DTM&コンピューターミュージックの歴史④、1980年代

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ミュージ郎
 今回は「DTM&コンピューターミュージックの歴史④ 1980年代」

いよいよというかようやくというかDTMという言葉がでてきます。

1988年、ローランドから「ミュージくん」というソフトが発売されます。

こちら!!

内容は

MT-32・・・・音が入っている、音源モジュール、これによりコンピューターで指定した音が指定した場所で指定した長さで出てくる。

MPU-PC98・・・PC9801(というパソコン)とシンセサイザー、MT-32をつなぐ機械、MIDIインターフェイス。

シーケンスソフト・・・これを使ってパソコンでプログラムをし、そのプログラムに沿って音楽が演奏される。

これでさておいくらでしょう??

98000円!!

高い?安い?

まぁでも前回書いたシンクラヴィアなんて何千万もしますからね。。そう考えると信じられないくらい安いんじゃないでしょうか?

一般人でも手が出せます。

この箱にDESK TOP MUSIC SYSTEMと書いてあったのが「DTM」という言葉のはじまりです。

画面はこんな感じ

作業環境はこんな感じ

ブラウン管ですね。。。懐かしい。。。(これの処分には大変困りました。壊れた時はとりあえず叩いてましたし)

そして1980年代に登場し、今もDTM&コンピューターミュージックに欠かせないものと言えば「MIDI」という規格。

MIDI=Musical Instrument Digital Interface

これが何かというと、1970年からいろいろなシンセサイザーが出てくるわけですが、コンピューターで曲をプログラムしてこのシンセサイザーに命令をだそうとするとコンピューターとシンセサイザーをつながなくてはいけませんよね?

でもその規格が統一されていないと困ることが予想されます。

たとえば2台の違うシンセサイザーを1台のコンピューターで動かそうとしたときに上手く2台のシンセサイザーに命令を出さなければいけないのです。

そのために1983年日米の音楽機器・ソフトメーカーによって演奏のための信号に関する標準規格であるMIDI Standard 1.0が発表されました。

また、1991年には日本MIDI評議会(現在の音楽電子事業協会)とMIDI Manufacturers Association (MMA) によってGM音源ができます。

GM音源はいろいろな機器に同じ音源を入れることでデーターの交換が容易になります。

お互い同じ音源を持っているのですから、わざわざ相手が持っている音源を持つ必要がないんです。

今は大容量のデータもネット上で遅れますし、各機器もそれに対応できるだけの容量を備えていますが、当時は1曲分の音声データすら入らないくらいの容量のパソコンしか一般人には手に入りませんので、データー量を小さくする必要があったのです。

現在はMP3など音声データ自体をやり取りできるので歌をそのままもらうことができましたが、MP3が登場するのが1998年以降ですから、当時は音声の圧縮技術も無くデーター量を抑えることがとても重要な意味を持ったのです。

GM音源以外にもGSやXGなど同じようなものは各社出していましたが、それぞれGM音源の拡張版だったためGM音源での対応は可能でした。


ちなみに皆さんカラオケに行かれる方も多いと思います。

カラオケの音源はこのGM音源の拡張版であるYAMAHAのXG音源が多いです。

「これ、ギターの音っぽいけど本物ではなさそう」

と思ったらXG音源かもしれません。


次回は最終回1990年代、いよいよ本格的なDTM時代の到来です。

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