レッスン日記

上手いギタリストが上手い講師とはいえない話

ギターの先生

先日の体験レッスンの生徒さん体験レッスンはじめてわずか10分くらいでもう入校決定するくらいのやる気のある方だったのですが、他の教室に行ってたのですが自分には合わなかったとのこと。

名前をだすとさすがにまずいので出しませんが、専門学校講師経験者ばかりを集めた超有名所の教室。

どうやらハードロック系の先生だったようですが元々カッティングを格好良く弾きたかったそうで、ほぼ初心者だったのですが上手そうな講師陣がいるその教室に通うことにしたそうです。

元専門学校講師の僕がいうのもなんですが、専門学校の講師でも教えるのがうまくない人は結構います。
ギターはたしかに上手いんです。賞とかも取るくらいな人達ばかりですから。

でも演奏が上手いのと教えるのが上手いのは違います。

なまじっか苦労せずに上手くなった人は何となく弾けるようになった人も多いので、例えばバレーコードなどで困っている生徒さんがいても精神論や慣れで片付けてしまう人もいます。

その先生は一応生徒さんが何をしたいのかは探ろうとしたらしく。

「何ができるようになりたいですか」

という話にはなったそうです。

生徒さんがカッティングの話をしたところ、その日から3ヶ月永遠とワンコードで「チャッ」「チャッ」とずっとカッティングのレッスンをしていたそうで最終的には先生も生徒さんも沈黙の中黙々とその作業を続け、レッスンはずっと重苦しい空気になってたようです。

先生の気持ちはよくわかります。でもその順番だとそうなるのは目に見えてたのでそれはその先生の計画ミスだったのだと思います。

カッティングの前にしなくてはいけないことがたくさんあります。順序を間違えると後戻りできない険悪な状況になりかねません。

あまり背伸びをせずに等身大のレッスンを受けられると良いと思います。

ギターが上手くなる生徒さんの傾向

楽器

1を聞いて10を知る。

先日のあるギターレッスンでの生徒さんとの会話。

生徒さん:「先生、上手くなる生徒さんの傾向ってありますか?」

僕:「そうだねぇ、1を聞いて10を知ることが出来る生徒さんは間違いなく上手くなるね。でも10を知るっていうのは大変だから2~3を知るところから始めると良いと思うけど・・・」

生徒さん:「なるほど、ではその2~3を知るために何をすればいいでしょうか?」

僕:「例えば、なんで指摘されたのか、どこに理由があって、自分が注意できることが何か、ということを考えることかなぁ」

生徒さん:「具体的には?」

僕:「・・・・・・ん?」

生徒さん:「具体的には僕の場合どうすればいいでしょうか?」

僕:「あの・・・・それは自分で考えるんだけど・・・僕が言ったことが1なんだから、僕が2のことをいっても◯◯君が聞いたらそれは1になるけど・・・質問が矛盾してるよね??」

生徒さん:「・・・・そうですね・・・」

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こんなコントのようなやりとりがありました。

正直今まで何百人の生徒さんを見てきましたが、1を聞いて10を知るという生徒さんは記憶にはありません。でも2~5位知るところまで行く生徒さんはいましたし、やはりそういう生徒さんはギターが上手くなるスピードも早かったように記憶しています。

他に上手くなる生徒さんの傾向としては「質問が上手い」ことがあげられます。

貪欲にどんどん質問してくる生徒さんもいますし、家でしっかり考えてメモまでとってくる生徒さんもいます。
でも本当に上手い質問をする生徒さんはその質と量がとてもバランスが良いように感じます。

ギターのレッスンをしていて質問がでると当然ですが、答えることになるのですが、質問にも僕が答えたほうが良い質問と、ネットなどに答えが載っている質問や、ちょっと考えれば自分でも答えを見いだせる質問、また、自分で答えを考えたほうが良いタイプの質問があります。

楽器が上手くなる生徒さんの傾向としてはそういった面での質問の仕方がとても良い印象があります。

でも、聞きたい時に聞いておくのが一番覚えとしては良いのかも知れませんし、難しいところですね。

練習してるかはすぐにわかります。

traial

生徒さんにとって「練習してこなかったら講師はわかるのか?」というところがなんとなく気にはなると思います。

今日、ギターコースの生徒さんが一回曲を通して弾いてもらった後に「これでも練習してきたんですけど・・・」と言われました。

確かに演奏ミスは結構ありましたしコードがわからなくなる部分も少しありました。

でも講師はちゃんと見てます(笑)。ご安心を。練習してきたかはちゃんとわかってます。しかもどれくらい練習したかもなんとなくですがわかります。

何度もレッスンをしていると練習しているときと練習しなかった時の差が段々認識出来てきます。危ないのは前回のレッスンよりも下手になっていた時。これは結構練習不足です。

もっと怖いのは例えば先週あるコードを教えたのが今週のレッスンでは押さえる場所が間違っていて酷い音が出ている時。生徒さんは「練習毎日してたんです」と言われると逆に「・・・・このコードとこの音で弾いてたのかなぁ・・・(汗)」と心配になってしまいます。練習はした方がいいのですが間違って覚えてしまうと残念極まりないですから。

なので生徒さんが練習してこなくても当然すぐにわかります。でも生徒さんが仕事が忙しい生徒さんや、テスト週間が終わったばかりの生徒さんだったりすることもあるので僕は特に何も言いません。もちろん宿題を出していて全く手を付けてない時は言いますけどあくまで練習は自分のためにするもので講師のためにするものではないので、生徒さんが「すみません」とよく言われますが、全く怒ってないので「??」という感じになります(笑)

一応生徒さんの性格や環境を理解した上で判断してますし、特に怒ることもないのでご安心を・・・・

基本的にはマイペースで継続すること。週に2回以上は練習すること。この2点を守ってもらえれば少しづづではありますが上手くはなります。

懐かしの曲

ootomo

昨日、生徒さんが新しくやりたいと曲を持ってこられました。

「ff(フォルテッシモ)」という曲で僕は歌ったことはありませんが、高校生の時に友人が歌っていたのを思い出します。結構あくが強い曲なので僕もフルコーラス覚えてました(笑)ハウンドドックの曲です。おそらく30歳以下のかたはハウンドドック自体知らないかも知れませんが・・・・ボーカルの大友康平の独特なこぶし??ビブラート??が強く印象に残ります。

レッスンをしていると結構今回のように懐かしい曲を持ってこられる方がいらっしゃいます。中には僕が生まれる前の曲を持ってこられる方がいて結構勉強になります。

その方は僕よりも10以上上の生徒さんですが結構声も良く、この曲も普通に歌えていました。弾き語りをされたいようでアルペジオとストロークの2種レッスンをしました。

後で「いつの曲だっけ??」と調べたら1985年なんですね。僕が小学生の時なんでリアルタイムで聞いていたかは疑問ですね。小学生の時に聞いた記憶はないので・・・

ちなみにその方は他にも候補曲を持ってこられてました。
世良公則の「銃爪」と言う曲です。何年か前、「マルモのおきて」で居候先の1階のお店の店長役で出ていたのを思い出します。

この曲は・・・知ってますがなぜ知っているもわからないくらい記憶に無いですね。
発売が1978年なので僕が幼児だったころですね。

でもラジオやテレビなどでいつか聞いたんだろうと思います。
間違いなくリアルタイムではないのですが、こういう時人間の記憶力の凄さを感じます。覚えているもんですね。

逆に最近の曲の方が覚えているか怪しいかも・・・・苦笑

こういった生徒さんとの思い出のやり取りもレッスンの楽しみの一つです。

モチベーションの保ち方

guitar

昨日ウクレレの生徒さんのレッスンがありました。
GWがあったので練習する時間はたくさんあったはずなのに練習出来ず、逆にレッスンでやったことを忘れてしまったとのこと。

レッスンの間隔が空くとどうしてもモチベーションが下がる生徒さんはいます。でも逆に考えればそれくらいレッスンって大事だとも言えます。

もちろんレッスンに来るのは上手になりたいからなのは間違いありません。でも定期的に先生とあってレッスンをすること自体が楽器継続によって非常に有益なことには生徒さんはそれほど気づきません。1人で練習していてもなかなか身が入らない生徒さんはレッスンに来ることで家でも練習するようになります。レッスンがなければその間に弾かなくなってしまうこともあるかもしれません。

楽器はギター、ウクレレ、ボーカルなどコースに関わらず、ある程度習慣になるまでは継続して意識的に練習しなければいけません。

習慣になってしまえば逆に練習しないと不安になるくらいですが習慣化するまではつい練習を忘れてしまいがちです。

一番効果的なのは手近な目標を持つこと。技術的な目標ではなく、人前で演奏する予定を立てるのです。

もう20年くらいレッスンをしていて感じるのはやはり「人前で演奏する」という目標が一番モチベーションアップに効果的だということ。

ポワンポワンスタジオでは年に3回発表会がありますが、それもいろんな方に色んなタイプの発表会を用意することで少しでもモチベーションアップに繋げたいからです。生徒さんからすると発表会は自身がなければ恥ずかしかったり、緊張したりと良いイメージがないかもしれません。でも参加した生徒さんで参加したことを後悔する方はいません。また参加したいと言う方がほとんどです。

もちろん参加は任意なので参加するしないは本人の気持ち次第ですが、きっと後悔はしないと思います。

これを見ている生徒さんで迷っている方がいたら、検討してみてくださいね。きっと先生が手厚くフォローしてくれます。

難しくなくても良いんです。

muzukasi

ポワンポワンスタジオ名古屋校です。

GWも終わり通常業務に戻ってきました。

よく生徒さんにギターのレッスンをしていて感じるのは教室に通う生徒さんが
「良い演奏」=「難しい演奏」と感じているということ。

今日のレッスンの際もそういった相談を受けました。
どうやら発表会い出る際に自分の技術を心配されているようです。

実際はそうではありません。

たとえ1小節ごとに全音符でジャラ~~ンと言った感じで弾いていっても抑揚や歌を上手くこなせばそれなりの演奏に聞こえます。

もちろん弾けるに越したことはありませんが・・・・

どちらかと言うと

「良い演奏」=「自分のイメージどおりの演奏」
という解釈の方が正しいと思います。
ただしこれもイメージが良ければと言う条件付きですが。

「自分のイメージどおりの演奏」が何かと言うと例えば皆さんが誰かに説明をしているとします。

例えば自分の部屋の様子を説明する時におそらく頭の中には自分の部屋が浮かんでいると思います。

これを説明する時、説明力が求められますし、説明が上手い人、下手な人がいるでしょう。

上手い人は本人のイメージを比較的近く相手に伝えれますし、下手な人は勘違いをさせてしまうかもしれません。

難しい単語を使ったからイメージが伝わるわけではありませんが、語彙力があって困ることはありませんよね。

大事なのはどうすれば上手く伝えられるか=表現出来るかだと思います。

今ある技術でもきっと相手の心を動かすことが出来ますよ。。。。。と思った瞬間でした。

弾き語りのレッスン

rythm

ポワンポワンスタジオ名古屋校です。

間もなくGWですね。GWは皆さん郊外に行ってしまうせいか名古屋市内は静かになる印象があります。

今日は弾き語りのレッスンので話

サザンオールスターズの弾き語りをしている生徒さんなのですが、どうも歌っているとピッチ(音程)が悪くなるのです。
ギター教室(ギタークラス)なので歌は基本的にはそれほど口を出すことはないのですが出来ることがあればいいます。

どうも地声と裏声の切り替えのミックスボイスの発声が上手く言っていないようですが生徒さんが言うにはカラオケだと出るとのこと。試しに僕が伴奏で歌ってもらったところ確かに出ています。どうやらセーブして歌っているので音程の調整が難しいようです。

「思いっきり歌うとギターのリズムやらコードやらむちゃくちゃになるんですよ・・・」

弾き語り初心者の方が陥りがちなのがこのパターン。

思いっきり歌う

ギターもつられて強く弾くことになる

強く弾く=速く手が動いてしまう+強く弾くため弦の抵抗が強くなる。

リズムがずれる

といった流れです。
どうしても歌うのも弾くのも同じ身体なので片方を頑張ろうとすると結局共倒れするケースが多いです。

そういう時は大抵のケースだとまだ曲に慣れていない事が多いです。またリズムの問題なので右手の問題とも言えます。
コードは変えず右手を振りながら歌を歌う練習をするのもいいと思います。

生徒さんからの手紙

letter

生徒さんからの手紙

今日が最後の生徒さんのレッスンがありました。通いはじめて1年半ほどでしたが中学受験をするのかも知れませんが塾に行くことになり、やめなくてはいけないとのこと。

塾には勝てません・・・・学生さんは学業が本分ですからね。

でも発表会に出るために練習したりしたことがとても嬉しかったようで最後に手紙をくれました。

中身はさすがに書きませんが感謝の気持ちと僕に会えたことをとてもうれしく思っていることなどを書いてくれてとても気持ちがほっこりしました。

音楽教室は当然音楽や楽器を教えるところなのは当たり前ですが、その方の人生において意味を持つものであればいいなぁと考えています。教室に通う方のほとんどはプロに成りたくて通っているわけではありません。
おそらく本人に聞けば「(ギター、ウクレレ、ベース等の)楽器が上手くなりたいから」と答えるかと思いますが、おそらく本来の目的はそこではなく、人生を彩りのある豊かなものにしようと思ってのことだと思います。その中に自己形成だったり自分への挑戦だったり、新たな世界への興味があるのだと思います。

これからもそういう人を応援していければと一層思いを新たにした手紙でした。
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名古屋のギター教室:ポワンポワンスタジオ

カバーのカバー

cover

ポワンポワンスタジオ名古屋校です。

今日の生徒さんはスピッツの「チェリー」のカバーのカバーをしているアコギの生徒さん。
うちのギター教室にきてから3年くらいたち、ある程度弾き語りが出来るようになってきました。

ところで「カバーのカバー」ってややこしいですね(笑)

昔からカバー曲は結構ありますが、カバー曲も個人的には良かったり悪かったりですが、今回は好アレンジだと感じました。

「ねごと」というガールズバンドがカバーしているようですがイントロが何か違う。。。。

コード進行が違うとこれだけ印象が変わるという良い例ですね。

アレンジもほとんど変わんないものと大胆にかわるものとあるのですがこの曲はその中間くらいでしょうか?スピッツとくらべてバンド編成も違いますし、女性が歌うと否が応でも曲のイメージはかわります。

問題はこの曲ギター的にはエレキなんですけど生徒さんがアコギ(アコースティクギター)なんですよね・・・・ということでイントロは弾くけどソロは出来ず、他の部分もアコギ用にアレンジをし直し。

でもこういう時ギター教室に来ているといいですよね。独学だと「ネット見てコード調べてジャカジャカ弾いておしまい!」って、きっとそうなりますから。

良くイントロを考えてつけたり、間奏をアレンジしたりします。

また難しい曲はカポをつけるのですがどこにつけるのかを考えるのも講師の仕事。

最近はネットでもカポを指定してくれるのですが、ベストではないこともよくあります。
ギター教室ならその生徒さんの技術力にあった一番いいポジションを指定することも可能です。

・・・と宣伝みたいですね。

でもカバーってその曲を別の味わい方が出来るのでいいですよね。

精度の問題

今日はプロコースの生徒のレッスンです。 生徒さんからの質問で 「ピッキングすると軸がぶれるのですがこれは手首の角度や手を置く場所を研究した方が良いのでしょうか?」 と聞かれました。 プロ志望の生徒さんたちだとレッスンも当然厳しくなるので生徒さんはいつも問題点が山積みで毎回毎回失望と苦労の連続です。 そのためプロ=厳しい=ストイックになるあまり非常に細かいところに目がいってしまいます。 細かいところに目が行くのは大変良いことなのですが、まだピッキングの精度が高くない生徒さんはどうやったらうまくピッキングができるのかをいろいろ考えてしまいます。1週間~2週間くらいすると辛抱強く練習することに待ちきれなくなって自分の方やピックの持ち方、手首の角度などに目が行くようです。もちろんそういったことも技術の向上においては非常に大切なことなのですが、精度と言うものは1週間や2週間で身に付くものではないためなかなか自分が上手くなったことを実感するのに時間がかかります。 そのため自分が上手くなるのを待ちきれず別の場所に問題を探そうとしてしまいます。 これは非常に危険なことで、自分の形を崩してしまうだけでなく悪いビックの握り方になったり、悪い癖がついてしまうこともあります。 精度を高める練習をしているときは少なくとも数ヶ月以上忍耐強く習得することをに取り組むことをお勧めします。 特にプロ志望の生徒さん達は自分を追い込むと技術より先に耳の方が成長する傾向にありますなので練習すればするほど自分が下手になっているのではないかと言う不安に駆られたりしますが、それは自分の耳が良くなったせいで自分の本来の技術力に気づいた結果であり技術的には当然上手くなっているはずなので講師を信じて切磋琢磨してもらえればと思います。

今日はプロギターコースの生徒のレッスンです。

生徒さんからの質問で
「(ギターで)ピッキングすると軸がぶれるのですがこれは右手手首の角度や手を置く場所を研究した方が良いのでしょうか?」
と聞かれました。

プロ志望の生徒さんたちだとレッスンも当然厳しくなるので生徒さんはいつも問題点が山積みで毎回毎回失望と苦労の連続です。

そのためプロ=厳しい=ストイックになるあまり非常に細かいところに目がいってしまいます。

細かいところに目が行くのは大変良いことなのですが、まだピッキングの精度が高くない生徒さんはどうやったらうまくピッキングができるのかをいろいろ考えてしまいます。1週間~2週間くらいすると辛抱強く練習することに待ちきれなくなって自分の方やピックの持ち方、手首の角度などに目が行くようです。もちろんそういったことも技術の向上においては非常に大切なことなのですが、精度と言うものは1週間や2週間で身に付くものではないためなかなか自分が上手くなったことを実感するのに時間がかかります。

そのため自分が上手くなるのを待ちきれず別の場所に問題を探そうとしてしまいます。

これは非常に危険なことで、自分の形を崩してしまうだけでなく悪いピックの握り方になったり、悪い癖がついてしまうこともあります。

精度を高める練習をしているときは少なくとも数ヶ月以上忍耐強く習得することをに取り組むことをお勧めします。

特にプロ志望の生徒さん達は自分を追い込むと技術より先に耳の方が成長する傾向にありますなので練習すればするほど自分が下手になっているのではないかと言う不安に駆られたりしますが、それは自分の耳が良くなったせいで自分の本来の技術力に気づいた結果であり技術的には当然上手くなっているはずなので講師を信じて切磋琢磨してもらえればと思います。