ブルース

鼻にかかった田舎くさい発音それに相応するギンギンした音色のエレキギター単調な4ビート。すすり泣くスティールギターというのがカントリー音楽という言葉を耳にした時に思い浮かべるサウンドだろう。アメリカ南部の労働者階級のポピュラー音楽としてカントリー音楽が発展仕出したのはレコードとラジオが、メディアとして登場した1920年代後半のことだった。イギリス系移民の民族音楽にアフリカ系アメリカ人の音楽の要素と北部都市のポピュラー音楽等取り込んだこの音楽が、右のような特徴を持つようになったのは40年代に入ってからで50年代のハンクウィリアムスで定着した。そのウィリアムスなどを聞いていた南部白人の若者が同じ南部の黒人の音楽に共鳴して始まったのがロカビリーでありそこからロックが始まった。日本の演歌に相当するところがあるカントリーに対しては知識人の間に反発があると同時にルーツを感じる人も多い一方電気を用いず民族性を留めながらジャズに似た高度な演奏技術を特徴とし都会受け、知識人受けをするグループカントリー音楽に比べるものでElvis Presleyジュリー・ガルシアを例として影響受けたロックミュージシャンも少なくない

ロックンロール

ロックンロールは通常1955年頃から見られる黒人R&Bと白人C&Wを合成した若者の音楽と定義されている、すなわち50年代のエルビス・プレスリーやチャック・ベリー。ヴェル・ヘイディー等のサウンドがイメージされているが実際にはこの用語の正確な定義は今もって確立していない。なんとか満足な定義を試みるならロックンロールの発展形態とみなされているロックの対抗概念として見ておくべきだろう。つまりロックンロールはsound market、自意識の面で全てが未成熟の形態にあった。反してロックはレコードが芸術の1スタイルに成長し大規模に統合されたビジネスと化し、ミュージシャンとリスナー双方がひとつの生き方としての社会的な知識を持っている。より具体的に言えばロックンロールとロックの区別は何らかの形でビートルズ(あるいはボブデュラン)からのinfluenceの有無を見るとメルクマールとしているまたロックはビートルズ出現の1960余年を起点とし67年の彼らのアルバムsergeant papersを決定的な転換点としている。従ってロックンロールの発展最盛期は1955年から63年にかけてということになるなおこの用語を流布させた人物は当初これを黒人R&B音楽の偽名として使っていたDJアランフリードである

ページの先頭へ