間ではなく、練習した回数、期間、継続の方を優先するということです。

たとえばみなさんがある一日10時間くらい見ず知らずの人と一緒に過ごしたとします。当然話もするでしょうし打ち解けるかもしれません。記憶にも残るでしょう。

では10日間毎日1時間会ったらどうでしょう。10日目にはもう会うのが習慣化し、その人との会話も身近な人のようになるかもしれません。さらに何日かたつと例えば「昨日はあのあと何してたの?」とか会話のパターンも10時間一緒に過ごした場合とは違ってくるでしょう。

脳はある一定の期間で自分の記憶を整理します。整理の仕方が悪いと時間や場所などがあやふやになって想い出の場所に来たのが今の彼女だったか、前の彼女だったかわからなくなるような状況がうまれます。

整理した後に再び記憶を追加するとよりその記憶は強固なものになっていきます。

10時間連続で練習していても記憶の追加は行われません。
(そもそも10時間同じ練習だといろいろと無理が出てきますが・・・)

これが毎日1時間だと整理しながら追加が行われ、改善があります。また、集中力も違うため最終的にはずいぶん「記憶の質」に違いが出てくると思います。

皆さんも練習するときには自分の脳がどのように理解しているのか考えて練習に取り組みと効率が違ってくるのではないでしょうか。

加齢との戦い

年齢とギター

少し前のことになるがブログで「年齢と上達スピードにはみなさんが思っているような比例関係はない」といった記事を書きました。

その事自体は本当なのですが残念ながら年齢によっておこる問題もあります。

数ヶ月前の話になりますが、MLBのイチローが今季は選手としてはプレイしないことになったという記事を見ました。「やっぱりね・・・」という気持ちと「残念・・・」という気持ちが半々くらいの複雑な心境になったのを覚えています。

僕の中の持論としては「技術は年齢に関係なく伸ばすことができる。」という考え方があります。その反面「身体的には30~40前後から確実に衰える」という事実もあります。

この2つは一見相反するもののように感じるかもしれません。身体的に衰えるなら技術的にも衰えるんじゃないの??という意見も聞こえてきそうです。

ただ、僕の持論としては「もう歳だから・・・」とネガティブに物事をみる人の殆どが

「身体的には衰える」=「上手くならない」というロジックで動いているのだと思いますがこれは間違いです。

音楽はスポーツではありません。よって「速く弾ける=良い」ではありません。テクニカルなのが音楽の良し悪しの全部を決めるわけではないのです。これが速弾きだったら先に書いた「身体的には衰える」=「上手くならない」はまかり通るかもしれません。

ギターをはじめ楽器の演奏を「朗読」に例えてみるとわかりやすいかと思います。

朗読はもちろんテクニックも存在しますし、滑舌など基礎も存在します。

ただ、歳とはあまり関係ありません。もちろん歳をとればそれによる変化は生まれます。それは避けられません。声優さんでも俳優さんでも歳とともに出来なくなる役があると思います。ただしその代りとしてあらたに出来ることが増えるのです。

実際のところ楽器を弾くのには正しいフォームをしていれば、それほどの身体的負担はありませんし、プロの演奏家も体力は使いますが上手くなってこれば、歩くのと同じくらいの身体的負担しかありませんので年齢にかかわらずある程度の演奏は出来るようになります。

ただ、テーマに書いたように年齢とともに関節等の怪我は増えます。若い時は無理できたような練習量もこなせなくなります。そういう意味においては年齢と楽器の練習法自体は関連性は当然あります。ただし、それを「身体的には衰える」=「上手くならない」と捉えないようにだけしていただきたいと思います。

(昨日の続き)4000ものコードの覚え方

覚える

さて昨日の続きです。昨日はコードの解釈の仕方を具体的に書いていきました。おそらく完全に理解できた人は2割もいないかも知れません・・・すみません・・・でもプロレベルの人にとってはここらへんは出来て当然くらいのものなのです。

ちなみに僕もこのブログで難しそうな解説していますが、ギターは響きだけ確認するために一度持っただけでその他の作業ではギターは持たず、頭の中で指板をイメージして頭の中でそこに指を配置しながらこのブログを書いています。(職業柄でしょうか・・いつの間にか出来るようになりました・・・・)。

とはいえ実際昨日書いたような流れでコードの押え方を考えることは、あんまりありません。そこまで細かいコードの指定をしている時が実際はそれほどないのです。あってもD♭7(♭13・♭9)だったらD♭7(♭9)と弾いて(♭13)は弾かない場合の方が多いですし、正直D♭7(♭13・♭9)と書いてあってもD♭7だけでもD♭7(♭9)でも、D♭7(♭13)でも弾いて違和感を感じることはありません。(流石にD♭だけだとやりすぎですが・・・・)

譜面を見て本当に必要だと思ったら弾く程度です。また演奏内容によっても変わります。レコーディングであれば意識するかもしれません。ライブ等のサポートであればあまり意識もしないかもしれません。

話を最初のテーマに戻しましょう。4000個ものコードを覚えずにその場で対応するということですが、感覚としては実際に覚えているのはおそらく150個くらいで、後は応用で対応している感じです。昨日のブログでCだけでも18個という話がでましたが、この18個のコードをいろいろな場所で5箇所くらい押えれるようにすると18×5=90個です。これと開放弦を使用したそのコードでしか使えないものを少しで合計150個、あとは応用で4000パターンくらいまで対応できるといった感じかと思います。

「150個でも多い」と思われるかも知れませんが、覚えようとしなくても時間をかければ勝手に覚えていくものだと思います。

4000ものコードの覚え方

ギターコード

昨日のブログでギターのコードが4000個、ウクレレのコードが1500個程度あるという話を書きました。でもそんなにたくさんのコード覚えられないですよね?

そうです。プロでもそんなに覚えてません。もっというと覚える必要すら感じてないのです。

コードの表記には意味があります。6や9などの数字にもMやmなどのアルファベットにも意味があります。それらの意味がわかっていれば瞬時にコードが探せます。さらにテンションコードも相対的な位置関係で導き出せるのでコードを覚えていなくても自分の必要な場所に必要なトップノートを持ったコードを作り出せるのです。

こう書いてもあまりピンと来ないかも知れないのでもう少し具体的に書きます。
※ここから話が結構専門的になります。頭でテンションがイメージ出来る人以外はギターをもってじっくりついてきてください。。。。。それか流して読んでもらってもいいです。またコードはギターで使用する押え方を表記させてもらます。

たとえばD♭7(♭13・♭9)という中級者までの人からすると意味不明な記号のようなコードを押さえるとします。(通常は前後のコードのポジションによって押さえるポジションなどが変わるのですが、今回はこのコードのみを押さえると仮定します。)

そもそもすでに上級者であれば◯7(♭13)程度であればすっと出てきます。今回はこれに(♭9)がくっついています。まず、◯7というコードがイメージ出来るのと同時に(♭13)(♭9)が相対的な位置関係ですっと出てきます。

D♭7だと

ーXー
ー2ー
ー4ー
ー3ー
ー4ー
ーXー

ー4ー
6
4
6
4
Xー

が真っ先に出てきます。

どっちを選択するかはそのプレイヤーの気持ち次第です。あと手癖もあるのでそれによってもどちらを軸にコードを作るかは変わるかと思います。

たとえば①の場合、

D♭7(♭9)

ーXー
(3)
4
3
4
Xー

と()の場所が変化します。次に(♭13)の場所ですが、実はこれ、問題があって、無理やりこれを適用させようとすると

ー5ー
3
4
3
4
Xー

となります。これはちょっと押さえるのが難しいですね・・・

仮に(♭13)の音を1オクターブ下げた音にすると

ーXー
3
(2)
3
4
Xー

となります。これもかなり響きが使えるか微妙です。

(・・・・難しくてすみません・・・ついてこれてますかね・・・・・)

 

では②の方だとどうなるかというと


D♭7(♭13)

ー5ー
6
4
6
4
Xー

これに(♭9)をつけるという話になります。

そうすると

ー5ー
6
7
6
4
Xー

こうなります。

・・・・・これは押さえるのが不可能ですね・・・・

さぁ困りました。①も②も結構押えづらい。こういう時はどうするかというと


ー5ー
3
4
3
X
Xー


ー5ー
6
7
6
X
Xー

というようにルート(ベース音)を使わないことにします。

 

・・・・それじゃあコードと言えないのでは??

という声が聞こえそうですがこれでいいのです。

実際バンドで使う場合(あまりなさそうですが・・・・)、ベースがいますよね?

要はルート(ベース音)はベースなど他の楽器に弾いてもらえばいいんです。

という流れになります。コードと言うとどうしても全部押えなくてはいけないと思いがちですが、プロの人々は必要がある音だけ弾けばいいと考えています。その方がサウンドもスッキリしますしね。

続きはまた明日で・・・