アンプ

ジャズのコンボでサックスやピアノに負けない音量を得るために開発されたエレクトリックギターを適当な音量に増幅するアンプは、当初出力を適度にコントロールし、クリアなトーンを得るためのものであったが、ブルースミュージシャンたちが安い真空管アンプのボリュームをフラットし、強引にアンプを働かせ、歪みを持ったそれをならしたときに、アンプの役割は大きく転換した。ナチュラルクリーントーンからはかけ離れた、真空管アンプの歪み=オーバードライブこそが、無知なロックミュージックに不可欠なサウンドを用意した。その後トランジスタを使ったアンプが登場し、真空管アンプのオーバードライブシュミレーションするようなエフェクターと組み合わせてアンプに頼らない歪みが作り出されてましたが、いまだに多くのミュージシャンは真空管アンプによる歪みを超えることはないといい、ギターと同じようにアンプの選定に気を使っている。アンプの代表的なメーカーは、フェンダーとマーシャルである。これはメーカー名というよりも2つの代表的なサウンドというべきだろう。フェンダーの比較的早い歪みで独特のリバーブがあるサウンドはロックンロールやギター・インストの代名詞だった。一方マーシャルでは高出力のレスポールギターとの組み合わせで、70年代ハードロックサウンド生んだ。

フィードバック

エレクトリック・ギターをアンプを通して大音量で間を鳴らし、弦の振動が残ったままの状態でギターをアンプの方に向けて近づくと、強烈なハウリングのような持続音が得られる。これがフィードバックで、アンプのスピーカーから出てくる音が元の弦を振動させその振動をギターのピックアップが拾い上げることにより音のループ状態が出来上がる。フィードバックによって音圧が高まると、強力なディストーションとサスティーンが得られるが、これを演奏法として積極的に取り入れたのがジミヘンドリックスである。ジミヘンドリックス以降、様々なエフェクターの発達によって同様の効果より確実かつ簡易に得られるようになっていた。コンプレッサーやサスティナといったエフェクターやEBOWと呼ばれる弦を滑らせる磁気アタッチメント、あるいはギター自体にフィードバックシステムを組み込んだものまで、多岐にわたる。しかしそれはシュミレートされたものでは得られない力強さがギターとアンプから生み出されるプリミティブなフィードバックにはある、今もなおシンプルな構成でフィードバックを生かした演奏を行うミュージシャンは多い。特にパンク以降、ノイズが重要な要素となり改めてフィードバック音自体に焦点が当てられるケースが増えてきた。

エコー

エコー、ディレイ、リバーブはしばしば混同して使われる。これにはやむを得ない事情もある、電気と、それらを人工的に作り出すマシンのようが同じせいもある。昔からある大きなスタジオや放送局にはリバーブを発生させる部屋があるがこれはなぜかリバーブルームではなくてエコールームとよばれている。混同はこの辺から始まったらしい。カラオケで皆さんが自分の声に応えているのはエコーだと思われてるかもしれないが、実際には遅延素子を使った一昔前のアナログ式のリバーブやでであったりする。リバーブは異なるディレイタイムを持ったエコーが複雑に反射しあい、混ざりあったので大ホールなどは反射が複雑なので残響が長いというわけである。かつては、個人だとリールテープなどを使って瞬間的に原音を再生し、再生したものをまた録音再生に戻すという方式でディレイ効果を生み出すマシンや前述した遅延素子を使ったアナログディレイやエコーマシンがあった。現在ではデジタルディレイやデジタルリバーブ、さらにそれ以外のデジタルエフェクトを組み込んだオールインワンタイプのデジタルエフェクターの普及によりアナログ式は貴重品になっている。

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