調律の話①

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今回は【調律の話】

楽器を演奏している方で楽器に調律が必要な方は大勢います。
ギターやベース、ウクレレ、バイオリン、ピアノ、フルートなどなど・・・・

ギターなど自分で調律(チューニング)できる楽器は良いのですが、ピアノとなるとそうはいきません。ポワンポワンスタジオでも日進校はピアノコースがありますのでピアノが3台、ほぼ毎日稼働しています。定期的に調律はしてもらうんですが、調律師さんと話しているとその奥深さがわかります。

ピアノは鍵盤楽器ではありますが構造からすると弦楽器とも言えます。中に200本以上の弦が張られており、チューニングピンをまわして音を調整します。ギターは6本、ウクレレは4本ですから200本チューニングってすごいですよね。

一つの鍵盤に2~3本の弦が張られているので3本で音程をわずかにずらしたりすると音が厚くなったりといろいろな工夫があるようです。電子チューナーで合わせることも出来るらしいのですが良い調律師さんだとアーティストの望んでいる音にチューニング出来たり、その日の温度や湿度、音の響き方などで微妙に出る音を調整するらしいです。

昔、「もののけ姫」が映画化された際に久石譲さんがインタビューでピアノの調律について、「腐る一歩手前の調律」と希望されたような話を読んだ記憶があります。

現在の調律法は十二平均律というすべての音階を平均化した調律法が取られていますがドビュッシーが登場した前後までは別の調律法でした。※ドビュッシーははじめて平均律を使用した作曲家と言われています。

調律の話をするにはまず調律の歴史の話をしなければいけません。
逆に調律の歴史を知れば調律についてかなり理解できるようになると言っても過言ではないでしょう。

私たちは現在当たり前のように音楽を聞いてますが、ドレミファソラシドは人類が生まれたときから存在していたわけではありません。そもそも大正より前には日本にはドレミファソラシドの概念はなかったのです。僕らが大昔のものと認識している童謡や民謡などもほとんどはそれ以降に出来たものです。

逆にドレミファソラシドが日本に入ってくる前の音楽を聞く機会はほとんどありません。みなさんのスマホにも当然入ってないでしょう。せいぜい、祭りのお囃子やTVでごくたまに聞かれる雅楽程度かと思います。

例えば正月なると様々な場所で聴かれる「春の海」という箏と尺八の曲があります。
この曲なんかはもしかすると何百年も前の曲と思っている人もいるかもしれませんが昭和4年の曲です。

この世界にドレミファソラシドがいつうまれたかという議論はなかなかいろいろな見方ができるので難しいのですが1オクターブを12に分けられたのは紀元前6世紀頃と言われています。

ではそれまではどうしていたかというとみなさんがお風呂で鼻歌を歌うように単音で適当な音程で歌が歌われ口伝により伝わっていたのだと思います。一応3400年ほど前の石版から楽譜的なものは見つかっていますし紀元前2000年ほど前にも演奏方法を記したものが見つかっています。ただしその頃のものは全音階で出来ていたそうです。

音程を12にわけることを発見したのはピタゴラスだと言われています。
ピタゴラスは言わずと知れた三平方の定理を発見した数学者です。
※実は発見していないという説が有力ですが・・・・

続きは次回調律の話②で。

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