2017年 10月 の投稿一覧

ボサノヴァの歴史~まずはショーロから~

ショーロ

今回は「ボサノヴァの歴史~まずはショーロから~」

今回から2回に分けてボサノヴァの歴史に向き合っていこうと思います。

僕はよくボサノヴァ(ボサノバ)は弾きますし、聴きます。

ボサノヴァって昨今は日本でもカフェで流れるイメージがあると思いますし、オシャレなイメージでだいぶ市民権を得て来た感じがします。よく知っている人は「ボサ」と言います。

でも意外にボサノヴァがジャズの一派みたいな扱いを受けることが良くあります。

まぁでもボサノヴァが市民権を得て来た理由のひとつにジャズとの親和性があるとは考えられるのでそれほど気にはしてませんが。。。

ボサノヴァがブラジル音楽だって知らない人も結構いるかもしれません。ボサノヴァはジャズと一緒に捉えている方もいるかもしれません。でもボサノヴァとジャズは全く別物です。ジャズはアメリカでうまれ、ボサノヴァはブラジルで生まれています。今日この2つを同じカテゴリーと考える人がいるのもその歴史を振り返ると理解できます。ボサノヴァはジャズの歴史と比べると歴史が浅く、突然生まれたくらいに完成された状態で生まれた稀有なジャンルです。

そんなこんなでボサノヴァを愛する1演奏家としてボサノヴァの話をしていこうと思います。

音楽の歴史を振り返ると必ず、そこには宗教やカルチャー、その国の歴史的変遷を見ることが出来ます。

いきなりボサノヴァの話をしていくとなかなか理解するのが大変かと思いますのでボサノヴァの祖先のひとつ、ショーロの歴史を今回は振り返ります。
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まずはブラジルの歴史を少し話さなければいけません。

音楽の歴史とその国の歴史はとても深いつながりがあります。

最初はポルトガルの植民地でした。

ブラジルにいる人たちは白人、黒人、メスティーソといわれる白人とインディオとの混血の人々などが主にいます。

日本からも1888年の奴隷解放に伴い、労働力確保のために移民が多数ブラジルに渡ります。

アメリカとブラジル、両方ともに植民地からのスタートだったのは一緒ですがその後大きく違う点がひとつあります。

ブラジルは19世紀初頭にナポレオン一味に追われ、ポルトガル王朝が1807年から15年間ブラジルに避難していたという点です。都会化が進むわけです。

そのおかげでブラジルでは19世紀に宮廷音楽などヨーロッパから持ち込まれたものとアフリカから持ち込まれたものの融合が上流階級にまで浸透し、都会的な音楽であるショーロが生まれます。

ショーロの父「ジョアキム・カラッド」は楽団指揮者の息子として生まれ、フルート奏者として「Choro Carioca」というバンドで活躍しました。

ショーロは、フルート、ギター、カヴァキーニョという編成で演奏されます。

カヴァキーニョはこんな楽器。

カヴァキーニョは4弦の楽器でウクレレと祖先が一緒と言われています。

ショーロはこんな音楽です。

ボサノヴァに近いのわかりますか?

ベースの動き方、ウタータ・ウタータというリズム、ボサの源流だったのがわかります。

ボサノヴァのミュージシャンはショーロもよく演奏します。

次回はそんなショーロからボサノヴァが生まれ、世界中の人々に認識されるようになった経緯を書いていきたいと思います。

徒然日記「時代の流れをふと考える」

ヤングギター

何気なくネットを見ていたらヤングギターの11月号のテーマが「ギターと人体」とのこと。

僕が速弾きにあこがれていた頃はヤングギターもたまに買ってたと記憶していますが、最近は雑誌自体をほとんど買わなくなりました。本屋で中身を確認する程度くらいです。

あのヤングギターがまさかこんな真面目なネタに手を付ける日が来るとは思ってませんでした。
そもそもロッカーはあまり身体に気を使わない・・・というのが昔の風潮でしたので。

ジミヘンが若くして亡くなったりした影響でロッカーは「太く短くというのがカッコイイ」という印象を持ってしまったのだと思います。あとは年を取るということに関して数十年前まではとてもネガティブな印象を持っていました。

それから数十年たってミュージシャンもだいぶ身体に気を使うようになってきた気がします。

以前はタバコを吸う人が多数を占め、海外をみてもコカインなどの薬物が音楽業界自体に暗い影を落としていた時代もありました。現在はタバコを吸うことがマイナスイメージになりますし、薬物に手を出すミュージシャンはインターネットで晒され音楽活動が出来なくなります。昔の「ダーティー=カッコイイ」ではなくなって来たのです。

そんな時代の流れに乗ってミュージシャンも自身の身体に気をつけるようになってきました。
アスリートが精神論の限界を感じたようにミュージシャンも精神論だけでは無く理論的に考えるようになったとも言えます。

音楽教室もここ10年ほどでだいぶ様子が変わってきたように感じます。特に今はネット、SNSと情報が手に入りやすいので昔より選択肢が増えていると思います。昔は口コミ、紹介、看板やチラシなどで知っていた教室ですが現在だとまずはネットで調べる人も多いのではないでしょうか・

講師に関しても時代の流れを感じます。音楽講師は戦後からバブル期くらいまでは師弟関係が強くかなり縦社会の構図がありました。その結果、精神論になったり、厳しく、講師中心のレッスンになるケースも多々あったようです。ロックを習いに来たのにジャズの先生だったのでジャズを無理やり教えられたり、コンサートのチケットを無理やり押し付けられたり、ライブ時に荷物運びをさせられたりということがあったようです。今でもプロ志望の弟子と師匠の間ではある光景ですが、趣味でレッスンを受ける生徒さんにそういったことをさせることは現在はほとんどありません。

考えるとおそらく戦後から現在にかけて、講師業からサービス業にレッスンも変化をしているのだと思います。
講師業ですと音楽を教えるのが仕事になりますが、サービス業という括りにすると生徒さんが求めている要望に沿ったレッスンを行う。というように解釈がかわります。

生徒さんが教室に来るのはもちろん楽器が上達するためですが、プロ志望の人と、趣味の人では取り組み方や熱量が違います。
生徒さんの中にはレッスンの始めから終わりまでみっちりやりたい方がいる反面、雑談等をしながらそれなりにレッスンしてくれたほうがプレッシャーがなくていいという方もいます。仕事で帰りが夜遅くなる方に大量の宿題を出してもこなせませんし、練習すらままならない方に強く練習を勧めるのも時代の流れに合ってないと思います。

教室も楽器も量だけこなせばいいという時代は終わったのだと思います。という僕もそれほど厳しく教えられたことはないのですが生徒さんの中には「ビシバシお願いします!!」という体育会系の生徒さんもいるのでそういう人には宿題もたくさん出すようにしてますが、普段お仕事をされている人には「自分のペースで続けて下さい」と言っています。

ヤング・ギターの特集をみて時代を感じたそんな話でした。

ミュージシャン=アーティスト?

ミキサー

ミュージシャン=アーティスト?

以前、アイドルとバンド、クラブDJの音楽性の違いについて書きましたが、今回は「ミュージシャンとは?アーティストとは?」を書いていきたいと思います。

おそらく一般的にはミュージシャンとアーティストを比較しない方の方が多いと思います。

ちなみに日本語に直すと多少ニュアンスが違って感じます。
ミュージシャン=音楽家、特に演奏家
アーティスト=芸術家

芸術家というのは画家でも書道家でも写真家でもとにかく芸術活動に打ち込んでいる方全員ということがわかります。

こう書くと音楽家は全員芸術家ということになりますが、音楽を聞く上でそのくくりで考えてしまうと様々な弊害がおきます。

ここで問題はミュージシャンの説明が「音楽家、特に演奏家」というところにあります。
(※「音楽家、特に演奏家」という説明はネット上の情報を元にしたものです。)

音楽家と演奏家は2分されます。作曲家は音楽家ではありますが演奏家とか言いません。もちろん作曲出来るということはそれなりに演奏できると言うことですが、作曲家を自称している人が自身を「演奏家です」と自己紹介することはあまりありません。
作曲家は基本的には表現者と考えて差し障りないと思います。では演奏者=表現者かというと絶対ではなくなります。

演奏者=表現者という図式が基本なのは間違いないのですが、演奏者の中には演奏>表現と、本来なら演奏<表現であるべきはずが、優先順位が逆になってしまうことがあります。

演奏者の感覚として「表現として良い方を優先する」という気持ちは当然あるのですが、演奏者の演奏の賛否を最初に決めるのは視聴者ではなく、プロデューサーか他のメンバーか本人です。
演奏者がレコーディングで録ったテイクのうち片方が「荒いが勢いがある演奏」、もう一方が「まとまっているが勢いがない演奏」だった時に演奏者としては前者が良いと思っても他者が後者を選択することも多々あります。現在はハードディスクレコーディングでいくつかテイクを録音してあとから差し替えなども楽にできますので後でテイクが差し替えられたり、なくなったりすることもあります。

またそもそも演奏者の考える良い演奏とプロデューサーが考える良い演奏のイメージが違うことすらありますので仕方がない部分もあります。ただ本当のプロフェッショナルの人たちはプロデューサーが考える良い演奏を再現出来るのだと思います。またバンドだとメンバー間で良いテイクの選択が違うこともよくあります。

ここで最初の「ミュージシャン=アーティスト」なのかというテーマにもう一度戻ります。アーティスト=ミュージシャンではないことは先程書きました。

「ミュージシャン=アーティスト」なのか=「演奏<表現」or「演奏>表現」なのかという事になります。
「演奏>表現」だとすると表現よりも演奏を重視するのでミュージシャン≠アーティストということになります。
「演奏<表現」の場合にのみ「ミュージシャン=アーティスト」といえると思います。

 

「演奏<表現」が非常に強いアーティストだと平気で自分の楽器を持ち替えてしまいます。逆に言えば音楽でなくても一番表現性が高い表現方法を選択するとも言えるでしょう。

例えばボーカリストが絵を書いたり、絵かきが小説を書いたりするのはよく見ます。またマルチなスキルを持っているアーティストも見かけます。
演奏より表現が優先しすぎることで演奏が蛋白になってありがちな曲になることもありますし、演奏が優先しすぎて自己満足的な装飾が多く、難易度が高い曲になることもあります。

楽器の練習をとても真面目にしている人たちからみると表現に重きを置きすぎて演奏がおろそかになっている人たちは不真面目に映るのかもしれませんし、表現に重きをおいている人たちから見る楽器の技術や演奏スピードの速さなどに重きをおいている人たちは大道芸に見えるのかもしれません。

結局のところバランスがミュージシャンの立ち位置を決めるという点は間違いがないと思います。

こういう視点で見てみるとアートの立ち位置って抽象的で難しいですね。

運動神経と演奏能力

演奏能力

今回は運動神経と演奏能力について。

さてこの2つの相関関係はあるのでしょうか?

私的には意外でしたがよくこの「運動神経と演奏能力」を比べる人はいます。

「握力があるからコードを押さえられる」

「運動神経が良いから速いフレーズが弾ける」

「運動神経がないから演奏スピードについていけない」

などなど、ひどいと楽器が弾けない理由を運動神経と結び付けたがる人はいます。

まぁ確かにノロノロした人だとあまり楽器の演奏も上手くなさそうに感じますが。。。

あとは「運動が出来る人」=「体で覚えるのが上手な人」という発想もありますね。

これは難しいところです。

「体で覚えるのが上手な人」=「上達する人」という構図はあってますからね。

で実際のところはどうなんでしょうか?

また「リズム感は運動神経と比例する」と言われるとそうな気もしてきます。

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こんな実験が行われたことがあります。

「滋賀県と茨城県の中学生計487名に対し、数々のリズムテストと運動テストを実施し、結果を比較」

した結果

「仮説に反し、運動能力とリズム感の相関関係は認められなかったキラキラ」とのことです。

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僕が今まで教えた生徒の中にも運動神経が良い生徒とそうでない生徒は当然いました。

結果論から言うと相関関係はみられませんでした。

・・・・が、僕は多少は関係があると考えています。

ただし「運動ができる」=「楽器が弾ける」は間違いだと思います。

僕の思うところは

「体の使い方をきちんと認識できている人は運動でも演奏でも効率よく練習ができ、その結果一般の人よりも早めの成長が見込まれる」

ということです。

「運動ができる人」って2タイプいると思うんです。

・1つは先天性的に身体能力が高い人

・自分の体を使うのが長けていてそれにより人よりも運動が出来る人

たとえば走り高跳びなんかは当然身体的な特徴がかなり重要視されると思います。

柔道も体重別になっているくらいですから身体的特徴と成績がある程度比例すると思います。

ただ球技やチーム競技などは頭や個々の役割も重要な要素ですのである程度は頭を使うことでカバーできると思います。

ここでいう後者の

・自分の体を使うのが長けていてそれにより人よりも運動が出来る人

のケースだと演奏するのも効率よく練習できるかもしれません。

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ちなみに僕は完全に後者ですね。

運動は中の上くらいでしょうか?今でも体力や運動に関してはそれほど出来ない気もしませんが自慢できるほどではありません。

ギターの演奏技術も長年こつこつ練習してきた結果で、練習方法の効率化が今の自分を作っていると思っています。

なのでまとめると「そんなに気にすることはない」

という結論です。ただし体で覚えることには違いが無いので反復練習は必要です。

ただ、運動選手でも得意不得意はあるようです。先日読んだニュースなんですが、自分自身の名がついた技を持つ体操で有名な白井選手も昔は運動が苦手だったような話を目にしました。運動神経にもいろいろなパターンも有るのだと思います。

これは運動でも演奏でも一緒ですよね。

ドレミファソラシドはどこから来たのか?

ドレミファソラシド

 

今回は「ドレミファソラシド」の雑学

音階を発明したのはピタゴラスだという話は以前しましたが、その音に名前をつけたのは誰でしょう?

そもそもこの「ドレミファソラシド」音符って誰が命名したんですかね?

この「ドレミファソラシド」にも意味があると考えるのが適当ですからね。

では「ドレミファソラシド」の秘密を解き明かしていきましょう。

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実は音階は昔は

Ut・Re・Mi・Fa・Sol・La

と言ってたらしいです。

「ド」と「シ」がありませんね・・・

もともとは1024年イタリアの僧侶ギドー・ダレッツオと言う人がカトリック教会での「聖ヨハネの生誕」の祝日に歌われる『聖ヨハネ讃歌』の歌詞の各節の歌い出しの音が、順々に一音ずつ上がっているので、それぞれの音の名前として、各節の歌い出しの歌詞である「Ut・Re・Mi・Fa・Sol・La」をつけたのがはじまりだそうです。

ただ、これだと「シ」がないのですが、「シ」がつけられたのは17世紀。

・・・・それまでどうしていたんですかね??

17世紀に「Sancte Ioannes(聖ヨハネ)」の頭文字をとって「Si(シ)」と名づけられたようです。

※参考HPから抜粋

では「ド」はどこにいったのでしょう?

「ド」にあたる「Ut」が発音しづらいため、「Dominus(支配者)」の「Do(ド)」に変更されたようです。

いや~、このDominusって結構音楽理論などでの用語で関連した言葉が出てくるんですが、こんなところにもいましたか!!って感じですね。

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これに付随する雑学をせっかくなんでもうひとつ。

「ドレミファソラシド」と言えばドレミの歌。

おそらく日本では知らない人はいないのではないのでしょうか?

「ドはどーなつのドー」ってやつですね。

もともとは1959年に公開されたミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の中の1曲。

これっていくつも日本語訳があるってしってました?。

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Doe, a deer, a female deer

Ray, a drop of golden sun

Me, a name I call myself

Far, a long long way to run

Sew, a needle pulling thread

La, a note to follow sew

Tea, I drink with jam and bread

That will bring us back to do.

ドはディアー メスの鹿

レ(レイ)は雫 光り輝く太陽の

ミーは名前 自分を呼ぶ名前

ファーはずっと遠く

ソーは針と糸

ラはソーの次

ティー(シ)は紅茶のお供にジャムとパン

さあドに戻りましょう

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これは直訳のものです。

まぁ流れは一緒ですね。でも中身はずいぶん違います。

もともと言葉遊び的な歌詞なのでそこは仕方ないでしょう。

面白いのは「シ」の部分ですね。

「ティ」になってます。ティの方が近いいんですかね??

ちなみに僕らが記憶しているのは「ペギー葉山」バージョンでそのほかにも2人、日本語の歌詞をつけています。

3人とも1963年に出したのですが、メディアの露出とかですかね??今ではこの「ペギー葉山」バージョンが一般的になっているようです。

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ドは ドーナツのド

レは レモンのレ

ミは みんなのミ

ファは ファイトのファ

ソは あおいそら

ラは ラッパのラ

シは しあわせよ

さあ うたいましょう(ランランラン)

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他の2人のを全部書いていると長くなってしまうので最初の「ド」と「レ」だけ・・・

宮城まり子

「ド、甘いドロップのド」「レ、レンゲの花」

九重佑三子

「ドはどこまでも」「レはレンゲ草」

アイドル、バンド、クラブDJの音楽的相違

テクノ

今回は音楽シーンを牽引する「アイドル、バンド、クラブDJ」という3つのグループの音楽的相違について書いていきたいと思います。

本来はここにクラシック音楽やヒップホップ、ジャズなど様々なカテゴリーの音楽を並べるべきですが、煩雑さを避けるためにあえて皆さんに馴染みの深い音楽を比較して書いていきたいと思います。

結論から言うと今回この3つのグループの違いを知っていただくことで音楽の楽しみ方が変わる人がいたらいいなぁという気持ちで書いています。

アイドルとバンド、クラブDJはどれもCDをリリースします。ヒットチャートなどもこの3つを一絡げにして取り扱っています。
取扱に異論はありません。ヒットチャートはどれがヒットしているかが大事であってその内容や哲学や方向性などは元々示そうとしてないからです。

ただ一般リスナーの方々がこの3つを同じ土俵に並べてしまうのには危険を感じます。それはこの3タイプは全く違う音楽性で活動しているからです。

もちろんこの3タイプのグループが同じ方向で曲を書くことは可能です。例えば愛や平和をテーマに曲を書くことはどのグループにもできます。

アイドルの曲をバンドが演奏することも出来ますし、バンドの曲をクラブDjがリミックスすることも出来ます。
逆に言えばだから尚更一般の人たちは同じ土俵に並べてしまうとも言えます。

ただアイドルの曲を聞く感覚でクラブDJのリミックスを聴いてもしっくり来ません。
クラブDJのリミックスにはただ低音がループし続けているものもたくさんあります。
僕も昔ハウスの曲を知り合いに聞かせたら

「ねぇ、これいつ歌が始まるの?」
と聞かれたことがあります。

そもそも日本の歌謡曲を中心に聞いている人にとっては曲にはイントロがあり、Aメロがあり、サビがあるものだという固定観念がついているのです。

ただそれはポップスの世界の話であり、ハウスやテクノの世界ではそれは常識ではありません。
メロディーが一切登場しない曲もたくさんあります。

このように音楽にはジャンルによって聞き方があります。あまりジャンルというカテゴリー分けする事に関しても好きではありませんが、マクドナルドとフレンチレストランとスターバックスとメイドカフェを同じ土俵に上げるようなものです。全ての場所で飲食は出来ますが、それぞれ求めるものは違うでしょう。

アイドルはもともとエンターテイメントを提供することによって表現が成立しています。ダンスやMC、その他のサービスも含めて表現なのです。
アイドルがミュージシャンなのかアーティストなのかは賛否両論あるかと思いますが、表現という範疇にいれるならそういうことになります。

バンドは曲が表現の全てです。その表現の素材である曲をライブでどう忠実に人に届けることが出来るかが要になります。

クラブDJ(クラブ系ミュージシャン)の表現はもっと曖昧な場所に存在します。テクノなどは歌詞もなければメロディーもないケースがほとんどです。理解できない人は映画のサントラを思いだすといいかもしれません。映画を見ていてアクションシーンで流れる音楽は大抵はアイドルの曲でもなければバンドの曲でもなく、歌詞もなくメロディーも曖昧なものです。効果音として捉えてもいいくらいです。

そのシーンを見ている時に高揚する感覚を味わったのであればその音楽が高揚感を高める効果があったと言うことです。

音楽にはそのように人の精神のリズムを左右させる効果があります。クラブ音楽はその効果に特化したカテゴリーと考えることが出来ます。
クラブという暗い箱のなかで様々な配色のライトがフロアを照らし、スモークが排出され、そのスモークにライトがあたることで音楽と相成って瞑想しているような状況を引き起こします。そこにいる人は踊りながらひたすら精神を高揚させたり沈めたりを夜通し繰り返すのです。

このように考えるとこの3タイプがまったく別物の音楽ということがわかると思います。フレンチレストランにいくつもりでメイドカフェに入ったらその料理におそらくがっかりするでしょう。逆にメイドカフェにいくつもりでフレンチレストランにいったらそのサービスに違和感を覚えるかもしれません。

この3タイプの音楽を聞く際に頭の片隅で覚えておいてもらうと違う聞き方が出来るかもしれませんね。

はじめてのライブ【最終回】

ライブオーディション

今回は「ライブをする」4回目、最終回です。

1~2回目はライブハウス、前回はイベント等でライブをする方法について書いていきました。今回はその他のライブ形式について書いていきたいと思います。 続きを読む

はじめてのライブ【イベント・お祭り】

お祭り

今回は前々回からの続き、「ライブをする」ことについて書いていきます。
前回までが「ライブハウスでのライブ」をするまでのプロセスを書いていきましたので今回はライブハウスでない場所でのライブについて書いていきたいと思います。 続きを読む

はじめてのライブ【続ライブハウス】

ライブ

今回は前回の続き、

前回はライブをする手段の1つライブハウスに出演するのに必要な条件を書いていきました。

【5人以上はお客さんが呼べる見込みがあること】
ということでライブハウスは集客があっての経営です。お客さんが来ないとライブハウスの経営は成り立ちませんので当然1バンド10~30程度のノルマが課されます。 続きを読む

はじめてのライブ【ライブハウス】

ライブハウス

今回はバンドマンにとって最初のステップ。「ライブをする」ことについて書いていきたいと思います。

もしかすると最初のステップはメンバー集めだったり、スタジオデビューだったり、オリジナルの作曲だったりするかもしれませんが・・・・

バンドを組んでスタジオ入ったりして慣れてくると当然「ライブしよう!!」ということになります。ライブをすると言ってもいろんな状況でのライブがありますので今回はいろんなシュチュエーションでの「ライブする」ということについて書いていきます。 続きを読む