練習法

リズムの無意識化

リズム

今回はレッスン形式でいきます。

今回のテーマは「リズムの無意識化」です。


みなさん例えばメトロノームに合わせてリズムを手で取るときにどうやって手を叩いてますか?

普通に考えればメトロノームを聴いて手を意識して合わせるということになると思います。

では次にメトロノームに合わせてリズムを手で取ったとしてその時に歌を歌うとしたらどうでしょう?

メトロノームを聴いて手を意識して歌を歌えますか?

ではさらにメトロノームに合わせてリズムを手で取り、その時に歌を歌ったとして、足でもリズムをとるとしたらどうでしょう?

メトロノームを聴いて手を意識して歌を歌い、また意識して足踏みできますか?

普通に考えるとすごく難しそうです。でも良く考えてみてください。



ドラムを叩きながら歌ってる人ってたまにいますよね?

この人は両手と足を使いながら歌っています。イヤフォンでメトロノーム(クリック)を聴いている人もいます。

ということは、出来る人はいるということです。

ではどうしたら出来るでしょうか?


まずは基本にかえります。

私たちは普段同時にいくつものことを処理していないでしょうか?

例えば駅のホームで階段を下りながら携帯をいじりっている学生を見ることがあります。

この学生は

・今どこを歩いているかを認識している

・階段の段差、階段の終わりを考えている

・周りの人とぶつからないかを認識している

・携帯の内容を把握している

少なくともこの4つを同時進行していると思われます。

もちろん中にはぶつかる人もいるかも知れません、しかし意外にそれほど多くありません。

ではどうやった仕事を分業しているのでしょうか?

おそらく僕の感覚では

・今どこを歩いているかを認識している→無意識

・階段の段差、階段の終わりを考えている→ほとんど無意識

・周りの人とぶつからないかを認識している→無意識

・携帯の内容を把握している→意識

かと思います。


人は同時にいくつもの作業をするときに、その作業に優先順位が生まれ、その優先順位によって「意識」と「無意識」を使い分けているのだと思われます。

とすると先程の質問「メトロノームを聴いて手を意識して歌を歌い、また意識して足踏みできますか?」

・メトロノームを聴く

・手を叩く

・歌う

・足踏みをする

を優先順位をつけその優先順位によって「意識」と「無意識」を使い分けると良いのです。

では無意識に出来そうなものをあげると

・メトロノームを聴く

は大丈夫そうですね。

でも残りの3つはどうでしょう?

リズムの内容によりますよね・・・・無意識でできるのでしょうか?

大丈夫です。例えば例をあげましょう。


・××・××・×

×・×・×・×・

歌:かえるの歌

テンポ:BPM=120


だったとします。

さて練習なして同時進行でやってみてください。

せーの!!

・・・・・・おそらくですが、できませんね?(出来る人はすばらしい!!)

これはまず手→(余裕ができたら)→足を加える→(余裕ができたら)→歌を加える(余裕ができたら)→メトロノームに合わせる

のように順番は自由ですが1つづつこなさないといけません。

ゆっくりやれば必ずできます。ただし早くできるようになろうとしないことが大切です。

もしできたら先程のことを振り返ってみてください。

どこが「意識」でどこが「無意識」でしたか?

おそらく意識しているのは歌くらいではないでしょうか?


できないときは頭を使っていないか注意してください。頭を使うとできません。体で覚えるのです。

ずっと同じリズムを繰り返すことで体がリズムを覚え無意識でリズムが叩けるようになりますよ。

1万時間の法則

練習時間

今回は「1万時間の法則

よく聞かれる「1万時間の法則」って知っていますか?

マルコム・グラッドウェル氏が提唱した「あるスキルに熟達するには1万時間の練習が必要である」という言葉。

例えば毎日3時間練習したとすると、プロレベルになるのにかかるのは約10年ってところです。

賛否両論ありますが、今回はこれを賛美するわけでも否定するわけでもなく、「練習量」と「技術」という点で捉えてみたいと思います。


当たり前ですがなににおいてもプロのレベルになるのはそれ相当の練習量がいるのは当然です。

自分は何時間か考えてみましたが、2~3万時間は確実に弾いてると思います。

ただ正直、きっちり計ってないので良くわからない感覚はあります。

しかし、1万時間を越えただろう時期を考えるとその法則は当てはまっているような気もします。

ただある機関の研究によればチェスのグランドマスターの練習時間の平均は平均は約1万530時間とおおよそ法則どおりだったが、その内容は832時間から2万4284時間まで幅があったそうです。

音楽家は1万~3万時間とこれも差が大きいです。


まぁ当たり前ですが練習量だけではなく、効率の良い練習や集中している練習の方が何倍も効果的ですので人によって差が出てくるのだと思います。

では人はそれなりのスキルを習得するために1日何時間練習をすればいいのでしょうか?

正直これに関しては僕にも答えはわかりません。プロ志向の人なら大体3時間は弾くとは思いますが。。。。

ただこれだけはいえます。

・練習の意味を体で理解している人はそれなりのスキルをもてる。

ということです。

逆を言えば

・練習の意味を理解していない人の練習は練習の意味を理解している人の練習とくらべて数倍もの効率的な違いが出るとも言えます。

自分がしている練習が将来どこの部分でどんなスキルを持つことにどうやって結びつくのかを考えるということです。

これは意外にみなさんできていません。でもスキルが高い人はみなさんできています。

高いスキルを持っている人と話していて感じるのは感覚が違うということ。またスキルを持っている人が言う言葉はしばしばスキルを持っていない人を驚かせます。

ギターでも「指版が光って見えるギターとか言いますね。

まぁ弾くべき場所が明確に感覚でわかっているものの例えなんですけどね。。。ピカピカとは光りません 笑。

他にもありますよ。

「はじめて聴く曲の続きがある程度具体性を持って予見できる」

「街中で曲を聴くとコードのアレンジが何パターンもその曲の上にかぶさって聞こえる」

とか。

志が高い人は常に音楽の言葉ばかり考えているので発想の次元も違うというわけです。

まぁ本当に弾ける人は何時間弾かなきゃとかって考えません。好きこそものの上手なれ、放って置いても1万時間にはなります。それが結論ですかねぇ・・

良い教本の選び方

ギター教本

今回は「良い教本の選び方」です。

教本ってみなさん利用しますか?

僕も昔は読んだりしました。

いまでも楽器屋に行くと立ち読みくらいはします。

自分のレッスンの参考になることはないかって・・・あまりないんですけど・・・

ただ最近の教本は「昔と少しづつ変わってきてるなぁ」と感じることが多くなりました。

先日はウクレレの教本の棚に

「簡単には弾けないソロ曲集」ってのがありました。

普通、この手のは「簡単に弾ける」ってのを売りにすることが多いのですがそれを逆手にとっているんですね。

最近生徒がよく持ってくるものとして「地獄の~~シリーズ」というのがあります。

スパルタ式の教本ですね。難易度が高いものをあえて提示することで多少腕に自信がある人は挑戦されているような気分になって買ってしまうんですね。

傾向としては今までなかったタイプの教本を出そうという意図がとても良く感じられます。

よくレッスンなどで生徒さんに

「教本って買ったほうがいいですか?」

と聞かれます。

また

「どんな教本がいいですか?」

とも聞かれます。

正直あまりおすすめできる教本ってないんですよね・・・みなさんジャンルもまちまちですし、理論書は絶対これ!っていうのはあるんですが、それ以外はあまりありません。
(だからといって教本全体が悪いわけではなく、誰にでもお勧めって教本が無いだけです。一番は今も昔も目の前の先生に教えてもらうのが一番です。)

※ちなみに理論書のお勧めはこれ


お勧めですが中を見るとわかりますが難しいそうに書いてありますし、1回読んだだけでは理解できません。そのかわり噛めば噛むほど味が出るような教本なので何度か読むとその都度発見があります。
5回は読むといいですが、理論初心者が理解するのに半年はかかります。
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ちなみにお勧めできない教本はいっぱいあります。

ということで今日は良い教本は教えられませんが、良い教本、悪い教本の条件を書いていきたいと思います。

といってもそんなに箇条書きするほどありません。

・「誰でも」とか「簡単に」とか「楽に」とか「~分、~日弾けるようになる」、「なんちゃって」などとついているものはお勧めできません。これはあきらかに釣り文句です。

・字が多い教本は比較的良いものが多いです。これは説明が多い分、読者へのフォローが出来ているからです。

教える立場から言うと楽ではない方法の方が身につきやすいのです。

楽だったり簡単に理解できるものは必ず何かを省いてあります。

もちろん僕も最初はFのコードをFM7という簡単なコードにして教えることもありますが、必ず最初に断りを入れます。また曲も間の難しいコードなどは省くこともありますがこれも最初に断りをいれます。

悪い教本はそこらへんの断りもなく、まるでそれが本来のもののように書くので基礎がなくなっちゃうんですよね。ギターの教本のコードダイアグラムもあまりお勧めできないタイプの押さえ方のものもありますし、ブルース系の親指を使った方押さえ方も基本ではなく、あくまでブルース&ロック特有のものなので難しいところです。

あくまで僕の意見ですが、「良い教本」と「良い映画」は似ています。「面白い」かどうかよりも「後に何が残ったか」の方が大切だと思います。

なのでまず教本を買う前に考えてください。自分が何を弾けるようになりたいかをです。

よく興味を持ったものを片っ端から買ってしまう方!ご注意ですよ。

練習脳を作る話⑤「練習の引き出しを作る」

ボーカルの方の必要な機材入門①

 

今回は「練習脳を作る話⑤」いよいよ完結です。テーマは「引き出しを増やす」です。

書いていくとたくさんあって結構大変ですね。。。

今日のも結構重要ですよ。

みなさん、実践で使える音楽スキルの習得に一番大切なものって何だと思います??

これは僕の15年以上音楽講師をしてきて学んだことなんですが、

「(音楽に関わる)すべての行為をできるだけ反射神経でこなせるようにする」

ということなんです。

音楽理論や理屈やもちろん技術、知識も言われたときに即座に出てこないと実践ではあまり役にたちません。

みなさん、普段言葉を話すときに文法とか気にしませんよね?もちろん上司先生と話すときや面識のない人と話す際は多少言葉遣いに気をつけるかも知れませんが、それも一瞬のことです。

「(音楽に関わる)すべての行為をできるだけ反射神経でこなせるようにする」

というのは体で覚えるということです。理論でさえも。

僕は仕事柄自分の行動を説明することが多いです。たとえばギターのソロを弾いたとき、なぜそこでそのアプローチをしたかの説明が生徒にできないと困るからです。

逆に言えば生徒さんのアプローチに関してもそれがなぜ出てきたのかもかなり明確にわかります。いろんな生徒さんを見てきているのでアプローチごとの生徒さんの心理状況が生徒さん以上にわかるからです。

例えばこんな事がありました。

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どうしてもある部分だけリズムが狂う生徒さんがいました。他のところは特に問題ないのにです。

たまに分析している自分を第三者的に分析する自分がいたりするのですが、

分析している自分をその後分析するという行為もよく考えれば変ですが。。。。)

そのとき僕は2点のことを見てました。

生徒さんの手の動きが一瞬止まる時があることと、その一瞬後に足の動きがおかしくなることです。

僕は生徒さんにその2点に気づいたか確認しました。生徒さんは

「いや、わかんなかったです」

と言います。

そこでもう一度気にしながら弾いてもらったのですが、やはり

嬉しい「どう?」

バッド「気づかないです。」

といいます。

仕方がないので携帯その場で撮影して見せたところ驚いていました。

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結果論からいうと生徒さんは裏のリズムにアクセントが付いていたことから体が「表」と勘違いして、そのことから規則正しくリズムを取っていた足が乱れ、その足の乱れが体全体のリズムを狂わせ、修正をしている際に伴奏が聞こえなくなりリズムがずれたのです。

これは僕の

「いろんなリズムがずれる生徒さんを見てきたことから得た経験」が瞬時に頭に浮かび、「あっ以前これと同じようなことがあった・・・

という引き出しがあったからすぐに対応できたのです。

もっと言うと生徒さんの中に「裏のリズムにアクセントが付いていても惑わされない」という経験(引き出し)がなかったともいえます。

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では本題に。。。。(笑)

引き出しを増やすためにはどうすればいいでしょうか?

一言で言うと簡単です。

「反復する」

この一言です。

でも今からいうことも頭の片隅において置いてください。

なぜ反復するかという理由ですね。。。

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人はある行動をしたとき、脳はその行動を少しの間だけ記憶します。

例えば折り紙の「鶴」を折ったとします。僕は鶴は折れませんが、折ったことはあります。折ってからおそらく数時間のうちに折り方を尋ねられたら答えれると思いますが、数日たつと忘れてしまいます。

これは脳が「重要でない」と判断したからです。

ここからは脳科学的な話になりますが、脳は記憶を「大切な記憶」と「大切でない記憶」にわけ、大切なものは覚えておくことができます。

人が「反復」をすると脳はそれを「重要な記憶」と位置づけ忘れにくい場所に入れます。

「反復練習」とは「知識や行動を重要な場所にしまう作業」といえると思います。

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女「じゃあ反復すればいいんだ」

と言われそうですが、ショック少し待ってください。

「効率よく反復する」方が良いと思いませんか?

ただ単純に反復するのは効率が良いとは言えません。

効率の良い反復は自分の脳が脳「これって大事な記憶っぽいから大事な場所にいれておこう」と思わせる反復が一番効果的です。

なので

1日に100回繰り返すよりも1日10回繰り返したほうがより効果的です。

また当然ですが、反復に全神経を集中して行うほうが脳は「大切」と判断してくれやすくなります。

また記憶で大切なのは記憶同士の結びつきです。

僕は初めて会った人と電話番号などを交換した際に、携帯にはその人が何の関係の人かを名前に追加しておく事にしています。

(大抵、場所や会社名が多いですね。。。)

そうしないと1年後に電話がかかってきてたときにわかりませんし、電話番号の整理をするときに消していいのかわからなくなってしますからです。

練習や勉強も結びつきを持たせながら練習するといいです。コードを練習するのであれば知っている曲のコード進行と組み合わせたり、同じコード進行の曲を探すとかなり忘れにくくなります。

というわけで「引き出しを増やす」ということは「効率よく他のものと紐付けながら反復する」というのが今日のまとめです。

みなさん練習時や勉強時にはこのことを頭の片隅に入れつつ練習、勉強に励んでくださいね!!

練習脳を作る話④「練習環境を考える」

ボーカル

今回は前回の続きですが今回だけでもお読みいただけます。

今回は「練習脳を作る話④」の「練習環境を考える」です。

音楽技術の向上のためには1にも2にも楽器の練習です。これは間違いありません。

今回の練習環境とは練習場所の確保のことをいうのではありません。

もちろん場所としての練習環境も大切です。・・・が今回はあえて触れません。

・・・おそらく書いても当たり前すぎて、あまりためにならない気がします

今回は前回からの流れのまま「効率よく学習するための環境考察」を話します。

よく仕事をされている方から

練習時間が取れない」

という話を聞きます。

でも、心当たりがある方、よく考えて見てください。

「楽器を持ってないと練習できない」

と考えていいないでしょうか?

確かに楽器を学ぶ上で楽器を弾くことは最上の練習なのは間違いありません。

でも他の例をとってみると

「英会話の練習は相手がいないとできない」

と考えるのと同じだと思いませんか?

これも確かにネイティブな人との会話は何よりも体で覚えやすいのは間違いありません。

かといって英会話を習っている人がそれ以外の勉強をしてないってこともありません。

・・・・ということで音楽の学習をする際に大切なことを書きます。

「学習する前に自分が抱えている課題(問題)は楽器由来の問題か、音楽スキル由来の問題かを分ける」

ということです。


あなたが弾き語りを練習しているとします。

「歌いながら弾くとリズムがずれる」

という問題があるとします。

そういう人に僕はまず楽器で弾くリズムを手拍子を打ちながら歌ってもらうと、結構な割合でその段階でできていないことが多いんです。

ということはこれは「音楽スキル由来の問題」ということになります。

逆に、「手拍子しながら歌える」のであればこれは「楽器由来の問題」といえると思います。

「音楽スキル由来の問題」は楽器を持っていなくてもできるのでいろいろな場所で練習できる可能性があります。逆に、

「楽器由来の問題」は楽器がなければ効率よくは練習できません。

これらを分ける事によって効率よく音楽の勉強ができます。

良くある普通のケースを話します。


僕の生徒でよく

「ジャズができるようになりたい」

という生徒さんがいます。

でもいつも

「仕事で時間がない」

と言っていて一向に勉強を始める気配がありません。

「いやぁ~気持ちだけはあるんですけどねぇ・・・・なかなか時間がぁ。。。」

という感じです。

まぁ僕も

「それは大変ですねぇ。。」

と答えてしまうんですが・・・・

・・・・でも思うんですよ。

「じゃあ通勤時間でもいいからジャズのスタンダードを1曲でも多く聴いて覚えなさい」

って

そういう人に限ってジャズの曲名を聴いてもあまり出てきません(笑)


次回は「練習脳の作り方、最終回」ようやく完結しますね。。

練習脳を作る話③「上手くなる具体的なイメージをもつ」

練習

今回は「練習脳を作る話③」をやります。

今回は「上手くなる具体的なイメージをもつ」

これは僕の中ではとても大切な作業として位置づけているものです。

前回の「具体的な目標の立て方」にも通じてきます。

前回の復習ですが。。。

前回は目標をたてて学習することの勧めを「長期」、「短期」、「抽象的」、「具体的」でわけてやりましたね。

「抽象的目標」とは自分1人の力ではなく、運や環境によって左右される目標

「具体的目標」とは自分1人の力で達成可能な目標です。

たとえば

女「バンドを組みたい」

というのは「抽象的目標」です。自力だけでは達成不可能なので。

子供「~~という曲のソロが弾けるようになりたい」

というのは「具体的目標」です。個人の努力で達成可能なので。

ここで問題になるのが「具体的な目標の設定の仕方」です。

あまりにも難しい目標をたてると達成できず、自己嫌悪に陥ります。

たとえば「1年で3650km走る走る」という目標を立てたとします。

毎日走っても1日10km必要です。

もし最初の1ヶ月で50kmしか走れなかったとしたら、これは本人の目標設定が甘かったという事になります。

なので目標は

「現実的に実現可能だがそれなりに努力しないと達成できないライン」

がちょうど良いと言えるでしょう。

先程あげたような走る距離など数値目標は設定しやすいです。

1週間でがんばって走れる距離が30kmだとすれば30÷7*365=1564kmですから、これに調整分を加味して1500kmと設定できます。自信がなければ1300kmくらいでもいいでしょう。

数値目標というのは成果が判断しやすいので比較的設定しやすいです。(達成しやすいかどうかは別ですが・・・)

ただ具体的な目標の中でも抽象的な目標はどうでしょう?

(??すでに矛盾しているようなたらーっ・・・そんなことはないですよ(笑)楽しい

たとえば

「アドリブ(即興)でソロが弾けるようになる。」

「スキャットが出来るようになる。」

これは一見具体化している目標ですが、どの状態を「弾けている」「歌えている」と捉えるかは人それぞれです。

ということは「抽象的」ということになります。

そういった相対的(人それぞれ)な目標を設定するときに

今回のテーマ「上手くなる具体的なイメージをもつ」

というところが非常に重要になってきます。


これは僕が20代中ごろに気づいたことなのですが

「人って具体的なイメージが出来た事に関してはいつか現実にできるんじゃないか?」

と思ったんです。

たとえば空を飛ぶことをイメージして飛行機を作ったり、自動的に道案内をしてくれる機械をイメージしてカーナビができたりします。

僕が小学生のころ、「発明コンテスト」みたいなものが雑誌に載っていて僕も一生懸命考えて、超小型のCDをイヤフォンの中にいれて聴く機械を発案しました。

まだCDが発売されて1~2年くらいのときでしたので先見の明があった気がしませんか?(聞き耳を立てる勝手な自慢ですみません・・・)

結局、応募が遅れて締め切りに間に合わず応募には至りませんでしたが、現在MP3ウォークマンなど同じようなものが出てます。


ちょっと脱線しましたが・・・・

同じようにイメージを具体化させれば抽象的な目標も比較的具体化されます。

再ほどの例で言うと

「アドリブ(即興)でソロが弾けるようになる。」

ではなく

「○○という曲のこの部分で○○というアーティストみたいな、~~という技法や△△というスケールを使って人に聴かせる事が出来るレベルのアドリブソロが弾ける。」

というように具体化するのです。

しかも1年後に自分が演奏している様子をイメージして、そのときの心理的状態心の余裕などもシュミレーションしてみます。

こうすれば1年後に自分が目標を達成しているかはかなりの精度で判断できることになります。

ここで「イメージができない場合」の話もします。

先程の

「人は具体的なイメージが出来た事に関してはいつか現実にできる」

の反対の言葉は

「人は具体的にイメージできないものは達成できないorつくれない」になります。

「具体的にイメージできない」ということは「一年以内に達成できるレベルに自分が達していない」と考えてイメージできるラインまで目標を下げなければいけない・・・と僕は思います

長期的目標としては抽象的な目標も有益ですが、短期的には中途半端になりがちです。

これは音楽にかかわらず、経営や仕事などあらゆることで言えることだと思います。

よく会社でプレゼンするときにできるだけ具体化してみんながイメージしやすいようにして説明しますよね?

そうすることでみんなが同じイメージを持って目標に取り組めます。

今回はここまで。みなさんも「1年後の具体的な目標設定」を立ててみてくださいね。楽しい

次回は「効率よく学習するための環境考察」というテーマでいきます。

練習脳を作る話②「短期的、長期的な視野をもって練習すること」

練習法

今回は前回の続き「練習脳を作る話②」「短期的、長期的な視野をもって練習することをやります。

前回の復習も兼ねて・・・・


「練習脳脳って?

・・・・僕の勝手に作った造語です。

「効率よく実になる練習への考え方」と考えていただければ結構です。

もうすでにすべて実践出来てる人はスルーしてください。元々自然に出来ている人もいます。

今回の話も特に音楽だけに役立つ話というわけではありません。

他の勉強でも役に立つはずです。

なので書くことは当たり前のことしか書きません。でも僕が知る限り生徒さんの大部分はこれができていないように感じます。

今回は前回の続きなので

「短期的、長期的な視野をもって練習すること」

について書きたいと思います。


何度も言いますが当たり前のことです。

・・・なんで何度も言うかというと「目から鱗」的なものを想像させて、皆さんを失望させたくないからです(笑)

では質問ですが自分の能力と加齢の影響を真剣に考えたことはありますか?

これは「長期的な目標」ととても関係あります。

「短期的な目標」は比較的立てている人も多いです。

僕はプロ志望の生徒さんによく

先生「1年後の抽象的目標と具体的目標を立ててください」

と言ってます。

ここの

旗「抽象的目標」

旗「具体的目標」

と分けるのがまずコツです。

この2つを間違えると自分のたてた目標を達成できずに落胆したり、失望したりします。

「抽象的目標」とは自分1人の力ではなく、運や環境によって左右される目標

「具体的目標」とは自分1人の力で達成可能な目標です。

たとえば

良くありがちな「メジャーデビューしたい」というのは「抽象的目標」です。

「~~という曲のソロが弾けるようになりたい」というのは「具体的目標」です。

「具体的目標」はかならず達成しなければなりませんし、「努力すれば達成できるレベルの目標にする」のが大事です。逆に「抽象的目標」はいろんな環境や状況によって変化するのでその確率をあげる様に考えることになります。

人は目標設定の仕方で上達速度がかわります。目標が高すぎると「無謀」と言われますし、低すぎると「志が低い」と言われます。

個人個人の環境、状況にあった目標を立てないといけません。

こんなことを書くと

「お前はどうなんだ?」

と言われそうですが、一応音楽でも、プライベートでもこれは若いときから実践していますよ。えへん。

・・・まぁすべて達成しているわけではありませんが・・・・・

※この「努力すれば達成できるレベルの目標」を見定め方は次回話します。


次に「長期的な目標」です。

ここでいう長期的な目標はずばり60歳、70歳になったときの音楽生活に関してです。

では一つ質問をします。

みなさんは音楽人生のピークを何歳と捉えていますか?(「人生のピーク」でもOK。)

・・・・・

さて何人の人が答えられるでしょうか?

答えられる方、ぜひコメントしてください!(個人的に興味があります)

僕は自分より年上の生徒さんにレッスンしている際によくこのことについて考え、生徒さんを観察しています。

でも運動選手であればおそらく普通に考えることなんですよね。

音楽家は定年がないのでここらへんはないがしろにされがちです。

(ただこれはかなり真剣に音楽の勉強(学習)をされている方以外の方にとってはあまり重要ではないのかもしれませんが。。。。)

僕がお勧めするのは「人生のピークを65歳に設定すること」です。

(ここで誤解のないように言っておきますが、別に65歳以上になったら駄目とかそういうわけではありません。

目標設定として無理がない年齢を設定した場合ここに落ち着いたと考えてください。)

楽しい30歳、40歳で「音楽人生のピーク」または「人生のピーク」を迎えたらつまらないじゃないですか。

ただ、これはまた今後「加齢と学習能力」というテーマでおそらく書くかと思いますが、やはりミュージシャンも年をとりますし、学習能力はおいておいても、身体的能力は確実に衰えます。

なのでこれが75歳だと平均寿命にかなり近づいてしまうので現実的な目標とはいえないと思うんですよね

なので65歳になったときに自分がどの程度のスキルを保有していて、どんな音楽環境にいるかという目標はたてておいたほうが良いと個人的には思います。

今回は結構僕の私見満載でしたね。。。「勝手なことばかり」言ってといわれるかも知れませね。

続きは次回練習脳を作る話③で。

練習脳を作る話①「実になる練習ができる考え方」

練習方法

練習脳の作り方

今回は「練習脳を作る話①」をやります。

「練習脳脳って?・・・・僕の勝手に作った造語なのでそういう言葉があるわけではありません。楽しい

※また仮にそういう言葉があっても(ありそう・・・冷や汗)今回の練習脳という言葉とは関係ありません。

僕のいうところの「練習脳脳」とは「実になる練習ができる考え方」

もうすでにすべて実践出来てる人はスルーで結構です。気にしてなくても、誰にも教えられなくても知らず知らずのうちに出来てる人もいます。

ちなみに今回の話は別に音楽に特化した話というわけではありません。

普段の勉強でも役に立つはずです。

おそらく一般的に「勉強」といて学習人口の多い科目、たとえば英語や数学等の勉強法などだともうすでに今から書くことは体系化されているので

undefined「そりゃそうだ」

で終わってしまうかもしれませんが。。。


楽器ギター(歌も含める)を練習するとき何を考えるとよいでしょうか?

まず当たり前なのが

①「自分がしている練習が何の役に立つのか」

を知るということです。

これは当然考えなければいけませんし、おそらくみなさんそれなりに考えているとは思います。

次に

②「どのように学習すると効率よく身につくか」

を考えなければいけません。

これはどうでしょう?できそうに思いますが今までの僕の生徒さんをみている限りではできている生徒さんは1割程度です。※考えている生徒さんはもっといますが、実践できている生徒さんは少ないです。。

③「短期的、長期的な視野をもって練習すること」です。

さらに

④「上手くなる具体的なイメージをもつ」

⑤「練習環境を考える」

⑥「引き出しを増やす」

たくさんありますね。。。。

———————————-

今回はこれの②をやりたいと思います。①はそのままなので。。。。

②「どのように学習すると効率よく身につくか」

これも当たり前ですし、できそうなのですが結構掘り下げると難しいです。

例をあげていくと難しいのがわかるかもしれません。

たとえば

「自分のリズム感を鍛えたい」とします。

問題です。あなたならどういったプロセス(過程)で学習(練習)しますか?

それを考えてから次を読んでくださいね。

もしここで

「・・・・そんなのリズム練習をするしかないじゃん」

と思ってしまった方、

要注意です。

—————————————–

まずリズムのどういう部分が苦手かを考えます。

ここでどこが苦手かわからなければチェックしなければいけないですね。

それでもわからなければ教室に行くなり誰かに聞くなりしないといけないかも知れません。

———————————————-

当然理由はひとつではないケースのほうが多いとは思いますが、

今回は話を進めたいので、ここでは「速いスピードになるとリズムがずれる」という結論に達したとします。

次に考えるのは「速いスピードになるとリズムがずれる」ということがどういうことかを考えます。

そうすると2つの理由が考えられます。

1.(指が動かないなど)身体的についていけないなど

2.身体的にはついていけるが、リズムが速くなると頭の中で認識できなくなる

このどちらに自分が属するかを考えます。

もし1.なら身体的なトレーニングが必要ですし、2.ならおそらくリズムの分析能力がないのでそれにあわせたトレーニングが必要かと思います。

————————————————

例:野球のバッティング練習で速い球を打ちたいとします。

おそらく短絡的に考えると「速い球をうつ練習をすればいい」という結論になるかと思います。

もちろんそれでも続ければそのうち打てるようになると思いますが、これだと速い球を投げてくれる環境がないと成立しなくなります。

先程の1.と2.を分析するとまた違った練習方法も出てくるかと思います。

このケースですと

1.素振りをしてスウィングスピードを上げる

2.動体視力を高める

と考えるとわかりやすいと思います。

———————————————-

どうですか?言われてみると当たり前でも結構実践できてないですか?

「どのように学習すると効率よく身につくか」ということも2段階掘り下げるとより効果的な練習が出来ると思います。

先程の例でいうならば

「速い球をうつ練習をすればいい」

と考えるのは短絡的でしかないので効果的ではありますが効率的ではないので

「速い球が打てない理由を考えて、個々にあわせた練習をする」

というのがより効率的な練習法かと思います。

英語で考えると今流行り(?)の「スピードラーニング」などはこの考え方がよく反映された学習法だと思います。

次回は「練習脳を作る話②」をやります。

リズムの練習

リズム練習

今回はリズムの練習について書きます。

。。。。。と言ってもこの記事読んだだけででできたら苦労しないんですけどね(笑)

 

楽器にかかわらず、ためになる練習法を書こうと思います。

楽器されない方もリズム感を養うとカラオケでも役にたちますし、最終的には音楽を聴く耳が違ってきます。

音楽をするにあたって重要な2つの要素があります。

・拍子(リズムですね)
・調(キーですね)

です。

リズムがしっかりしているだけで音楽はとても安定感がでます。

今日は僕がレッスンで使っている楽器がなくてもできるリズム感の練習の一部分をお教えします。(ちょっと偉そうですが・・・(^_^;))

この練習法には何も道具が必要ありません。
本来リズム練習にはメトロノームが必須です。でも今回はそこはあえて外してやります。
メトロノームを使ったリズム練習はまたの機会に書く事にします。

 

リズムの練習と一言に言っても様々な練習法があります。

・裏拍の練習(1・2・3・4・の「・」の部分を手でたたくような練習です)
・リズムキープの練習
・リズム譜の読み方(音の長さの理解)
・グルーブ(ノリ、スウィング感等)の習得

などたくさんあります。

今回は子供でも大人でも楽しめる(!?)レッスン法になります。

手順は以下の通り

①まずは座ってください。(まぁ通常はこのブログを読んでいる方の大変は座っていると思いますが。。。)
②最初は簡単な練習から。。。。
「トマト」という単語を規則正しく口づさみます。

「トマトトマトトマトトマトトマトトマトトマトトマト・・・」

という感じですね。

③次にトマトの最初の「ト」で手拍子を打ちます。

3拍子になりますね。

手拍子は太字
マトマトマトマトマトマトマト・・・」

④次です。ここから多分3分の1くらい脱落者がでます(笑)

次は2文字ごとに1回手を叩きます。

※手拍子は太字
ト・・・」

できない方は超ゆっくりで結構です。

⑤、④が簡単な方は
足をつけます。

足は4回に1回足踏みをします。

手拍子は太字 足は下線
ト・・・」

ここでおそらく4分の3は脱落すると思います。。。

さぁ最後までどれだけの人がついてこれるでしょうか??

⑥ ⑤でも物足りない方、凄いですね!きっとみんなにリズム感がいいと思われてますよ!

さて最後、それは多分10人中9人脱落すると思いますが・・・

2文字ごとの2回目で手拍子、足は4回ごとです。

う~ん。。表記が難しいですね

手拍子は太字、足は下線
・・・」

という感じです。
どうですか??

ほとんどの方にとってはとても難しい内容かと思います。逆にすべて簡単だったという方。素晴らしいです!!パチパチ。

はじめにメトロノームいらないっていっておいてなんですが、環境があるのであればメトロノームを鳴らすとさらに効果的です。

最初はゆっくりからはじめて段々速くしていってください。

メトロノームで練習する際は1回「ピ」と音がなるたびに4文字進みます。

※メトロノームが太字のところに来るように

マトトトトマトマトマトトトトマトマト・・・」

という感じですね。

僕もやってみましたがBPM=170くらいで「トマト」が発音できなくなりました。

通学、通勤中は厳しいかも知れませんが、どこでもできます。一度やってみてくださいね(^-^)