ビート

ビートとは反復される周期のことリズムという。地球の自転とか、道の満ち干きとか、あるいはバイオリズムや、出たり入ったり上がったり下がったりというような1連の動きを1つの単位としてそれが反復される規則や周期をリズムという。

これに対してビートというものはそのようなリズムの中につけるアクセントのパターンのことを言う。楽譜で言うならば1小節とか4小節などと言う単位が1つのリズムの単位でこれを4つに分ける4拍子や3拍子というのがビートだ。
さらに4拍子の1、3拍にアクセントがくること、逆に2拍、4拍に来ることをそれぞれオンビートとオフビートと呼ぶ。またロックンロールでやるようなドラムのシンコペーションのアクセントなど、反復されるパターンをビートのパターンという。さらにビートという言葉には日本語でいうノリに近いニュアンスもあるようだ。どの程度スクエアか、ルーズか、あるいはダンサブルかということもビートには大事な要素だ。もともとダンス音楽から始まったロック、特にロックンロールにとってどのようにビート作り出すかということは、ときにはメロディーやしやアレンジをより重要なることがあるはずだ。

エイトビート

クラシックではテンポや拍子は旋律の速さやリズムから決められるようだが、ポピュラー音楽では一般に、ドラムスのパターンを基準にして表紙やテンポが決定される。

ロックドラムは1小節にハイハット、シンバル八回、スネアが2回叩かれる。ハイハットは八分音符で連続して、スネアは四分音符で2拍目と4拍目がたたかれるのがほとんどだ。これはロックドラムの典型で早い曲でも遅い曲でもこのパターン、特にスネア基準として小節と区切りとテンポが決められる。

これに対してバスドラムは曲によって比較的自由に変化する。そのビートにベースやリズムギターが従ってその曲のビートを特徴づけることも多いが、そのビートはハイハットが示す8分音符のビートを単位とするのでロックが俗にエイトビートと言われるわけだ。

したがってロックの楽譜などは8分の1拍子で書くのが本来なんだろうが記譜の基礎となったクラシックであまり八分の八拍子という書き方をしないためなのか、ロックの譜面は4分の4拍子で書くのが一般的のようだ。ロックの曲の全てがエイトビートで作られているというわけではないが、ジャズの4ビートと、フュージョンを16ビート、ロックをエイトビートと大雑把に区別してエイトビートがロックと道義的に使われることもしばしばある。

スリーコード

コードネームB♭からE♭からF7はロックンロールの番号。通称ジョニー・B.グッド。これさえわかれば今日からロックンロールで最初に耳にする言葉はスリーコード。

この魔法のルールは何も音楽の知識じゃない子供たちをパッションさえあれば活かしたロックンローラに化けさせてしまう呪文のようなものである。この組み合わせパターンを少しずつ覚えていき、そして片っ端から適当なリズムでギターをかきならし詩をがなりたてる。
そういったことでロックは作られたのだ。ビートルズももちろんここから始めることができる。
ロックはブルースと同じくスリーコードからしまったと言える。ロックが複雑に進化し、もともとのパッションを忘れかけていた頃、パンクスが出てきた。パンクスはロックンロールが忘れてしまった原点を思い出してスリーコードで十分ということも世間に示した。steely Danのファンである人たちは鼻で笑うかもしれないが9thや11thなどとテンションコードの響きは心地良いがただそれも土台のコード進行やハーモニーがしっかりしているから成り立つのである。

基本はシンプルなコードの展開に耳を傾けそこからどんな旋律を導きだしてくるかにかかっている。ビートルズの初期のナンバーもかなりの量がの曲がそのようにスリーコードで作られている。

ギター

ギター族の楽器はイスラム世界に広く根を張る楽器で、ギターが完成したのは近世イベリア半島であると言われている。ギター族はヨーロッパ世界にはあまり浸透せず、大航海時代のコンキスタドールとともに新大陸へ渡り、彼の地でさらに発展を遂げた。

メキシコのマリアッチやブラジルのショーロに見られるように中南米では大小様々なギターが用いられている。北米のギターの大きな特徴はスチールの弦を用いることだ。世界的にはギター族の楽器はガットその頃で羊の腸か、もしくは現在のナイロン弦とスチールの起源を併用することが一般的で、北米のギターはかなり異端といえるが、このスチール弦を用いるということがピックアップを用いるエレキギターを産み出したのだ。
ロックではギターというとエレキギターを指すほどにエレキギターが浸透している。ギターはロックの花形であり、ときにはボーカリストよりも重要な存在ですらある。ギター花形になっている音楽は世界中にさほど多くないこと思えばロックの歴史はギターの歴史であるとも言える。
それはエレキギターのアンプの技術的な発展の歴史であるとともに、ギタリストたちのテクニックやスキルの歴史であり、ひいてはギターを中心としたアレンジメントの歴史のそのものなのだ。

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